カーリング女子決勝・・
日本は善戦したが英国に敗れ銀メダル。
英国はさすがカーリング発祥の国・・一枚上だった。
勝者がいれば敗者がいる。
だが、試合後、お互いにたたえ合う彼女たちを見ていると
スポーツマンシップの原点を見た。
フィギュアスケートのエキシビジョン。
冒頭、幼い少女がプロジェクションマッピングに
映し出される雪だるまといっしょに
スケートで踊る光景は印象的だった。
羽生結弦は「春よ、来い」のピアノ曲で演技。
東日本大震災以後のさまざまな瞬間を思い起こした。
彼は本物のアーティストだ。
そして世界平和の大使だ!
ロシアや中国はじめ各国の選手が、
羽生の下に集まり
記念写真をとったり笑顔で挨拶をしている。
世界中の人々に愛されているということが映像から伝わってきた。
鍵山優真の選曲は「明日へ」。
実に素晴らしい演技で見入ってしまった。
そして、なぜだか涙があふれてきた。
エキシビジョンは競技ではない。
エンターテイメントだ。
フィギュアスケートの楽しみ方は、本来こういうことなのだろう。
後半、ロシアペアの選手がプリティウーマン(米映画の曲)で
楽しそうに踊っていたのも印象的だった。
ここにはロシアも中国もアメリカもない。
スケートを愛する選手とファンがいるだけなのだ。
閉会式ではクロスカントリー男子30kの表彰式。
優勝はROCの選手だ。
ロシアは国家としての参加が認められていないので
ロシアオリンピック委員会の旗が掲揚され、
国歌の代わりにチャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番が流れた。
これはこれで実に荘厳でよいと思ったが、
当の選手たちは複雑な心境だと思う。
国家間の争いと個人は別だ。
罪を憎んで人を憎まず・・という言葉があるが、
選手たちに罪はない。
国を憎んで民を憎まず・・といった感じかな。
後半、演出の中で「旅愁」が流れた。
これは日本の歌かと思っていたが、
原曲はアメリカの民謡らしい・・
北京オリンピック・・
いろいろあったが、とても良かった。
東京オリンピックに続き、
コロナ禍でのオリンピックとなったが
さすがだ・・
中国の国力というものを改めて感じた。
明日からまた現実の世界に戻るが、
人類愛に国境はないと信じたい。
今日の一曲「明日へ」~misia