5年前に内視鏡検査をして、ピロリの除菌薬を7日間飲み続け、その結果を検便(やだよねえ)で検査し、除菌失敗という悲しい結末を抱えたまま今まで放置してきました。そして、今年に入ってからののど焼け(いわゆる胸やけ)に苦しみ、胃腸外科に行って翌日すぐに胃カメラということになったのが昨日。
まず、朝食をしっかり食べる私が朝食を抜くのは、こういう検査の時くらいしかないので年に1回程度。胃カメラの予約は11時半だったので、もうおなかが空くのなんのって、それはつらかったけれど、案外ダイエット効果があるのでは、と内心ちょっと期待しました。そして、普段着で行ってしまったのがまずかったのですが、そのクリニックは着替えをしないで、そのままで横になるのでした。その前に個室の安楽椅子でのどの麻酔を受け、いよいよ検査というときに検査室で追加の麻酔をスプレーされてから、なるべくリラックスするように言われ、目は閉じないようにとのことで細い目の私はどうしたらいいのか、と困惑。でも、口にくわえた器具の輪の中に内視鏡を医師が通し、一緒に画面を見ていくうちにそれが面白くて、苦しいとかつらいということはほとんどなかったのが意外でした。一番気になっていた食道には、やはり逆流性食道炎の様子がわかり、さらに胃の中に入っていくとそれはもう、きれいな胃の中で、なんだか興味津々で、胃カメラがジェットコースターのようで楽しかったです。自分の胃の中をリアルタイムで見られるのって、不思議ですよお・・。
前日の診察では、ピロリがいなくなるというのは、いられなくなるほどひどい状態になると先生が言っていましたが、全くそういう状況ではなく、逆で胃の中はきれいだと言われました。いい状態できれいに消えてしまっているのかもしれないけれど、念のため、ピロリが残っているかどうか、組織を3か所、内視鏡に針金状のものを通して切除しました。その時はちょっと痛かったです。その生検結果は、2週間後の診察でわかります。そして、残っていたら除菌。
胃がんのリスクは、ピロリがなくてもゼロではないのですが、持っていれば200倍、なければ70倍。昭和30年代生まれ、またはそれ以前の年代の日本人はほとんど持っていると言われるピロリ。名前はかわいいんだけど、嫌な奴のようです。
そんなわけで、昨夜はテートアテートでは、ワインは飲めずにルイボスティーと「イシモチのポワレ」をいただきました。おいしかったー。シェフの料理はいつも楽しみです。来週はワイン飲むから!