各地で猛暑となった１２日、電力需給は先週後半に比べ余裕のある状態が続いた。
お盆休みに入った企業や工場が多く、使用電力が減った。東京電力のピーク時（午後２時台）に使われた電力（速報値）は４７０８万キロワット。
先週９日に記録した東日本大震災以降で最大の５０９３万キロワットより３８５万キロワット少なかった。供給力に対する需要の割合を示す「使用率」は９０％で、比較的余裕があった。
関西電力でも、１２日の最大電力は９日より２００万キロワット以上少ない２４９５万キロワットで、使用率も８８％だった。
ただ、このまま猛暑が続き、来週以降に経済活動が通常に戻れば、再び電力使用量が増すことが予想される。
