民主党の海江田万里代表が民事提訴される可能性が出てきた。
和牛オーナー制度で約4200億円もの出資金を集めて、一昨年8月に経営破綻した「安愚楽(あぐら)牧場」への出資を、経済評論家時代の海江田氏が頻繁に勧めていたとして、一部被害者が損害賠償を求めて東京簡裁に民事調停を申し立てているが、全国安愚楽牧場被害対策弁護団は次回協議(2月5日)で和解が成立しなければ東京地裁に提訴する方針というのだ。毎日新聞が報じた。
弁護団はHPで「海江田氏は、和牛預託商法の危険性を認識し、リスクを示すべき立場にあったが、漫然と安易に安愚楽牧場を紹介し続け、執筆料等の利益と便益を享受してきた」などと指摘。海江田氏は同紙に「損害賠償責任を負うものではない」と代理人を通じて返答している。