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時計型活動量計

2016年01月16日 | 気になるネタ

 Q:年末年始にだらけてしまい、案の定、体重が増えてしまいました。さりげなく身に付けられるもので、運動不足対策になるデジタルツールはありませんか?

 A:活動量計を使えば日常的な運動量が測れるので、自分の生活を客観的に見直すことができます。家電量販店には、歩数計のようなシンプルなものから心拍センサー付きの高機能なものまで、さまざまな活動量計があります。さりげなく身に付けたいなら、フィットネス系の時計型活動量計がいいでしょう。

 ナイキやアディダスのような大手スポーツメーカー製から、携帯電話会社が発売しているものまで多種多様ですが、今回は昨年11月にスポーツ機器メーカーのポラール・エレクトロ・ジャパンが発売して話題を呼んでいる「Polar A360」(税込み2万7864円)=写真(1)=を紹介します。

 一見すると普通の腕時計ですが、手首に装着するだけで歩数や歩いた距離、消費カロリーを測るほか、睡眠時間や座り仕事をしていた時間、運動時にはトレーニング効果なども計測します。時計の内側に光学式心拍計のセンサーが付いており=同(2)、ここで手首の血液の流れを読み取り、正確な心拍数を計測する仕組みです。取扱説明書には手首の外側に装着するように記載されていますが、内側でも問題なく使えました。ベルトは白、黒、青、緑、ピンクがあり、付け替えも可能です

最初の設定はパソコンまたはスマートフォンで行います。専用アプリをインストールしたパソコンやスマホにA360を接続し、身長や体重、生年月日とともに目標とする運動量を設定。その後、手首に付けます。この事前設定だけで、以後は内蔵されている加速度センサーがユーザーの体の状態を記録します。

 たとえば、ランニングやサイクリングなどの運動時には、画面にタッチして「トレーニング」からその種目を選ぶだけです。運動が終わったら画面左下のボタンを押して終了します。A360にはボタンが1つしか付いていませんが、代わりに画面タッチで操作できるので、むしろわかりやすいでしょう。運動が終わったら、消費カロリーや運動時間、心拍数などが表示されます=同(3)。その一方、一定時間動きがないと、「さあ、動きましょう!」という画面表示とバイブレーターで運動を促してもくれます=同(4)。

 こうして計測したデータは、A360をスマホやパソコンと接続した際、自動的に機器側に蓄積されます。蓄積されたデータは、月や週、1日単位で振り返ることができ=同(5)、「動きましょう」のチェックが入った回数も「低活動スタンプ」としてデータに残ります。私は昨年12月の師走でさえ、1日で最大5回の低活動スタンプが押されてしまいました。ライターがいかにダラダラ過ごしているか一目瞭然ですね。

日、週、月単位で活動内容を分析し、「アクティビティ効果」という一言コメントが表示されるのも面白い機能です。熟睡度も測定し、睡眠時間と睡眠内容にまで言及するので、24時間ずっと付けておきたいものです。いわゆるスマートウオッチはバッテリーがもたないことがネックですが、A360は1日24時間の連続使用でも最大12日間稼働し、防水性もあるので、一日中身に付けて使い続けられます。

 ちなみに、トレーニング内容は初期設定ではランニング、ウオーキング、スイミングだけですが、「Polar Flow」のサイトではゴルフやサッカー、ハイキング、水上スキーやウィンドサーフィンの設定が提供されており、選択して登録できます。ランニングも、ロードランニングやトレッドミル、トラックなど種目別に登録できます。

 目標運動量は、あまり運動しない「レベル1」から、肉体的にきつい仕事やスポーツの「レベル3」まで3段階で設定できます。私はほとんど動かないので1を選びました。このレベルをクリアするためには、立ち仕事なら7時間20分、ウオーキングでも2時間11分かかりますが、ジョギングだと58分でクリアできる運動量です。これがレベル2ではジョギングが1時間13分、レベル3では1時間30分必要になります。

 体を動かす習慣が身に付いたらレベルを上げてみましょう。目標を持てば、体形も生活も必ず変わるはずです。 (松本佳代子)



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