ハッチと私の日常

20年暮らした猫も亡くなり、25年以上連れ添った夫も病死、仕事も辞めて還暦過ぎた女性が被災猫ハッチと暮らす日々

久し振りのヴァイオリン

2006年10月30日 07時51分37秒 | 音楽
 昨日は、夫が隣の駅のイトーヨーカドーに買い物に行くと言って出たっきり、ちっとも帰ってこなかったので(いつも鉄砲玉です)頭に来て、延々と楽器の練習をすることにしました。そこで、本当に久し振りにヴァイオリンケースを開けてみました。
 たまにあけると、ガット弦が切れていたりするものですが、今回はそんな目にはあわず、A線とD線を緩めていたため、調弦に手間取り(ペグがうまく回らない!)、そうこうしているうち、オリーブのD線がついに切れてしまいました(やっぱり!)。
 先日のオブリガートも値上げしていたし、おそらく、ガットのオリーブも高くなっているでしょう、とほほ・・・。ま、予備は持っているので、しかたなく張り替え、音を出してみました。ガット弦は、安定するまで、時間がかかるので、弾きながら調弦していました。
 バッハの無伴奏ヴァイオリンの弾けるところをさらって、それから、「のだめカンタービレ」でやっていたベートーヴェンのスプリングソナタ、そして、大好きなモーツァルトのソナタ・・・。うれしかったですねー。おかげで、ヴィオラはあまり練習しませんでした。
 途中、鉄砲玉が帰ってきましたが無視して練習していました。夫は案の定タワーレコードに行っていたのですが、決まりが悪いのでしょう、あとで、めずらしく、「いい音していたよ」なんてほざいていました。
 ヴィオラに比べて、ヴァイオリンは軽くて弾きやすかったです。やっぱり、個人レッスン受けるだけでも、ヴァイオリンも続けたい、そう実感しました。いつか、バッハのシャコンヌを弾けるようになりたい・・・、それが私の夢です。
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花嫁わたの布団リフォーム

2006年10月28日 11時28分32秒 | スローライフ(手作り)

 まさに、エコリサイクル、スローライフです。家で使っていた羽毛布団を引き取ってもらい、洗浄と羽毛をたしてもらって、布団生地も新しくしてもらうのです。ディノスのいいものブラボーで申し込み、私の場合は、さらに羽毛を増量してのリフォームだったので、1ヶ月ちょっとかかりました。
 今週の頭に、仕上がった布団が届きました。もう、ふかふかです。見事に再生してもらい、感激です。
 物を捨てずに、あるものをリフォームして使い続けるというのは、地球環境にとてもいいと思いました。なんでも、だめになったから、新しく買うというのでは、ものをムダにしてしまいます。うーん、「花嫁わた」さんは、いいアイデアを思いついたものです。
 送料含めて2万7千円かかりましたが、納得の商品です。
 検索して他のリフォーム業者を調べてみました。やはり、花嫁わたの方が、価格も安いです。仕上がりも、見事。よかったー。たしかに、いいものブラボー!

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プーチン失言、マイクは拾った

2006年10月28日 10時57分44秒 | ジェンダー
 アンナ・ポリトコフスカヤの「プーチニズム」と読んでから、ますますロシアの大統領、プーチンが嫌いになった矢先、新聞の記事を見て、ほらご覧!と思いました。
 彼が18日にモスクワでイスラエルのオルメト首相と会談した際、女性職員への強姦疑惑が持ち上がっているイスラエルのカツァブ大統領について「我々はみんなうらやましがっている」と発言したことが明らかになったそうです。プーチン大統領は、オルメト氏に「大統領によろしく。強い男だということがよくわかった。10人の女性を相手にしたとは!彼がそんな男とは思ってもみなかった」と話した後、「我々はうらやましがっている」と続いたとか。
 プーチンはKGB出身。まさか、彼が現役のときにどこかで女性をレイプしたとは思わないけれど、そういう男を「強い」と思う意識が、ロシアでは常識と見て取れます。
 同意を得ない性行為は明らかに性暴力であり、強姦です。それを冗談でもうらやむなんて、まさに、「おさとがしれる」ってものです。彼の女性蔑視を象徴している気がしてなりません。チェチェンで、罪もない10代の女性がロシア軍に誘拐され、強姦の上殺されたって、ロシアは「彼女はテロ組織の狙撃兵だった」と嘘をつくのです。すべて、そういうことで、暴力行為を正当化して、あらゆる残虐行為をしている、それがチェチェンにいるロシア軍の実態です。つまり、それをプーチン自身が許していることになる。
 明らかに、プーチンは女性の敵です。
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2週間で3冊!

2006年10月27日 16時36分50秒 | 読書
 そう、あれは14日の演奏会本番の前の日、ちょうど2週間前に図書館から3冊本を借りたのでした。それから、市民センターでコンサートの練習をしたのが、遠い昔のようです。
 今月ロシアで暗殺されたアンナ・ポリトコフスカヤの本2冊と、日本人が書いたチェチェンの本1冊。どれも、読み応えがありました。
 人の良心って、何かしら・・。民族による差別って、どういうことなのかしら?私は戦後生まれだから、実感がありません。
 戦前、日本では「大東亜共栄圏」といいながら、アジアの国を占領して、たしかに同じアジアの民族なのに、日本人以外を差別していました。古代では、その国々は、日本の「師匠」みたいなものだったのにね。
 いま、ロシアでは、少数民族への差別、特にチェチェンへの虐待が広まっています。こういうこと、なかなか西側(未だにそういわざるを得ないのが悲しいけれど)に伝わりません。プーチンは、KGB出身、彼の政権はまさに旧ソ連の体制のまま、収賄とごまかしと怠慢、法治国家とはいえません。そのなかで、国民も、対テロという名目で民族差別をあたりまえのようにしています。テロ国家は、ロシア帝国であり、アメリカであり、なんでも「アルカイーダ」のせいにして暴力を正義といってふるって来た。そんなことがまかり通っていいのでしょうか?
 デンマークでは、ファシズムが侵攻してきてユダヤ人に黄色い星のワッペンをつけさせたとき、他の市民もこぞって黄色い星をつけたそうです。彼らへの迫害に抗議して。なんと勇気ある行動でしょうか。いま、そういう人間としての良心が失われようとしています。
 日本の歴史への曲解もそうだと思います。
 いま、受験科目だけを集中して卒業単位が得られなくてじたばたはじめた受験高校がたくさん出てきました。大学に受かっても、卒業できないんじゃ、本末転倒ですよね。特に世界史を選択していないとか・・。
 でも、社会人の常識として、日本史に限らず、世界史は必須だと思います。社会に出て学ぼうと思ったって、基礎がなくてはね。歴史と文化は切ってもきれないものです。いっそのこと、「世界の歴史と文化」という教科にして、もっと自由にもっといろんなことを学べばいいのに。国際交流だってそれに含まれるし、音楽や絵画だってそう。文化、他の民族の文化や芸術を学び、日本の文化や芸術に誇りを持つ。いいことだと思いますよ。世界の流れは、ただ大きな事件の羅列じゃない、底には音楽もあり、いろんな人たちの生活があり、においがあり、食文化だってそう。受験とか、学校教育、根本から考え直したほうがいいみたいですね。性教育だって、文化として捉えても面白いかも。
 グローバルということが、どれだけ、個性や大事なものを失わせたか、大企業になることがいいなんて、わたしはぜーーんぜん思いません。文化をもっと大事にしましょう。

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指板の幅

2006年10月25日 15時31分30秒 | 音楽

 先日のOLCの定演のときに入っていたチラシの中に、とても興味のあるものがあって夫に話したら、ぜひ行ってみようということになりました。 それは、若松奈津美さんの弟子で同じくOLCメンバーの小林瑞葉さんのバロックヴァイオリンのリサイタルです。12月8日金曜日の夜、初台のオペラシティ近江楽堂。アレグロミュージックに電話したら、ペア券がまだ残っているということで、早速送金しました。 バッハの無伴奏ヴァイオリン、特にシャコンヌを彼女の指板の幅がわずかに広い楽器で弾くのを、ぜひ聴いてみたいです。この曲は、とにかく重音が多いのです。それが、現代楽器で弾くと、たとえどんなに上手な人でも、4つの音を同時には引けないので、ズジャッ、ズジャッと切れ切れに聴こえてしまうんです。でも、バロックヴァイオリンだと、それがもう少しマシに聴こえるのです。さらに、幅があれば、それはそれは、きっと響きが素敵なんでしょう。これは、聴かないわけにはいきません。

 +1.5mmで解き明かされる、「無伴奏フーガ」の真実。

バッハの時代に存在した、幅の広い指板が生み出す豊富な運指のヴァリエーション。
ヴァイオリン単独での対位法の表現に、革新をもたらす。

 

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うっ、値上げってそんなに??

2006年10月22日 15時13分15秒 | 音楽

 前回、ヴィオラの弦を張り替えたときはそんなに気にしなかったのですが、今回張り替えて注文して届いた請求書の値段に、「えっ??」とびっくり。たしか、以前も、ベルクの小林さんに、「弦が(ユーロ高で)値上げしました」といわれていたような。現実に、自分が支払う段になって認識したのでした。
 そう、結構練習したので、先日の本番後に替えようと思い立ちました。前買ったのは今年の6月でした。4ヶ月で替えるのは、ちょっと贅沢だったかも。でも、格段に音色が違ってきますもの、やはり最長でも半年で弦を張り替えないといけません。
 そして、6月のヴィオラ弦「オブリガート」のセット定価は12,100円でした。今回は、14,300円!2割くらいの値上げでした。ベルクは3割も値引きしてくれるのですが、それでも、セットで1万円の大台に乗ってしまったのです(とほほ)。
 せいぜい、練習に励み、この「いい音?!」をみんなに聴いてもらいまひょ。
 うーーん、憧れのヨーロッパ、でもユーロ高はイタイ!
 弦楽器の皆さん、ベルクは通販もやっています。3割引ですよ、買いましょう。まだまだ、価格改定は続くかもしれませんよーー(脅してどーする)。管楽器と違って、弦楽器のメンテナンスって、普通、弓の毛の張替えと弦張り替えくらいですもの。まだ安いものです。管楽器じゃなくて、よかった!?
 何から練習しようかな。カルテットでは「死と乙女」、六重奏がブラームス1番、合奏団ではレスピーギ、女子大オケはモーツァルト9番(マイナーですよね、きっと誰も知らないでしょう、4楽章、ヴィオラは大変なんです)。

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ゲルギエフ「戦争ではなく音楽を」

2006年10月22日 13時32分24秒 | 音楽
 先日暗殺されたロシア人ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤの本「チェチェンやめられない戦争」を読みました。もう1冊は同じく彼女の著書「プーチニズム」、こちらも楽しみです。私の知らない現実がそこにありました。
 そして、大分前にNHKBSで放送した指揮者ワレリー・ゲルギエフのドキュメンタリー「戦争ではなく音楽を」という番組を見直してみました。
 ゲルギエフは、チェチェンと本当に近い隣国の北オセチア出身です。といっても、オセチアじんの両親のもとに生まれたのはモスクワで、その後ふるさとに戻って18歳くらいまで暮らしていたそうです。ペレストロイカのあと、ソ連崩壊、そしてコーカサス地帯での紛争、一番の悲劇がチェチェンでした。北オセチアも、ソ連時代の兵器工場が閉鎖になってからは経済も窮乏し、国の運営がとても厳しいそうです。ゲルギエフは故郷のために、自分が得た賞金など寄付し、地元の音楽教育にとても貢献しています。
 地元にキーロフ劇場のオーケストラを率いての演奏旅行は、やはり治安の不安があったそうですが、無事に公演が実現しました。彼は、まさに地元北オセチアの希望の星です。
 「私は皆さんのために、武器を持ってきました。それは、音楽です。戦争を止めさせるための音楽です」
 この番組では、1953年生まれのゲルギエフが50歳まで後5年といっていたので、98年くらいの放送だと思います。第1次チェチェン戦争のあと、今も続いている第2次チェチェン戦争が起きそうなころ、だと思います。同じ地域の、同じ山々。コーカサスの風景、厳しくも雄雄しいものでした。
 音楽は、民族を超えてひとつになれるものです。ゲルギエフの目指す平和が、必ずコーカサスに訪れることを祈ります。
 いまこの番組を見ても、興味が尽きなく、いろんな感動がありました。
 私はゲルギエフの指揮を一度だけ生で聴きました。サントリーホールでのPMFの演奏です。彼の情熱的な指揮は、本当に素晴らしかった。
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故小島芳子さんのフォルテピアノ

2006年10月21日 19時28分13秒 | 音楽
 今日、浜離宮朝日ホールでオーケストラ・リベラ・クラシカの定期演奏会を聴いてきました。今日の演奏は、亡き小島芳子さんの師匠であるスタンリー・ホッホランドさんが彼女の楽器で演奏するのです。その素敵なフォルテピアノ、彼女は自分で弾くことはできたのでしょうか。注文して、間に合わなかったという楽器なのかと思うと、胸がつまります。楽器にはご主人のガンバ奏者福沢宏さんがついて、係りの人と移動させていました。
 この楽器、先日、芸術劇場で放送したアンドレアス・シュタイアーも弾いた楽器ではないでしょうか。小島さんのお母様がそうおっしゃっていたので。
 彼女自身が弾くことはかなわなかったけれど、こうして演奏する機会が増えることを、彼女も願っているのではないでしょうか。本当は、鈴木秀美さんのこのOLCとの共演をどれだけ望んでいたか・・・。
 モーツァルトのピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466が始まったとき、身震いするくらいの感動が起きました。モーツァルトのデモーニッシュな響き・・。この曲のピアノの旋律の素晴らしさは、時代がベートーヴェンへと流れていくのを実感しました。ベートーヴェンは確かにこの曲が大好きだったそうです。この曲を、現代のグランドピアノで聴く人は多くても、当時のフォルテピアノで聴く人は少ないはず。でも、頼りない音量でかそけき演奏なんてことなど全くなく、それはそれはピリオド楽器の伴奏もドキドキするくらいの厚みがあり(小編成なのに!)、本当にホッホランド師匠ではなく弟子の小島芳子さんが天国から舞い降りて演奏しているのではないかしらと思ってしまうようなひと時でした。この演奏を直接聴けたことを本当に幸運だと思います。
 彼女の素敵な楽器、また聴くことが出来ますように・・・。
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トリオの後遺症?

2006年10月18日 22時27分25秒 | 日常

 先週の土曜日にケーゲルシュタットトリオの本番を終えましたが、その2週間くらい前から、頚椎炎の右手の不具合とは別に、左腕の肘のあたりがとても痛くなって、重い荷物も持てなくなりました。さらに、それより前からどういうわけか、左足の付け根というより、尻のあたりがピリピリ痛くなって、歩くときに違和感を感じてしかたありませんでした。
 今日、いつもの間隔よりも短いのに清水治療室に行ったのは、そういう事情でした。いつもよりも丁寧に首の治療を受けてから、やはり、左肘も尻も頚椎炎から来るものだと言われました。使いすぎたんだろうって。
 多分、二度とあれほど一生懸命に演奏することはないでしょう。あーあ、「山田花子」の一件がなければ・・・。

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ポカポカ陽気

2006年10月16日 15時34分06秒 | 日常
 今日は素晴らしい秋晴れで、午前中からポカポカ陽気でした。昼に買い物にでかけ、帰り道、アスファルトの道路に緑色の生き物がいるのを見つけました。よく見たら、カマキリでした。このまま行くと、道路で車に轢かれてしまいます。
 もともと、昆虫が苦手ですが、そのまま事故に遭うのを見過ごすわけにも行かず、保冷バッグをカマキリ君の横に置き、進路妨害をして、向きを変えました。そして、誘導して角の住宅の大谷石の塀を攀じ登らせて、ようやく、庭の木にたどり着いたので、家に向かいました。
 あまり暖かい陽気だったので、居場所を変えようと、のこのこ出てきちゃったんですね。寿命を全うして幸せに最後まで生き抜いてほしいですね。がんばれ、カマキリ!
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