原爆と原発について

　先ほどまで流れていたニュース番組で「広島の原爆慰霊祭」が流されていました。

　じいちゃんが生まれるたった１０年前の出来事で、じいちゃんたちが子供の頃は、本当に生々しく８・６や８・９の原爆投下日の話題が伝えられていました。

　今は、形だけ慰霊祭が行われていますが、果たしてこの問題を真剣に見つめている日本人はどのくらいいるのでしょうか？？

　さて、３・１１による東電福島第一原発の事故による脱原発の意見と原爆投下という出来事をマスコミが面白おかしく扱って（流す方は真剣なんだろうけど）被爆者の人に「脱原発についてどう思うか？」という質問をしていました。

　多分、多くの人々が「原発反対！」と訴えるだろうという意図のもとに質問されたものだとは思いますが、被爆者の方が「原発と原爆は全く違うもの。原発は原子力の安全利用だからね」とみんなが答えていました。
　被爆者の方の声がこの意見ばかり流れていたのは、多分他の意見がなかったからではないかと思います。

　被爆者の人たちは、本当によく原子力というものを理解し勉強していると思いました。それに比べ、この式典で「脱原発」のようなことを言っていた菅総理とマスコミの不勉強なスタッフは大いに笑いものになってしかるべきでしょう。

　マスコミや政治家より、国民の方がよっぽど賢いのではないか、一部の大声をあげている人たち（原発廃止を叫ぶ奴ら）のことばかりを取り上げて、あたかも国民の声はそこにあると信じて報道する輩やそれに乗っかろうとする政治家たちの醜さがこの国を負の世界へと引きずり込もうとしています。

　本当に怖い世の中です