吉祥寺の駅から近いアーケードになった路地にある小さな輸入キッチン雑貨の店。店舗の一画をカーブよろしく仕切ってワインが並べられています。あまり他では見かけない品揃えとお手頃な価格で、ちょくちょくお邪魔していました。
昨日久しぶりに行くとワインは二階に移動、売り場は晴れてコーナーからワンフロアに昇格していました。
狭い階段を昇ると倉庫のようなたたずまいに壁一面ワインと、グラスなどのグッズがズラリ。
狭いフロアの真ん中には、これまた洒落っけのない木製の広いテーブルがひとつ。そこに3本の赤ワインが置かれていました。
そして、小太りで坊主頭のワインには似合わないちょっと強面(失礼!)の店主らしき男性が試飲を勧めています。なんだか密売組織のアジトで密造酒の取り引きをしている感じ。
一本目はリオハ。悪くない。二本目はイタリア プーリアのプリミティボ。これも美味しい。三本目は・・・覚えていない。たぶん合わなかったんでしょうね。
しかし、ここに来る前に近くのカルディで二杯ほど試飲をしてきていたので、ちょっと酔っ払ったのか体が火照ります。
試飲ってどうして回るのかなぁ。大して飲んでないのにね。
さて、試飲の結果プリミティボに決めて販売されている棚のところに行くと、他にもプリミティボがありました。迷って先程試飲した物と、少し安い違うワイナリーの物とどちらがいいか例の店主らしき男性にたずねると、こっちだと安い方を指を差しました。
商売気ないのか正直なのかなんて思っていたら、こっちはもっといいぞと少し高めの物をささやくのです。
安い方と同じワイナリーで、50周年記念(何が?)で良いところどりで造られているという。オヤジ商売気ないどころか上手いなぁ。
とまぁ、こんなことでマンデュリアを購入となりました。
重くガッシリしたボトルです。
濃い、カカオ、樽等複雑な味わい。ちょっと甘みがあるのが気になりますが美味しい。でもイメージとしてはこれよりも試飲プリミティボの方が好みの感じがします。たぶん試飲の方は、開栓してからの時間がありいい意味でこなれていたんでしょうね。
早めに抜栓しておけば良かったかも知れません。
さて、また近いうちに吉祥寺の密売組織の二階のアジトに行ってきましょう
※お伴に写るは、“東宝自衛隊”のパラボラ型の光線兵器の傑作。これは「サンダ対ガイラ」に初登場したものではなく、「ゴジラXメカゴジラ」の90式メーサー殺獣光線車です。