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ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

終戦記念日

2006年08月15日 17時22分29秒 | 社会
 今日は8月15日、日本があの戦争に無条件降伏した日です。だから、終戦というよりも、敗戦記念日といったほうがいいのでは?
 私は戦後生まれなので、戦争を体験したわけではありません。でも、よく母から、いろんな話を聞いていました。母は昭和2年生まれ、終戦の日は、18歳になったばかりだったわけです。そのとき彼女が思ったのは、「これで夜も電気つけられるのね!」という喜びだったとか。
 戦争中は、多くの人間が統制管理されて、個人の感情は抑えつけられて来たそうです。ちょっと何かすれば、非国民と言われるそんな世界、私はぞっとします。
 日曜日にFMを聞きつづけていたので、予約録画していたNHKスペシャル「日中戦争」と、イッセー尾形と3人のゲストによるアドリブ劇の博多屋台・人生ドラマを続けて見ていました。
 歴史というけれど、それは最少は一人の人間、そしてその家庭、と一回りずつ大きくなる組織、その最後が国家というもの、その記録です。その国家の意志によって、国民が翻弄されるのが戦争。絶対に起こしてはならない集団殺人、それが戦争です。
 人間が人間でなくなる、どういうことなのでしょうか。それは厳しい上下関係、軍隊のシステムに起因するのではないかしら?非人間的な組織、それは今も変わらないのでは?
 戦闘力を持たない市民も簡単に巻き込まれてしまいます。原爆や東京大空襲がそうでした。それでも「強い兵隊さん」を産めよ増やせよなんて、信じられますか?
 先日、「蟻の兵隊」を見たとき思ったのですが、本当にあの戦争をもっときちんと記録として残さないと、また戦争という道に行ってしまいそうで怖い・・・。早くしないと、生き証人もいなくなってしまいます。そんなこの日に、小泉首相は靖国神社に参拝してしまいました。多分、彼は公約を意固地に実行したかったのでしょう。そう考えると、郵政民営化というのも、ただぶっ壊したいだけなのかと疑問です。
 この彼の行為で、日本のアジアでの立場も悪くなりましたよね。日本が起こした侵略戦争の被害国は、そりゃもう黙ってはいませんもの。反日感情がまた大きくなること必至です。
 さて、そこで私は思いました。それぞれの国の歴史認識はたしかに違っています。ただ、日本は、あの戦争をきちんと反省していません。ただ、勝手に戦勝国がやった東京裁判で解決したなんて思ってます。そうじゃないでしょう。実際に、戦争がどう始まってどう終わったのか、日本の軍隊は何をしたのか、本当のところ、きちんと国民がわかっているわけではないのです。これを機会に、アジアの皆で、きちんと共通の歴史認識が得られるように調査研究を合同でしたらどうでしょうか?
 中国本土のあの戦争での犠牲者が1000万から2000万人というの、私はいまのいままで、知りませんでした。それは、南京大虐殺がたとえなかったとしても、恐ろしい数字ではないでしょうか?日本軍は中国で一体何をしたのか。
 それを調査して、初めて日本がアジアの一員として自分の足場を確保できるのではないでしょうか。先日の映画でも、戦犯の調査記録が中国にたくさん残っていたのです。手遅れにならないうちに、きちんとしてもらいたいものです。
 思うのですが、あれだけ庶民を縛り付けていた特高とか憲兵、さらに隣組の組長さんとかって、戦後はどうなったのでしょうか。
 弱いものいじめの体制が、日本には存在していたのです。恐ろしいことです。
 ちなみに、大東亜共栄圏については、こちらに詳しく出ています。
 つくづく、戦後に生まれてきて、よかったと思います。自由のない毎日なんて、とても辛すぎます。亡き母にきいたことで、印象に残っているのは、「戦時中って、生理はどうなっていたの?」という私の質問に対してでした。だって、女性であることを抑えつけられて、思春期の女性が、胸が膨らむのを嫌がってさらしを胸に巻いていたなんていうんですよ(そのせいで、胸が小さい遺伝子になったのじゃないかと頭にきますが)。でも、生理は東京大空襲や食糧難もあって、なくなっていたようなのです。それだけ、身体的にも抑圧されていたのでしょう。とにかく、ひどかったことは想像がつきます。だからこそ、いまの「モノが豊かすぎる」時代に、もっとあの戦争のことを知らなくてはいけないのです。

今日は一日猫三昧!

2006年08月13日 20時43分35秒 | 芸能スポーツ
 今日の午後からNHKFMで、このタイトルで深夜まで延々と放送しています。面白いですよ!!
 実は、私も曲目をリクエストしたのです。もちろん、みんなの歌の「クロ」。東京のごまこさん、と呼ばれてうれしかったでーーす。
 今日は、NHK総合でも見たいテレビがあるのですが、まだまだFMを聴いていたいなーーー。大好きな林隆三さんの内田百の「ノラや」の朗読もあるみたいだし、どうしましょう。
 大好きなワチフィールドの池田あきこさんのインタビューもあるらしい・・。私はあのレッスンバッグ、たくさん持っているんですよ。大好きだもの。
 おいおい、「燃えよ、ドラゴン」のテーマ、過激だから、うちのごまこ、ちょっと困っていますよ。ドラゴンに猫が出てきていたんですって。
 今日は一日猫三昧のサイトはこちらです。

びっくり、私が出てる!

2006年08月13日 20時35分12秒 | 読書
 先日、知り合いの方が書いている本をAmazonで購入して、読んでいたところ、今日、私が写っている写真が載っているのに気がつき、びっくりしました。
 久し振りにその友人の本を買ったと、メールして、イタリアはシエナから返事が来たところでした。
 私が島津睦子先生のパン教室に2年通い、やっとのことで師範科を卒業できた(できなくても、と随分前に申し込んでいたのでした)自分自身への慰労として、イタリア旅行を計画していたのですが、参加者が少なくてそのツアーは中止になり、友人にある本を紹介してもらい、その本に出ているツアーに申し込んだのが、そもそもの縁のはじまりでした。
 その本は、大矢晶雄著「僕たちのトスカーナ生活」。その中の、レラ先生の料理教室に惹かれ、載っていた連絡先に電話して、6月の料理研修1週間コースに参加したのです。そして、シエナに1週間滞在し、その間、サンジミニャーノや近郊のチーズ工場、ディエヴォレというワイン農園も見学して、それはそれはもう、素晴らしい旅行でした。その旅行の世話人が、大矢さん夫妻だったのです。あまりにもよかったので、パン教室の勉強会でご一緒した方にも話をして、彼女がその気になったので、また翌年にも参加したという、本当はさらにもっともっと行きたい料理研修ツアーなのです。そして、先日買ったという本はその大矢さんが2004年に出した「カンティーナを巡る冒険旅行―イタリア式クルマ恋愛術 」。その本の53ページに、料理研修の遠足のときの写真が載っていたのです。いやー、まいりました。その集団写真のどれが私かは、言いません。でも、いい記念ですね。大矢さん、何にも言ってくれないんだもの、驚きました。
 旅の楽しい思い出、こうして永遠に残るのは、いいものです。
 クルマ好きの人にはたまらない本です。そして、私は車は苦手だけれど、イタリア好きなので、大好きです。ぜひ、みなさんも、この本を手にとって見てください。

 

専業主婦って・・・

2006年08月12日 12時08分29秒 | ジェンダー

 昨日、私が一人で映画を見に行ったことに関して、夫が「オレが働いている間に映画を見るなんて、許せない」といいました。
 それについて、私は非常に怒りを覚え、大口論の末に、出て行く!と言い出してしまいました。
 そこで、家事労働は無償行為なのかと改めて考えましたが、もしこれが家政婦のようにきちんと労働賃金が支払われるのなら、専業主婦はある程度の収入を夫からもらってもいいのではないでしょうか。ちなみに、我が家は夫が料理を作るので、私は他の主婦に比べたらたいした仕事はしていません。でも、その後の食器洗い、掃除洗濯はしています。だいたい、一日3時間は家事労働に従事しています。それで休みなしで1ヶ月30日として、さらに私の銀行口座から引き落とされている夫の経費も含め、きちんと支払ってもらって家庭内離婚にしようかと、本気で思いました。
 専業主婦は、当たり前に無償労働していていいのか???
 家事労働はきりがない、果てしなく続く仕事です。会社の仕事は達成感があるけれど、家事労働にはそれがあまりないんですよ。でも、みな、せめて楽しくと、家事労働に励んでいるわけです。会社の仕事が、そんなに大変なことでしょうかね??
 専業主婦は、籠の鳥?冗談じゃあありません。世帯主に支配される関係?冗談じゃあありません。対等の関係でいられないのは、なぜなのでしょうか?
 なぜ、男性は女性を支配したがるのか、永遠の疑問です。そんなに男性がえらいのか?NO!支配するとされる、まさにこれが男尊女卑の根本なのではないかしら。それに対して、女性はきちんとNO!といわなくてはいけません。同等の立場で家庭を築くのが、結婚でしょう?おかしいです。私は絶対に、人から支配されたくありませんから。


ドキュメンタリー映画「蟻の兵隊」

2006年08月11日 17時47分57秒 | 社会

 朝日新聞の夕刊のシリーズ「戦争 未完の裁き」に載っていたドキュメンタリー映画「蟻の兵隊」を渋谷のイメージフォーラムで見てきました。
 ちょっと他の映画の予告が多くて顰蹙でしたが、映画自体は、見ごたえがあるもので、ぜひ多くの人に見てもらいたいと思いました。
 いま、小泉首相の靖国神社参拝が問題になっていますが、この靖国神社の様子も出てきます。私がショックだったのは、あの小野田少尉でしたっけ、「恥ずかしながら」と戦後長く、戦争が終わったことも知らずにジャングル奥地で息を潜めていた彼が、あの日本がした戦争を、侵略戦争ではないと言っていること。そして、いまも、戦争をしたがっている人たちが靖国に集まっていること。ぞっとしました。
 戦争は、人から理性を奪い、人間じゃない殺人鬼にしてしまいます。この映画で、山東省で置き去りにされた日本軍の兵隊だった人たち、彼らは当時の自分たちがした残虐行為を否定していません。そして、二度と戦争を起こしてはいけないと言っているのです。戦争は、人間を人間ではない化け物にしてしまう、恐ろしいモノなのです。誰も、かかわってはいけないものなのです。そこでは、弱いものいじめが横行し、ずるい人間だけが得をしてしまうものなのです。私はあの戦争を体験していませんが、母からよく戦争の話を聞いてきました。東京大空襲を彼女は体験したのです。
 靖国神社というのは、天皇を頂点とする(というより天皇を利用する)国家の政策によって、死んだ軍人を神として崇めるシステムにより、軍国主義に大いに加担した存在なのです。でも、考えてみたら、お国のために闘って死んだ兵も、ありとあらゆるところで(日本国内では戦っていないから、外地で)敵国や侵略した国の人たちを虐殺し、強姦し、ひどいことをしていたわけです。私はレイプした犯人を神と崇めることは絶対にできません。そういう人もすべて祭っていて、それで神社なんですよね。
 だから、二度と戦争を起こしてはならないのです。アメリカ兵がイラクでしたことに、捕虜の虐待やレイプもあったじゃないですか。人を人と思わない、それが戦争なのです。これからの戦争は、さらに、もっと恐ろしいことが起こりうるんです。原爆、核兵器然り、そして怖いのは、私たち一般市民が、人間でなくロボット兵に殺されるかもしれないということ。SFでもなんでもない、現実としてありえるんです。アメリカで開発しているそうです。そんな戦争、だれが起こしたいのですか?
 戦争とは、絶対にしてはいけない行為なのです。いい戦争なんてありえない。それなら、悪い平和のほうがよほどいいのでは?戦争の現実、人はあまりに知らなさ過ぎます。
 女性が男性と平等の権利を得るまで、長い人類の歴史は戦争の歴史でした。女性が政権をとって、地球を平和な星にしていきたい、それが私の願いです。戦争は集団による人殺しです。絶対に許される行為ではありません。どんなことがあっても、回避すべきです。
 あちこちで紛争が起こり、核実験が行われ、CO2がばら撒かれ、地球温暖化が加速します。どれだけ、生態系に影響しているのでしょうか。人間自体が、地球のがん細胞になっているのです。なんとかしなければいけないのに・・・。
 どうか、多くの人が、戦争という現実を理解して、平和への願いを強めてくれますように。
 あーあ、地球環境に理解が深いゴアがブッシュの替わりにアメリカ大統領になっていれば、イラク戦争自体も起きなかったでしょうね。そして、地球はもっとよかったかもしれない、いまの時点で。国家が戦争を起こすのだって、テロじゃないの??相手の国にとっては、戦争もテロも同じじゃないのかしら。人を殺してもいい正義なんて、絶対にありえません。
 戦争体験の証言を、生きているうちに、ぜひしてください、私たち、そして未来の国のためにも。いま、また逆戻りしそうで、私は怖いのです。そして、国は、もっときちんと戦争責任を果たしてください。中国残留軍人への補償を認めてほしいです。彼らは、軍(=国)の命令で、残され、敗戦後も闘ったのです。


ジュスマイヤー

2006年08月08日 21時15分24秒 | 音楽
 今日は久し振りの女子大オケの練習でした。あの広いキャンパス、正門から教室までがとっても長くて、まるでハイキング。今日は雨が降りそうだったので、荷物も多く(何より長い傘が邪魔、それに楽器ケースを保護するビニール袋まで持参したので大変)、教室につくまでに大汗を掻き、食堂でアイスコーヒーを飲み、冷たいお茶のペットボトルも購入していきました。学食って、自動販売機の料金も割安なので、こういうときありがたいです。
 さて、今年の日本女子大オケのプログラムは、モーツァルトとその周辺といった感じの曲目で、モーツァルトは13歳のときのシンフォニー9番、そのお父さんのレオポルドのおもちゃのシンフォニーのもととなったカッサシオン(ヴィオラはおもちゃ演奏だって)、ウルフガングと同時代のサリエリの曲、そして、ウルフガングの弟子のジュスマイヤーのシンフォニアです。ジュスマイヤーの楽譜は先日送られてきて、弾いてみたのですがなんともつまらない・・・と思ったら、今日、皆であわせるとなかなか面白かったのです。アンサンブルをしてみないと、わからないことがたくさんあるんですね。
 寂しいことに、今日の練習はヴィオラは私一人でした。最近、弾き方を変えているので、先生には「アップのほうが音が大きいよ」と注意されてしまいました。チェロ弾き状態になってしまったわけですね。
 譜面は割とシンプルで、無茶苦茶難しいなんて所はないのですが、それだからこそ、その時代の雰囲気を知った上で演奏しないと、そりゃもう、やぼったい演奏になってしまうわけです。意外と難しいのですね、モーツァルト周辺は。果たして11月の本番の演奏は、どうなることやら。まだまだだと思っていると、あっという間に時間が迫ってくるものです。
 私はその前に、9月はカルテットのロビーコンサート、10月にクラリネットM氏と一緒にアンサンブルのコンサートだし、今年は最後まで、モーツァルトどっぷりです。幸せ者ですねーーー。さあ、がんばろう。明日は、カルテットK.464を指導してもらうのでした。
 義母から送られてきた柿の葉寿司、柿の葉も食べたら、ちょっとおなかが痛くなってきました、野菜だと思って食べた私がいけなかったの・・??あした、へなへなモーツァルトになりそうです、とほほ。

夏本番!

2006年08月05日 13時04分10秒 | 日常
 猫もうだる暑さです。いよいよ、夏本番!
 黒二毛も、すっかり「猫の開き」になって一日、こうして寝ています。
 意地を張って、エアコンつけずに、窓という窓を開け放して、風を入れて
過ごしていますが、やはり暑い!!私も一日、ボーっとしています。

監禁事件

2006年08月05日 11時01分29秒 | 社会

 また起きてしまいました、女性監禁事件。どうしてこういった事件が起きるのでしょうか、女性を人間として扱わない卑劣な犯罪です。
 ある心理学者のブログに書いてありましたが、こういった、逃げられそうなのに逃げられない女性を心理を、ストックホルム症候群というそうです。まさに洗脳されてしまって、暴力もお仕置きで、自分が悪いからだと思い込んでしまうそうです。そういった長期間の監禁で、すっかり自己を破壊されてしまい、逆に、その「ご主人様」がいないと不安になるとか・・。信じられない心理です。
 この話でまず思い出すのが、65年の映画「コレクター」です。あれは、不気味な映画でした。でも、紳士的に美人女性を拉致して監禁した蝶のコレクターの男性、やはり、対等に人間と付き合えないというコンプレックスがあるのでした。この大阪の男も、女性と対等に付き合えない愚か者なのでしょう。母親の影が見えないのは、何かあるに違いない・・・・。
 秋葉原のメイドカフェも、ぞっとしますね。優越感を味わうだけならいいのですが、エスカレートすると、こういった監禁事件に繋がってしまうのでは?
 命あるもの、すべて平等で、対等であるはずなんですよ。どうして、人と自分が違い、自分が力で支配しようとするのでしょうか?競争、征服、支配・・・。人間として、お互いに尊重しあえない関係なんて、間違っていませんか?
 被害者と加害者にならないこと。相手の気持ちになってみること。当たり前のことが、どうしてわからなくなってしまうのでしょうか?
 支配されないために、私は今日も文句を言うぞーーー!?


運動音痴のイルカのラッキー君

2006年08月05日 08時52分38秒 | 芸能スポーツ

 最近、このかわいいカマイルカのラッキー君のことをニュースで何回か、見ました。なんでも、彼はイルカなのに、運動が苦手で、それでも土屋さんという訓練士のもとで一生懸命、トレーニングをしているそうです。あまりうまくできなくても、そのがんばりを見に、お客さんが増えているとか・・・。
 私も、運動音痴なんですよね。球技は大の苦手。人並みにできるのは、水泳くらいのものでした。中年だから、恐ろしくてもうプールにも行けません(とほほ)。
 昔は社員旅行で行ったグアムのホテルで、課長と競争して勝ったのになあ・・。そういえば、結婚前に神宮プールでやはり夫と競争して勝った、というより、競争にすらならなかった始末でしたっけ。彼はスキー以外、だめみたい。ま、それはともかく、イルカのラッキー君、他のイルカが6メートルのジャンプをするところ、彼は3メートルがやっと。
 土屋さんは、それでも誉めて彼をその気にさせて、少しずつ訓練をつんでいきます。他の倍かかっても、なかなかできない・・・。でも、人間だってそうですよね。
 昔、NHK朝ドラの「天うらら」(須藤理彩)のヒロインは大工をめざし、不器用ながら一生懸命でした。そのドラマの中で、不器用なほど、身につくとありました。ラッキーも同じじゃないかしら?
 イルカにもいろんな個性があるんですね。人間と同じように、優秀じゃない子もいるわけです。だから、人間も、成績だけでいろんなことを決め付けてしまっては、かわいそうです。いろんな考え、いろんな方法があるんですもの。ラッキー君みたいに、それでもがんばる子もいるんだし・・。
 音楽だって、ただ器用なだけの演奏なんて、つまらないですよ。
 かわいいラッキー君はこちらにいます。応援しましょう。


家庭料理

2006年08月03日 12時29分52秒 | 食に関して

 秋田の彩香ちゃん殺人事件は、本当に気の毒な事件でした。彩香ちゃんが、かわいそうで・・・。あれだけ、性格破綻の母親鈴香を慕っていたのに、最後の最後まで、彼女は母親に殺されるなんて、わからなかったのではないでしょうか。
 一番気の毒なのは、彼女は母親が作った料理を食べたことがなかったということ。家庭料理なんて、知らないまま、亡くなったのです。残酷すぎます。
 いまのお母さんって、仕事があってもなくても、料理を作らない人がいるようです。料理って、愛情の現れの一つだと思うのですが・・・。子どもに料理を作る、子どもに服を手作りする、ま、子どものいない私がとやかくいうことではないのですが、家族で一緒に食べる家庭料理がどれだけ大事なものか、もっと世間の人がわかっていてほしいと思います。
 朝食を家で食べない児童は、食べてくる児童よりも成績が悪いという統計が最近発表されました。だからといって、学校で朝食を出すというのも、考え物ですよね。
 朝食も、夕食も、家庭で食べるのが一番。
 私は下町で育ちましたから、山の手の夫とは子供時代の食生活、かなり違っていたようです。でも、母が作る料理は大好きでした。一番はハンバーグ。ステーキといえば、うちではハンバーグステーキでした。それも、大判のハンバーグ。懐かしいですね。ソースは、フライパンに残った肉汁に、ケチャップ、ウスターソース、マヨネーズを合わせます。しばらくすると、とろみが付くんです。付け合せのフライドポテトもおいしかったです。だから、マックのあんな細いのって、信じられないですね。あれは、ポテトじゃない、ポテトチップでしょう!
 姉は、母の手作りの札幌ラーメンが大好物でした。作り方を教わっておけばよかったって。豚肉を甘辛く煮ておく、その味がおいしいのです。それと、もやしとシナチク。生麺を茹でて、よく休みの日の昼食に作ってくれました。もやしのひげ取り、よく手伝いましたっけ。
 家庭の味、お母さんが生きているうちに、ぜひ、レシピをきいて、その味を受け継いでほしいものです。それぞれの家庭の味が、その子どもの個性を育てるものではないでしょうか。だから、同じ物を食べて同じように切れるのは、マックやコンビニの弁当ばかり食べているせいじゃないかな、と思うのは私だけでしょうか。
 母の味が子どもを育てていることを、もっと考えてください。
 彩香ちゃんに、本当に美味しい家庭料理を食べさせてあげたかった。かわいそうです。