中国政府傘下の中国環境モニタリングセンターは19日、国内の主要74都市の1~3月の大気汚染状況を発表した。
汚染度ランキングでは、微小粒子状物質(PM2・5)などによる汚染が世界を驚かせた首都・北京でさえ17位で、大気汚染が全土に広がる深刻な実態を示す結果となった。ワースト3は、河北省の唐山、石家荘、陝西省西安だった。
日本人を含む多数の外国人が滞在する都市では、天津が北京よりさらに悪く、16位。広州は30位、上海は52位、大連は61位だった。最も汚染度が低かったベスト3は、海南省海口、浙江省舟山、チベット自治区ラサだった。
同センターは「1、2月の広範囲で長期間にわたるスモッグと3月の黄砂が影響した」と分析している。