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豚の生レバーや生肉が禁★

2015年05月31日 | おいしんぼうネタ

     

                 写真は鳥刺し   この記事とは関係ありません。


牛に続いて豚までも…。厚生労働省は27日、6月中旬から飲食店などでの豚の生レバーや生肉の提供を禁じることを正式に決めた。

食品衛生法に基づき牛レバーと同様に中心部までの加熱が義務付けられ、違反した場合は刑事罰も科される。食中毒を防止する措置ではあるが、生食規制が鶏や馬など他の食肉に広がる恐れもあり、“生食ファン”の間では動揺も広がっている。

 27日の薬事・食品衛生審議会の分科会で了承された。厚労省によると、豚の肉や内臓にはE型肝炎ウイルスが含まれていることがある。食中毒防止のため飲食店がレバ刺しやタタキ、ユッケといった生食で消費者に提供することを禁じるほか、牛レバーと同様に中心部を63度で30分以上加熱するよう求める。小売店が生食用として販売することもできなくなる。

 これらは食品衛生法に基づく規格基準に盛り込まれ、違反があれば2年以下の懲役か200万円以下の罰金が科される。

 厚労省は一般消費者に対しては、豚肉を生で食べないことや、肉の中心部を75度で1分以上加熱することを呼び掛ける。

 国立感染症研究所の調査ではE型肝炎患者の報告数は2011年に55人だったが、14年は146人と過去最多に。新たな検査方法導入も要因とみられるが、推定される原因食材は豚が最も多かったという。

豚のレバ刺しは12年に提供が禁止された牛の代用品として注目を集める以前から、一部の居酒屋などで根強い人気を誇っていた。それだけに飲食店関係者からは「決定には従うが、ファンも多く残念」との声も漏れる。

 フードジャーナリストのはんつ遠藤氏は、「豚のレバーや生肉に関しては以前から危険性が指摘されていたので致し方ない気もするが、食文化としては痛手だ。牛レバーの生食が国内で禁止されたときは、東南アジアなどに行って食べる日本人がいた。今回もそういう流れが起こるかもしれない」と指摘する。

 肉の生食をめぐっては、牛や豚以外にも「鶏刺し」や「馬刺し」、沖縄の郷土料理で「ヒージャー」と呼ばれるヤギの刺し身などもある。

 前出のはんつ氏は、「食肉の生食は避けてほしいというのが国側の本音だ。鶏や馬はリスクは少ないとされているが、食中毒の危険はゼロとはいえない。『食の安全』を徹底するなら、すべての生食が禁止される可能性もある」と危ぶむ。

 日本の食文化が大きな岐路に立たされている。



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