ayameじいちゃんの日記かな?

今日も今日とて、ayameじいちゃんはお暇な毎日…。
道端で拾った名古屋弁混じりのお話もいいんじゃないかな?

飯館村の15歳少女の不安

2011-05-02 10:04:40 | 日記
 東電の副社長が福島県の飯館村へ謝罪に訪れた際に、15歳の少女が「私は子供が本当に産めるの??」という不安を訴えている映像が流されました

 本当に悲しい訴えです。

 福島原発の大震災以後の一連の事故は、多くの人々の生活を奪い、さらに将来の不安を与え続けています。

 日本中の原発のある町の人々が同じ不安を感じているのは事実で、国や電力会社はこうした人々の訴えをどう理解しているのでしょう

 これまで日本の電源開発は様々なトライを繰り返してきました。

 じいちゃんが東京から名古屋に帰って最初にした仕事は、電源の多様性を広報する中電のPR映像の作成でした。

 その頃は、石油ショックの影響で石油に依存していたエネルギーを風力や太陽光、地熱、波力などの自然エネルギーで代用できないかという施設を紹介するものでした。

 じいちゃんは、日本にはこんなにたくさんの自然エネルギーがあるんだと感心したものです。

 しかし、いつの間にかそうした研究に政府は、研究費を出さなくなり、原子力一辺倒の電源の開発に傾いていきました。

 原子力発電所を受け入れてくれた町や村には、電源立地法で多額の税金がつぎ込まれ、素晴らしい建物が作られ、建設業界を中心に働き口もどんどん増えていきました。

 そして、原発の点検などを行う多くの作業員は、全国の原発を回る「原発ジプシー」とも言われました。

 原発安全神話が浸透し、事故なんて絶対ないとみんな信じ、国や電力会社から舞い降りてくる多額のお金を泉のように使っていたツケが回ってきたのです。

 また現在、東京の一極集中が問題になっていますが、これも20年くらい前(バブルが始まるころ)に東京の首都機能を地方に分散しようという話が出て、岐阜に首都機能を移転しようというキャンペーン用のPR映像を作りました。

 これもまた、いつの間にかうやむやになってしまいました。

 東日本大震災を契機に、以前考えられていた構想が再び脚光を浴びていますが、この日本を将来どのようにするか、ものすごくいい機会を神様が与えてくださったと考えて、政治家の人たちには将来を見据えた国土のあり方を早く国民の前に知らしめてほしいと思います。

 信頼のある素晴らしい国だと世界の人々に思ってもらえるような、エコノミックアニマルと呼ばれないような国づくりを国民は願っています
コメント
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