新・エンゲル係数

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漢字を拡大して表示することに特化したアプリ

2013年08月20日 | 気になるネタ

漢字が正確に書けない。正しく読めない。それはたぶん自分の脳の老化ではなく、パソコンやスマートフォンのかな漢字変換機能に頼りすぎた弊害であると思いたい。ならば、原因を作ったスマホのアプリに支援してもらおう。アンドロイドスマホのアプリは「Google play」からインストールできる。

 画数の多い漢字をスマホの画面に表示させた場合、だいたいの形は認識はできるけれど、正確なとめ、はね、はらいまではわからないことが多い。その悩みを解決するのが「漢字Check」(無料、アップグレード99円)。漢字を拡大して表示することに特化したアプリだ。

 画面上部の文字入力欄にひらがなを入力して漢字変換すると、下部の漢字表示欄に巨大な漢字が表示される。試しに「ゆううつ」と入力して「憂鬱」と変換すると、視力検査表の一番上の文字を連想させる巨大な「憂」が表示された。上方向へスワイプする(指先で画面ふれて滑らせる)と、同じ大きさの「鬱」が現れる。

 一度に「憂鬱」を表示させたい時は、画面下部のスライドバーを左方向に動かして漢字を縮小すればいい=画面写真〔1〕。縮小しても十分に大きいので老眼鏡がなくても手書きの参考になる。

 文字入力欄左脇のマイクのアイコンをタップすると音声入力もできる。精度はかなり高く、「ゆううつ」も一発で候補漢字が表示された。ただし、スマホの漢字変換機能で変換できない漢字には対応していない。アップグレードすると広告が削除され、画数と読みがなが表示される。

 部下が作成した文書やメールに、やたらに難しい漢字が使用されていることがある。これも漢字変換機能の弊害なのだろうが、上司が読めないのでは沽券に関わる。そんな時は「超漢字検索」(無料、有料版300円)を使おう。

 JIS第1水準~第4水準、JIS補助漢字などを含む合計17万字の漢字データベースから探せる。漢字は読みや部首、画数などの方法で引けるので、「鬱」を部首の「ちょう」で引いたところ78の漢字が見つかった=同〔2〕。目的の「鬱」をタップすると画面が切り替わり「うつ」という読みや総画数などの情報が得られる。部首がどれなのかわからない、総画数もあやふやという状態では引きようがないが、それはやむを得ないだろう。

 なお、このアプリの漢字データベースやフォントファイルは専用のサーバー上に置かれているため、インターネットへの接続が不可欠。有料版の「Pro」は広告が削除され、拡大字形の表示、オンライン辞書の検索、他のアプリへの漢字入力などができる。

 最後に、正確な言葉の意味を知るためにインターネットに接続して利用するタイプの辞書アプリを2つ紹介しよう。まず「All国語辞書」(無料)。起動すると検索窓が現れるので、調べたい言葉-たとえば「憂鬱」を入力するとウェブリオ辞書、ウェブリオ類語辞書、ヤフー辞書、グー辞書などのオンライン辞書検索サービスの結果を一度に見ることができる。

 最初に表示されるのはウェブリオ辞書の「三省堂 大辞林」の「憂鬱」に関する説明=同〔3〕。上方向へスワイプさせると、「ピティナ・ピアノ曲事典」にある憂鬱という作品を書いた作曲家名や「短編小説作品名辞典」に載っている小説の作者名、「ウィキペディア」の解説などが読める。画面下端のボタンを横方向へスワイプすると、ウェブリオ類語辞書など、他の辞書の解説に切り替わる。

 これほどたくさんの辞書は不要というのならオンライン辞書の定番「Yahoo!辞書」(無料)をダウンロードしよう。国語の「大辞泉」、英和の「eプログレッシブ英和中辞典」、和英の「プログレッシブ和英中辞典」の3種類の辞書がまとめて検索できる=同〔4〕。 (山本信幸)



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