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ホスト国としての「品格」無し★

2014年09月29日 | 気になるネタ

アジア最大のスポーツの祭典、仁川(インチョン)アジア大会で韓国が自国選手に有利な計らいをしていると、各国の関係者から批判を浴びている。バドミントン会場の日韓戦で吹き荒れた“疑惑の風”に始まり、不可解なホームの特権が次々と指摘されているのだ。運営側のお粗末な不手際も相次ぎ、2018年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪を開催するホスト国としての「品格」が改めて不安視されている。

 今月19日に開幕した仁川アジア大会。韓国でのアジア大会は、1986年のソウル、2002年の釜山に続いて3回目となる。

 大会ホームページによれば、26日午前現在で、メダルランキングは中国が155でトップに立ち、日本が96、韓国が92。各種目で熾烈な争いを繰り広げているが、こうした大会の盛り上がりに水を差しているのが、開催国・韓国に向けられたさまざまな疑惑だ。

 象徴的なのは、バドミントンでの韓国による空調操作疑惑。21日の男子団体準々決勝で、日本男子のエース、田児(たご)賢一選手(NTT東日本)が、格下の韓国選手と対戦し、逆転負けを喫した。田児が第1ゲームを先取した後、第2ゲームから強い向かい風を感じ、コートチェンジした第3ゲーム目では韓国側が向かい風となるはずだが、風が止まったとされる。

 会場の空調が操作された可能性が指摘されたが、韓国メディアは猛反論。朝鮮日報は23日の電子版で、日韓戦の前日の20日にバドミントン会場で停電事故が発生したため、大会組織委員会が電気を節約し、空調電源のオンとオフを繰り返していたという“弁解”を報じた。

中央日報も23日の電子版で、「空調の風のせいにした日本バドミントン」と題する反論記事を掲載。大会種目調整官の「風速・風向きを調節するシステムはない」とするコメントを載せた。

 だが、その後も空調操作疑惑は収束せず、23日の男子団体決勝戦で、韓国に敗れ、2位に終わった中国もかみついた。

 新華ニュースによると、中国の監督は試合後、「風向きの操作は確かに可能だ。われわれに有利になると、風が強く吹き、空調が調整されたが、第2ゲームが始まって、韓国側に不利になると空調が切られた」とコメント。「バドミントン技術以外のせいで負けた」と吐き捨てた。

 バドミントンの強豪国であるインドネシア、マレーシアも抗議したとされ、中東の笛ならぬ、“韓国の風”で、韓国は総スカンとなっている。

 バドミントンだけでなく、各種目で韓国への不満が噴出。各国メディアによると、野球のタイ代表チームは夜間練習の照明点灯を断られ、野球の台湾チームは試合前に抜き打ちのドーピング検査を受け、ウオーミングアップができなかったとされる。

 競技場周辺の交通渋滞や、ボランティアの大量離脱も発生し、大会運営はトラブル続き。20日に聖火が12分間消えた際には、「開幕2日目に閉幕したのか」とインターネット上で皮肉った書き込みが相次いだ。

選手団への待遇もお粗末で、選手に提供される予定だった昼食の弁当からサルモネラ菌などが検出され、弁当76個が廃棄処分に。選手村ではエレベーターが止まり、22階のサッカーの日本選手たちが階段を上り下りしたこともあったという。

 財政難に伴う組織委の経費削減が運営面でのトラブルの背景にあるとされるが、4年後に迎える平昌五輪では公平で円滑な大会が実現できるのか。

 『徹底比較 日本VS韓国』(河出書房新社)などの著者で韓国事情に詳しいノンフィクションライターの高月靖氏は、「もともとスポーツの国際大会に対する考え方が、日本とは異なる。韓国のフィギュアスケートのキム・ヨナやゴルフ選手が強いのも、子供のころからエリートを養成して、国家の威信をかけてメダルを取りに行くぞ、という意識が強いから。スポーツの国際大会で国威を発揚するあまり、『韓国はあらゆる手を使ってでも勝ちにいく』と指摘されてしまう」と語る。

 02年のサッカー日韓ワールドカップ(W杯)は審判が韓国に有利な笛を吹いたと問題視され、一部のサッカーファンからは「最悪のW杯」と批判されているが、高月氏によれば、韓国国内ではこうした批判はほぼ無視され、「W杯では誤審も試合の一部」と解釈されているという。

 「平昌五輪は韓国での30年ぶりの五輪となり、メダルへの意識の強さは、アジア大会の比ではないだろう」(高月氏)。日本の選手たちは、アウェーの洗礼覚悟で試合に臨まないといけない。



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