梅雨の期間が続いて、じいちゃんの子どもの頃のようなシトシト雨ではなく、豪雨が線状降水帯で降り続くという現象が毎年どっかで甚大な被害をもたらしています。
こうした状況に気象庁は、避難指示を出すレベルを変えたりしましたが、熱海市のように「狼少年」になるのを危惧して結果的に「避難指示を出さない」ということになっています。
警戒レベルの改革を行った背景には、政府が「頻繁に起こる災害で死者をできるだけ少なくする」という意図が働いているんでしょうが、一羽一絡げにして「逃げろ、逃げろ」と言われても空を見上げりゃ~雲が厚く垂れこめているだけで雨も降ってないところでは簡単に「逃げよう」なんて思わないでしょう。
「逃げ遅れ」がないようにしようとした対策では、実際に避難指示を出す自治体にばかり責任が押し付けられます。
こんなに天気予想技術が発達した世の中なのに、結局誰かが責任を負わなきゃ~いけないシステムなんて止めてしまえ!
すべてを気象庁に置かれたAIで判断して、自動的に「避難指示」を出すようにすれば、有無を言わさず避難活動ができるのでは??
それが失敗だったとしても「AIの考えたことだから…」と住民も納得するでしょう。
文句があれば、裁判でもなんでも起こしたらいい。
政府は、こういう大事なところで頭を使って法案を作って欲しい。
夫婦別姓に反対とか、アホなことばかり言ってないで、世の中の変化を見ながら、法律を作ったり、変えていくことも必要でしょう。
憲法9条を変えたいなら「日米同盟を破棄して、自らの国を守るために軍備を備える」とか覚悟を決めて国民に訴え、国民が賛成するならしたらいい。
しかし、アメリカの核の傘の下で守られていながら「9条改正」を叫んでも、ピンときません。
それは、単にアメリカの顔色を伺っているようにしか見えないから…。
日本人の自由と権利を守るために、いま何をするべきかを考えるのが国会議員の仕事でしょうにね。