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ボケを予防するために♪

2015年10月26日 | 気になるネタ

長生きが当たり前の時代を迎えたいま、死ぬその日まで元気で過ごすために不可欠なことといえば、ボケないこと。認知症になりたい人などいないだろうが、ならないための取り組みをきちんと実践している人も、あまりいない。そろそろ本気で考えてみてはどうだろう。

 質問/日記を付けるなら、次のどちらを選びますか?

 A=「ノートに書く」
 B=「ブログやSNSを利用する」

 この質問のアタマに「ボケを予防するために」と付けたとき、あなたはどちらを選ぶだろう。ペンを持って一字一字をノートに書き込む作業は、何となく脳の活性化につながるような気がするので「A」を選ぶ人は少なくないような気がするが、答えは「B」。

 ノートに書く日記は、基本的に「人に見せる」ことを想定していない。一方のブログやSNSは、誰かに読んでもらい、評価してもらうことを前提に書くもの。そこで「いいね」をもらう、あるいは好意的なコメントが書きこまれれば、うれしくないわけがない。こうした「他者からの反応」が大きな刺激となって、ボケ防止に役立つのだ。

 「ボケないのは、どっち?」(米山公啓著、泰文堂刊)は、誰もが日常の中で「何となく選んでいる選択肢」を列挙し、「ボケ予防に効果があるのはこっち!」と教えてくれる便利な1冊。

 著者は作家としても活躍する神経内科医。医学的な根拠に基づくボケ予防に役立つ取り組みを、クイズ形式で解説してくれる。たとえば、ニュースや新聞は「忙しくてもチェックする」と「時間があるときだけ」のどちらがボケ予防に役立つか-という質問。これは何となく前者のほうだろうという予想はつくが、中でも「新聞を読む」ことは脳の活性に大きな役割を果たしていると著者は言う。

 「脳は、好きなものに対して強く反応します。新聞はパッと目にしただけで、興味の対象となるものが発見できるので、脳が活性化しやすいツールなんですね」(本書より)

 ちなみに、読書に関しても、電子書籍より普通の本のほうが、手に取るだけでどれくらい読み進めてきたのか、あるいはあとどのくらい残っているのかが把握でき、この先の物語の展開を予測、想像することで脳の活性化が図られる-と著者は指摘する。仕事帰りに夕刊フジを読み、その書評で興味を持った本を手にすることは、じつはボケ予防に一役買っていることになるのかも…。

 「通勤電車ひと駅分の時間で2~3個のQ&Aが読めてしまう構成になっています。楽しみながらボケ対策の知識を得られる。正しい知識があればボケなんて恐るるに足りない存在になります」と語るのは、本書を企画編集したリンダパブリッシャーズの峯岸桂子氏。

 ちなみに、本書によれば、「きちょうめんな人」よりは「いい加減な性格」のほうがボケにくいとのこと。この本を読んで「こうしなければ」と思い込むのは逆効果だ。何事も気楽に取り組むのがよろしいようで…。 (竹中秀二)

■米山式・「ボケないための二者択一」(抜粋)
・出席するなら「同窓会」より「結婚式」
・趣味を持つなら「ゴルフ」より「釣り」
・納豆は「ひき割り」より「小粒」
・ギャンブルは「お金を賭けない麻雀」より「お金を賭ける競馬」
・忙しい時の休憩は「昼寝」より「散歩」
・運動するなら「朝」より「夜(夕方)」
・ボケない一生を送るなら「孤独な金持ち」より「にぎやかな貧乏」



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