60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

北海道 一周 2013(7)

2014年04月17日 | 北日本
北海道 一周 2013(7)



 17日  7:30出発、晴。石狩国道から小樽・毛無峠
 快晴で朝から暑い、R231に乗り留萌市街を走り抜け日本海に沿って南下、交通量はやや
多いが増毛を通過するとほとんど無くなる。増毛市街を通過して海岸線に出ると快晴の下
に雄冬岬が美しい、海岸から海岸段丘に上ると長短のトンネルと工事区間が続き走り辛い、
幾つものトンネルを抜け雄冬に到ると雲が出て来る。

増毛から雄冬岬

 白銀の滝から工事中の長いトンネルを二つ抜け浜益に到る、全天に雲が広がり肌寒く
なる。浜益からも長短のトンネルを幾つも抜ける、長いトンネルでも通行車両はほとんど
無いため走り易い、しかしたまに追い越して行く車は物凄い速度を出しているのでミラー
の監視は怠れない。厚田を通過した処で寒さに耐えられず路肩に停車してシャツを追加、
朝の出発時は暑さに閉口したのに50km程度移動すると寒さに震えるとは、北海道の天候
の激変には慣れているつもりだが調整が大変。再び走り出してガス欠、この先スタンドに
は不自由しないのでリザーブで走ることにする、望来を通過して麦秋の畑が広がる中を
走り八幡で給油。すぐに石狩川を渡ると交通量が増えて来る、花畔ICでR337に乗り換え
ると更に交通量は増える、大型トラックが頻繁に出入し信号も多く走り辛い。銭函ICで
R5に乗り換え交通量の多いコースを流れに乗って走り小樽に到る、東小樽から小樽港への
案内に従い海岸道路に乗り小樽港フェリーターミナルに向かい、運行スケジュールを確認。
小樽から再び道南に向かうが今夜は何処に幕営するか検討、ニセコで幕営することにして
d697からR393で南下。R393は市街地を外れた天神から急勾配の上りとなる、小樽に
入ってから再び快晴のような好天になり高度を上げるにつれ広がる展望が素晴らしい、4合
目のワインギャラリーは観光客で混み合っている。4合目を通過すると勾配は更に厳しく
小さなカーブを繰り返し走る、カーブの度に谷間越しに小樽の市街を見ながら交通量の
少ない急勾配を喘ぎ登ると毛無山展望台に到る。見晴らしの良い展望台で小樽市街全体を
見渡せる、好天だが靄で薄いベールが懸かる、しかし市街地や港の細部まで見え海の青も
美しい。

毛無山展望台より小樽 (1)

毛無山展望台より小樽 (2)

毛無山展望台より小樽 (3)

 しばらく眺めを楽しんだ後再び峠に向かい急勾配を行く、尾根筋の林間コースを南下
するが工事区間が多くしばしば停車させられるも、上りで停められるとエンジンの回転が
上がらず思うように走れず苦労する。毛無峠を越え急勾配を下ると川沿いに出る、キロロ
スキー場への入口を通過して川沿いの林間を快走して水田の広がる都に到る。R393はここ
で直角に左折して南下、メープル街道と名付けられたコースは再び上りに掛かる、川沿い
の林間を快走するとドローム付近で川の瀬に立つ釣り人の姿を見かける。ドロームを通過
すると勾配はきつく長い上りが続く、左右に展開するシラカバの樹海は新緑が輝き素晴ら
しい、一月前に通過した時には朴の白い花の盛りだったが今は黄緑の波が美しい。樺立
トンネルを通過すると倶知安町側は曇天で肌寒い、下りに掛かると羊蹄山が見える筈だが
今日は雲の中、川沿いに下り麦畑や蕎麦畑を行き倶知安に到る。

R393倶知安附近

 イオンで食料を調達してR5に乗り南下、比羅夫駅付近からd631に乗り換えアンヌプリ
山麓に向かう、d343に出合うと左折して山麓の台地に広がるペンション村を通過して畑地
を西に走るとd66に出合う。数日前に何度も走ったd66なのだが今日はフル装備のため苦
労して喘ぎ登り湯本温泉に到る、高度が高いため霧が広がり薄ら寒い。湯本温泉キャンプ
場はd66沿いの林間、先日の3連休には道路際までぎっしりとテントが立ち並んでいたが
今日はただの林、寒々としたサイトでトイレは閉鎖しておりかなり離れた大湯沼の駐車場
を利用するようにとの案内。幕営する気がしないので立ち去ろうとすると、入口に駐車
していた山口№の冷凍トレーラーから同年輩の男性が出て来る、話をしてここで一緒に幕
営することにする。設営を終わり寛いでいると四国の中年夫婦がやって来て設営、夫婦で
北海道の山登りして明日千歳から帰路につくとのこと。夜は山口のキャンパーと彼持参の
スノーピークスの焚火台で焚火を囲み飲みながら話す、彼は超ベテランで冷凍車をキャン
ピングカーに改装して愛犬と共に全国を回っているようだ、車にはハンターカブまで積載
している、北海道のキャンプ場にも詳しく歌登を紹介される。幕営での焚火は初経験、
やはり野営の夜には最高の相棒だと実感、帰宅して手頃な焚火台を探すことにする。

 18日  7:45出発、曇り。檜山国道
霧に包まれテントはずぶ濡れ、霧の中を出発。d66を下り途中から旭台を経由するつもり
だが案内に従い入ったコースはダートなので断念、キャンプ場から少し下った新見温泉へ
の案内が出ていたコースに乗るのが正解だった。引き返す距離では無いので昆布温泉郷
からd207に乗り昆布に向かう、林間に点在するペンションや畑地の中を下り、蕎麦畑から
水田が広がると昆布に到る。昆布市街でR5に乗り換え北西に走る、曇り空で肌寒い、交通
量はほとんど無い丘陵地帯を少し行くと蘭越に到る。蘭越からd229に乗り日本海岸に向か
う、尻別川を渡るとかなりの勾配で丘陵に上り丘陵上の水田地帯を走る、水田地帯は圃場
整備の完成が間近。丘陵の右手彼方に雷電山地の裾野の原生林が広がる、山は雲が懸かり
隠れている。左下の尻別川の向こうに広がる原生林を見ながら、水田を蕎麦に転作した
広い畑の中を尻別川沿いに進み港に到りR229に乗る。日本海岸に到ると青空が広がる、海
を挟んで寿都から弁慶岬への半島が鮮やかに見える。寿都湾に沿って南下して最南端に
到ると内陸から霧が流れ出て来て風は冷たい、湾を巻いて走り寿都市街で給油後弁慶岬を
経て島牧に入る。弁慶岬から南下すると右前方の日本海越しに狩場山が見える、雲が徐々
に掃われ全貌が現れてくる、一月前と比較して残雪はかなり少なくなった。

狩場山

 島牧村を通過して海に落ち込む狩場山地を連続する長短のトンネルで走り抜けせたな町
に入る。せたな側は再び雲の下を走り風は冷たく肌寒い、瀬棚に南下すると青空が広がり
その下に奥尻島が美しい。瀬棚からd740に乗る、かなり車が走るが太櫓を過ぎると減少し
て鵜泊から道幅が狭くなると皆無になる。日中部からは改良された道路で広く走り易い、
道端にはハマヒルガオの群落が続き通行車両は皆無、二つの長いトンネルを抜けて太田に
到る。周囲がどんなに曇っていても太田は何時も快晴の印象が有るが今日も快晴、山は
青く海は群青色、ここの太田神社はパワースポットとではないのかと思う。

太田漁村

太田 尾花岬

 帆越山トンネルを抜け南下すると日昼岬から道幅が狭くなり小集落を繋いで久遠に到る、
かなり大きな漁港の久遠を経て宮野で再びR229に乗るとすぐに道の駅「大成」で休憩、同
年輩のライダーがいて少し話す。今日は何処で幕営するかと検討、直行すれば大沼まで
行けるが松前経由で走りたい、南下しながらキャンプ場をチェックして気に入った所が
有れば泊まるつもりで出発。国道を南下するとすぐに大成町キャンプ場が在る、少し内陸
に入りキャンプ場に向かうと谷筋の広々とした草原のサイトで快適そう、利用案内は無く
受付は隣接の国民宿舎あわび荘でとの案内、料金を確認して決定するつもり。国民宿舎に
向かうと先ほどのライダーがいたので二人で受付に向かう、料金は安く温泉も安い体が
冷えているので時刻はかなり早いが宿泊決定。利用情報を得て先に進むライダーと別れ
サイトに荷物を下ろすと食料調達に向かう、受付で教わった最寄りの店は往路を戻った宮
野のセイコーマート、久遠まで戻れば大きな店が有るのかもしれないが面倒。サイトに
戻ると設営して日帰り温泉に出掛ける、渓流沿いの露天風呂に浸かる、利用者が少なく
のんびり寛ぐ。今夜の幕営は一人。

大成町キャンプ場

 19日  7:40出発、晴。福山街道
 テントの水気を除くため風に当てるとグランドシートの裏に小型のナメクジかヒルかの
ような虫が大量に付いていて驚く、乾燥しているように思えたが草が刈られておらず深
過ぎたようだ。国道に出て南下する、快晴のような好天で青い海に浮かぶ奥尻島が美しい、
交通量はほとんど無い。親子熊岩を通過して旧熊石町に入ると雲が出て来る、熊石の市街
を走り抜けると前方には雲が垂れ込め風も冷たくなる、今日も昨日のように10km毎に
目まぐるしく変化する天気かと不安を持ちながら南下、道の駅「元和台」で休憩。

親子熊岩

 道の駅付近では青空が少し現れ、海岸段丘上に在る道の駅の展望台から眺める海岸線が
美しい、しかし寒いシャツを追加して出発。道の駅を出発すると前方海上にかもめ島や江
差の街並も見える、江差方面の空は明るい、曇天下を走り乙部を通過して厚沢部に到ると
晴天になり海の青が美しい。厚沢部からR227を進み江差は旧市街地に入り鰊御殿の横山家
などを見てd215でゆっくりと南下して江差駅付近からR228乗る。砂浜海岸を南下すると
青い海越しに大崎の岬や風車の点在する夷王山が美しい、上ノ国から段丘上に登り大崎の
岬を回ると福山街道を南下、遠望は霞むが高台を行くコースの眺めは素晴らしい。

江差より上ノ国

 木ノ子では旧道で細長いの集落を走る、この付近では大きな集落でスタンドが有り釣り
人用なのか民宿は二軒有る。群青の海を眺めながら更に南下する、石崎附近で青い水平線
に沈む国道を撮影していると水平線の下から路線バスの屋根が現れ徐々に全体がせり
上がって来る、TV旅番組のオープニングを見ているような風景。小砂子(ちいさご)では
小さな半島に寄り添う家並や先端の赤灯台、灯台下の小さな漁港がジオラマ世界のように
見える、段丘上の国道から集落に下る。

R228石崎附近

小砂子 (1)

小砂子 (2)

 再び国道を南下、山にも雲は無く濃い緑が美しい、原生林の深さを堪能する風景が広が
る、最高の追分ソーランラインを快走。江良の集落を通過するとガス欠、リザーブで走り
清部で給油、小さなスタンドはかなり年配の夫婦が運営していて息子が兵庫県の北部で
働いているとのことで話が弾む、給油後も快走して道の駅「松前」で休憩。松前から白神
岬までの海岸線は右手に竜飛岬を眺めながら行くも、少し霞んでいるが良く見える、かな
り強い風が前方から吹きつけ冷たい。白神岬を回り北上して福島に到る、d532に乗り換え
海際のフラットの2車線を走る、海が少し荒れれば波を被りそうな海面から3m~5mを
行く、もちろん通行車両は無い、生憎と雲が増え景観は今一つ。入り口には漁村が有った
がその後は断崖下のコースを走る、幾つものシェルターを通過して10kmほど進むと岩部
の小集落、海に落ち込む狭い谷間に約20軒の民家が固まる小さな漁村。

岩部

 この先は行き止まりのため往路を戻り福島からR228で内陸を走り知内に到る、こちらの
海岸も風が強く白波の向こうに凾館山や凾館の街並が見える、靄は懸かっているようだが
強い風に飛ばされているのか鮮明に見える。海沿いを北上する、交通量は少なく走り易い、
木古内を通過すると交通量が増え工事用のダンプが頻繁に行き来している、新幹線関連の
工事用かも知れない。海越しに函館の街並や凾館山を眺めながら北斗市に入る、海に伸び
るセメント海上桟橋と凾館山の組み合わせが絵になる、停車して写真を撮ろうとするが交
通量が多く海岸側に渡るチャンスが無いので断念。上磯からd96に乗り換えお馴染みの
コースを北上、大野のスーパー「魚長」で食料を調達した後、d96からR5と乗り継ぎd338
に乗り換える。少し靄が懸かるが小沼越しに、頂上付近に雲を被った駒ケ岳が美しい、
大沼公園を経て東大沼キャンプ場に到着。

駒ケ岳 小沼から

 20日  7:30出発、晴。道南横断
 起き掛けは大沼に霧が懸かっていたが、日が昇るにつれ霧は掃われ駒ヶ岳が鮮やかに
見えて来る、靄が広がる前に出発したいが濡れた装備の撤収に手間取る。北川商店の主人
がゴミの回収に回って来る、一月前の回収休止の事情を尋ねると、東京に帰っていたとの
こと。出発する頃は晴れ間が広がり蒸し暑い、大沼沿いの林間を快走して小沼沿いに出る
と、薄く靄が広がり始めたが小沼越しの駒ヶ岳が美しい、停車してしばし見とれる。

小沼から

 きじひき高原も鮮明に全貌を現してまるで呼んでいるように見える、しかし今日は恵山
に期待して凾館に直行する。R5に乗り南下、国道は通勤の乗用車で込み合っており流れも
早い、七飯藤城ICから凾館新道下の側道をしばらく走り、凾館市街に入ると石川町でd100
に乗り換え凾館市街の北端を湯の川に向かう。このコースは交通量も信号も多くかなり
走り辛いが、現在のところこのコースしか無い。湯の川を通過すると海岸沿いのR278を
行く、下北半島が良く見えるがシルエットになっている。海辺に点在する漁村を訪ねなが
ら進む、今も路線バスが走っている旧恵山国道だった道路を走り戸井の釜谷で給油、汐首
岬を回り再び旧道で浜町の集落を走り。日浦からd41に乗り断崖の海岸を走り、大澗漁港
の在る豊浦の集落を通過し中浜の海岸から恵山を眺める、白波の打ち寄せる海岸からの
景観は素晴らしいが恵山は靄で不鮮明、中浜から女那川に出てR278に乗る。

日浦附近 (1)

日浦附近 (2)

 少し走ると道の駅に隣接する恵山海浜公園キャンプ場に到る、広いキャンプ場で10数台
の車が駐車している、滋賀のM氏のワンボックスを探すが見当たらない。日ノ浜から半島
を横断して椴法華に到りd231に乗る、海岸沿いを走り元村から岬の段丘上に上る、元村
から椴法華・銚子岬への海岸線が美しい。

元村附近から

 恵山岬も好天で靄も無く恵山は鮮明で太平洋は青い、今回は水無海浜温泉をパスして椴
法華に戻る。段丘から元村に下る処で工事停止、信号が変わる直前に白いワンボックスが
後ろに付く、工事区間を過ぎ集落を通過しても追い越す気配を見せず鬱陶しい、路肩に
寄り道を譲るとゆっくりと追い越して行く、なんじゃコイツはと運転席を睨むとM氏だ、
後方に付き合図を送り停車。彼は海浜公園キャンプ場に連泊して入浴に来ていたらしい、
しばらく話をする。守屋氏と別れ椴法華から再びR278に乗る、交通量は少なく地元の乗用
車が中心、川汲市街を通過して鹿部はバイパスを走る、内陸の丘陵地帯をアップダウンを
繰り返す広く真新しいコース、正面には駒ヶ岳が大きく聳える快走路。旧道と合流して
少し進むと沼尻駅への農道に乗る、少し靄が懸かるが駒ヶ岳の眺めは良好。林間の農道を
走り噴火湾への下りに掛かる、靄が懸かり噴火湾や対岸は薄ぼんやりとしているが直線の
下りコースは美しい、丘陵から下りきった処の原野や麦秋の畑から見る駒ヶ岳も雄大で
美しい、R278に乗り左手に駒ヶ岳を眺めながら快走して尾白内からd1028に乗り換え森市
街に到る。

沼尻より

R278尾白内附近から

 森駅近くのサイクルショップどうたかに寄る、ドライブチェーンが数日前から擦れる音
を立てている、オイルは交換時期になっている、プラグは2万以上走っている、どれも限
界。ドライブチェーンを調整するとギアーが滑っている箇所が有ると指摘される、これも
限度で今シーズン終了後交換する予定だった。プラグは真っ黒に焼け焦げており機能して
いたのが不思議。ここは料金が高く親父の愛想は悪いが仕事は確実、頼りになるバイク
ショップ。森からR5に乗り八雲を目指す、国道は大型車は少ないが乗用車が多く、絶えず
ミラーを睨みながら走る。八雲からd42に乗り換え日本海側へ向かう、交通量は結構有る
が走り易いコース、本日の好天もここで尽きたようで山には雲が懸かり見晴らしは良く
ない。急勾配で峠を越えると太櫓川沿いに交通量の無くなったd42を快走、車の全ては峠
の麓からd263に乗り今金町方面に向かった。若松でR229に出合うと左折して太櫓越峠を
トンネルで通過して大成の宮野に下る。給油してセイコーマートで食料を調達するとR229
を南下、今日も奥尻島が良く見えている、快走して大成町キャンプ場に到る。今日は週末
で国民宿舎の駐車場はかなり駐車しており、キャンプ場には家族連れが次々とやって来て
賑わう、先日と同様の場所に設営して寛ぐ。

 21日  7:35出発、曇り。ソーランラインから積丹横断
 曇り空だが蒸し暑い、汗を流しながら撤収作業をする、やはりグランドシートには小型
のナメクジかヒルかのような虫が大量に付いている、これさえなければ最適のキャンプ場
なのだが。海岸に出ると高曇りで奥尻もシルエットで見えている、R229で北上して宮野
からd740に乗り久遠漁港を通過すると都の小漁村内を旧道で通り抜ける、太田から長い
トンネルを経て鵜泊で山間のコースで太櫓に向かう。急勾配で山間に入るが住宅団地の
ような集落が広がるが出口が無い、谷の先に公共施設らしき大きな建物が見えるが道路が
見つからない、この団地は奥尻震災後の移転集落なのかも。山間ルートは断念して元のd740
に戻り瀬棚に到る。瀬棚から青空が広がり海は群青色で美しい、長短のトンネルが連続
する海岸を走り島牧に入ると海底まで見える海岸がどこまでも続く。本目附近からは青空
を背景に群青の海に突き出した弁慶岬が美しい、本目海岸の弧状砂浜に沿って弁慶岬に
到ると対岸の大きな雷電山塊が海に落ち込む様子が圧巻、薄い靄が懸かるが今までで最も
鮮明に見える。

島牧より 弁慶岬方面

島牧本目海岸より 弁慶岬方面

 寿都に向かい南下すると風が強い、海からの強い横風で油断するとバランスを崩したり
大きく中央付近まで流される、交通量は少ないが緊張する。寿都湾を大きく巻いて北上し
蘭越町に入る、港から正面に眺める雷電岬は大迫力で迫る、雷電岬の二つの長いトンネル
を抜け岩内に到る、いつも通り岩内漁港を走り市街地をスルーして市街地の北からR229に
戻り積丹を北上。

雷電岬 寿都附近から

雷電岬 港附近から

 すぐに泊に到り海岸から雷電岬を眺める、弁慶岬からの眺めと正反対の位置から見るが
靄が濃くシルエットで残念、この季節どの風景も早朝しか鮮明な景観は無い。国道を北上、
交通量は少なく地元の車が走る程度、1kmを超えるトンネルを三つ抜け断崖に沿って海上
に架かる橋を進み神恵内に到る。燃料が残り少ないのでスタンドに寄る、日曜日で営業
している唯一のスタンドため混み合っている、20人以上の札幌№ライダーグループが順次
給油するのでかなり待たされる。

R229 盃附近

神恵内

 d998に乗り積丹半島を横断する、泊原発が事故を起こした場合の住民避難路のため立派
な道路、入口からは勾配も緩く走り易いコースかと思ったが998温泉を過ぎると谷が狭く
なり勾配はきつくなる、交通量は結構有り日曜日のせいかライダーの姿も見掛ける。川
沿いを離れ山腹を登ると勾配は更に厳しくヘアピンを繰り返しセカンドギアーで喘ぎ上る、
スノーシェルターが連続して景観はあまり良くない。峠の手前で谷を渡る橋から見下ろす
と、通過してきた谷筋とその周囲に広がる樹海の眺めが素晴らしい、完全な山岳コース。

d998

d998当丸峠附近から

 谷を渡ると高原状の低潅木林を行く、大きなカーブで当丸峠に到りトンネルで峠を越え
スノーシェルターを下ると展望台が在る、古平側の展望はあまり良くない。急勾配を
カーブの繰り返しで一気に下り古平川沿いを快走、水田地帯に入るとすぐに古平市街。古
平からR229に乗る、乗用車が連なりかなり混んでいる、長いトンネルが連続するコースを
緊張して走り余市に到りR5に乗る。R5は何時も以上に混み合っている、乗用車が多く渋
滞気味で信号が青になっても前進しない、路肩が充分有りバイクは大型も原付も路肩を
進んでいる。バイクの流れに付いて路肩を前進、何時もと同じペースで走れるがあまり
良い気はしない。小樽市街に入っても交通量は多く気は抜けない、d820からd17と乗り
継ぎ小樽FTに到る、乗船手続きをしてイオンに買出しに行く、イオンも今日は混雑して
いる。FTに戻り寛ぐ、今日は夕方に新潟行フェリーが出発するためターミナルも混んで
いる、新潟行きに乗船する富山の中年ライダーと話す。

 22日  曇り。
 下船して順調に走りHアマービレに到着、慣れたコースのため夜間でも5分で走れる
ようになった。バイクを駐車場に回そうとすると玄関ホール内に駐車可能とのこと、荷物
を降ろさなくても良く助かる。大浴場に浸かり寛ぐ。

 23日  7:10出発、晴。
 東舞鶴市街を南下してf51に乗り峠を越えてf1に乗り換え山家に到る、山家からR27に
乗り綾部に向かうが腹具合がおかしくなる、大本教本部に寄りトイレを借りる。綾部から
R173に乗り換え南下、塩岡付近からいつもの農道を走りk702に乗り、k543に乗り換え
日置に到る、ここからはお馴染みのコースで三田を経て2時間足らずで帰宅できる。



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