もう、秋到来といった感じです。
食欲の秋!
スポーツの秋!
夏から秋にかけて
この季節が一番好きでした。
でも
2009年の秋、最愛の母が他界。
膵臓ガン、他の臓器にもガンは転移してしまっていて、素人の私から見ても母のMRI画像は治療法が全く無いという事が納得できるくらいの…。
先日、友人と久々に話す機会があり…
彼女のお母様は、血液のガンで治療の為に入院をされていたそうです。
大切な家族の入院、ご本人は勿論の事、家族の心情も、それは大変なもの…。
とくに母の入院中、洗濯物を持ち帰って自宅の物干しに干す時、言いようも無い悲しさが胸を締め付け、同時に大量の涙が流れました。
「明日は、母に会えるのだろうか?」
「母との別れの瞬間、私自身、どうなるの?」
不安も膨らむ…
友人のお母様は、幸いガンを克服されて今は退院して日常生活に復帰されています。
友人と話をする中で、共感した事は…
「私たち、仕事を続けていて良かったね。
看病して、その足でレッスン!
気持ちを切り替えるのは大変だけど、仕事中は集中できる。
だから仕事をしている瞬間だけは自分自身が救われた。」
もう、母と過ごせる残された時間はわずか。
母の入院中、今迄の人生の中で一番充実した時を母と過ごしたと思います。
生前の母の写真を
入院中、青白くなって痩せ細ってしまっていたけれど…
携帯に沢山撮りました。
今にも命の灯火が消えそうで、それでも最後まで前向きに生き抜いた母の姿。
2009年秋、母が天国へ旅立ってから
やはり毎年、当時の母を思い出します。
思い出すのは、闘病中の母の姿。
自分でも情けなくなりますが
「泣いたらあかんよ。
気持ちをしっかり持って。
こんなの、たいした事じゃないんやからね。」
母の最後の言葉。
私への遺言。
今日、机の引き出しから出てきました。
元気だった母の写真。
老人施設で事務の仕事をしながら、趣味の『歌謡舞踊』を楽しんでいました。
入居されている方々に、歌謡舞踊を教えていた事もあったそうです。
発表会の写真
コボン(息子)の巣立ちも近し!
それと同時に
私自身
弱い自分の殻を破る為に
少し厳しいトレーニングが必要なのかもしれません。