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旭化成ホームズ「ヘーベルハウス」

2015年09月14日 | 気になるネタ

決壊した鬼怒川の濁流にのみこまれた茨城県常総市で、周囲の住宅が流される中、1軒の戸建て住宅がポツンと残った。流されてきた住宅が衝突しても大きく崩れた様子はなく、家の中に取り残された住民は自衛隊によって無事救助された。

 救出劇がテレビで中継されると、ネットでは「白い家、流されずにすごい」「作ったメーカーすごくない?」と話題を集めた。

      

■「これで何人もの命が救われた」と白い家をたたえる

 2015年9月10日13時15分ごろ、常総市三板町地区で鬼怒川の堤防が決壊。付近の住宅街には洪水が押し寄せ、家屋や木が流された。

 生々しい映像がテレビ中継される中、洪水により1階部分が浸水しながらも1軒の白い戸建てが流されずに残っている姿がネットでは大きく注目された。

 洪水で流されてきた付近の住宅2軒や倒木がぶつかっても、傾いたり、倒壊したりすることはなく、2階ベランダに逃げた住民は自衛隊に無事救助された。流されてぶつかった住宅にも人がいたため、「これで何人もの命が救われた」と白い家をたたえる声がネット上には相次いだ。

 翌11日朝の時点でも、周囲には大破した家屋の残骸や車、倒木などが散らばる中、この家はしっかりと残っていた。

 

どこのメーカーが建てたのか

 この住宅の頑丈さに驚いた人は多く、ネットではどこのメーカーが建てたのかと話題を集めた。外見や過去の街の航空写真などから特定は進み、旭化成ホームズ「ヘーベルハウス」の戸建て住宅であることが分かった。

 ヘーベルハウスの特徴は外壁や床などに建材「ヘーベル」を採用している点だ。ヘーベルは軽量気泡コンクリートで、軽くて強度が高く、駅や高層ビルにも使われている。こうしたヘーベルの性能に合わせた鉄骨構造などが、住宅の高い耐久性を生み出している。

 洪水に耐えられたのは立地など諸条件も考慮しなければならないが、ネットには、

  「さすがへーベルハウス!」
  「家建てる時はヘーベルハウスにしたい」

と住宅の丈夫さに感心する書き込みが相次いだ。

 もっとも最近の鉄骨住宅やコンクリート住宅は耐震性能や火災に強いものがかなりあり、へーベルハウス以外でもあの濁流に抵抗することができたかもしれない。


***


関東・東北水害で、大きな被害が出た茨城、栃木両県では13日も行方不明者の捜索が続き、新たに男性3人の死亡が確認された。このうち1人は、茨城県常総市が鬼怒川の堤防決壊前に避難指示などを出していなかった三坂町で発見された。同市高杉徹市長は記者会見で「行政上のミスだった」と認めて謝罪した。一方、三坂町の住宅が流される中で、一軒の白い家がそのままの形で残った。ネット上では、頑丈な家が危機的状況にあった近隣住民の命を守ったと話題になった。

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 常総市三坂町の堤防決壊現場で、周囲の住宅が流されたり半壊する中、1軒の白い家がそのままの形で残った。流れてきた家を受け止め、さらには濁流の中、電柱につかまった男性が助かった要因になったとみられている。電柱は、白い家のすぐ下流に立っており、家により水流も弱まったとインターネットなどでたたえられている。

 この様子は、テレビ中継され、ネット上でも「あの白い家はすごい」と、話題になった。家の持ち主、中沢和弘さん(44)によると、3年前に新築したという。中沢さんは、「東日本大震災があったので、妻と相談して地震に強い家にしたかった」と、建築理由について明かした。この家は鉄筋2階建てで、基礎部分にはコンクリートの基礎の他に、18本のくいが地中に打ち込まれているという。

 堤防が決壊した時には、中沢さんの妻と2人の子どもが家にいた。中沢さんは「この家なら大丈夫。外に出るより家の中にいた方が良い」と、家族に指示したという。流されてきた家を受け止めた時には、大きな衝撃だったというが、外壁も無事。その後、家族はヘリコプターで救助された。1階部分が浸水し、基礎部分の土もえぐられたため、すぐに帰宅はできないが、中沢さんは「何より家族が助かったので良かった」と語った。

 この日、現場を見に来たという、施工した旭化成ホームズの「ヘーベルハウス」の関係者は「家の方が無事で良かった。再建には、できる限り協力したい」と話した。



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