母が90歳の天寿を全うして逝きました
当家の末っ子で生まれましたが、兄を戦争で亡くし家を継ぎました。その夫も戦争の傷がもとで若く他界しました。それから約50数年未亡人として3人を育てながら生きてきました。
戦前の資産家と言われた家をプライドだけを武器にして守って生きていたように思います。
人は年を取ると自分の一番幸せな時代に返るといわれています。男はバリバリ働いていた時代、女はきれいな娘時代。だから男の方は病院でも施設でも威張っているといわれています。
入院後の母はだんだん娘に返って、そのころの人たちと独り言で話をするようになりました。戦前の時代が母にとっての本当の幸せの時期だったのだと改めて感じました。
不思議なことに朝方、母の夢を見た時に病院からすぐ来るようにと電話がありました。
最後まであのプライドを大事にしたお別れをしてやろうと頑張りました。逝った日はちょうど日蓮大聖人の命日、お会式の日でした。
明日午前講演。午後カウンセリング。続いて隠岐、広島と今月は忙しい日がつづきます。
さて明日から切り替えていかないと‥。