ハッチと私の日常

20年暮らした猫も亡くなり、25年以上連れ添った夫も病死、仕事も辞めて還暦過ぎた女性が被災猫ハッチと暮らす日々

俳句、やめました

2020年07月25日 17時04分26秒 | 俳句

 3年それでもがんばりました。サークルの高齢化と、なんでも人任せのメンバーにうんざりして、終に堪忍袋の緒が切れたのです。もう、後戻りはしません。残りの時間を考えたら、我慢はしたくないのです。

 とにかく、古臭くて上下関係がうるさくて、季語の縛りも納得いかないし、そういうものがない短歌の方が、よほど自由でいいと思ったのです。俳句をやる人が高齢者ばかりになっているのも、体制が古すぎるからだと思います。私は型にはめられるのが大嫌いなので、ここでやめるのもいいだろうと思いました。

 進む勇気、引き返す勇気。今まで学んだことは、きっと別の事にも役に立つはず。言葉を紡ぐことは、もっと自由でなくてはいけないと思います。

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朝日俳壇7月19日

2020年07月19日 23時22分35秒 | 俳句

稲畑汀子選

鉾立たぬ四条の空の虚ろなる      枚方市 中嶋陽太

蟻地獄誰にも有りぬ運不運       京都市 奥田まゆみ

 一句目は、中止になった祇園祭のことですね。いろんなお祭りやイベントが中止になりました。いつ、復活するのでしょうか、悲しいことです。二句目、人生は運不運がついてまわります。でもそれでも生きていく意味はあると信じたいです。

長谷川櫂選

沖縄はいまだ八月十五日        福島県伊達市 佐藤茂

 俳句は17音しかないのに、「八月十五日」という9音を使ったのがすごいところ。沖縄が先の戦争でどれだけの犠牲を払ったのか、わかっている本土の人は少ないのが、今の沖縄を知らないことにつながっています。本当に、ごめんなさいと言いたい。

大串章選

玉葱の地球がみじん切りにされ     東京都 竹内宗一郎

玉葱のみじん切りと、地球がまるでみじん切りにされたように思ってしまうこの句のマジックに脱帽です。コロナのせいで、みじん切りにされてしまったのかもしれないし、人種差別でそうなったのかもしれないし・・。

高山れおな選

夜濯(よすすぎ)のマスクを星に吊るしけり 千葉市 相馬晃一

漂へど海月自死することはなし       富士市 村松敦視

 一句目、このコロナ禍の状況では、ほとんどの日本人が布マスクを手洗いしていると思います。暑いから汗かくし、またそれで洗わなくちゃならないし、たまりません。二句目、海月は自死しない。三浦春馬さん、自殺してしまいました。梅雨の鬱陶しい毎日が、彼の心を蝕んだのでしょうか。一日でも待っていてくれたら、今日は久しぶりに晴れたのに・・。あなたがいなくなるなんて、本当に悲しい。昨日テレビでコンフィデンスマンJP劇場版を見ました。あなたが出るたびに、絶句してしまいました。これからもっともっと輝く未来があったはずなのに・・・。自殺した友人と同じ、クローゼットでというのが、つらい。コロナうつになっていたのかもしれません。彼も、コロナ関連死なんじゃないかと思います。

 

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朝日俳壇7月12日

2020年07月12日 11時52分05秒 | 俳句

高山れおな選

浅い海深い海紫陽花の色          藤岡市 飯塚柚花

大西日カーブに列車縮みゆき        佐倉市 葛西茂美

 一句目、海の色と見たてた紫陽花の観察が面白かったので取りました。二句目、列車のカーブに西日が当たるさまが素敵です。

稲畑汀子選

一天のオーケストラや日雷         伊万里市 萩原豊彦

 雷の様子をオーケストラととらえたのが面白いです。どんな曲なのかなあ、ベートーヴェンとかショスタコーヴィチとかかなあ。

長谷川櫂選

白玉や民を思はぬまつりごと        石川県能登町 瀧上裕幸

 その通り!本当にひどすぎますよ。

大串章選

青大将逃げずに我を通しけり        多摩市 田中久幸

 動物が好きなもので。蛇も、見るだけなら好きかも・・。以前、動物園の蛇が風邪を引いたという様子を見てから、身近に感じるようになりました。多摩市は以前、住んでいたことがありました。蛇が出るんですね。同じ大串章選で、蛇の句がありました。(水かけて蛇の生死を確かむる 長崎県小値賀町 中上庄一郎)殺しちゃうの?それとも、死んでたの?蛇は神様なんじゃあ・・・。

 ところで、茅の輪くぐりというものがあるそうで、夏(名)越の祓という神事に使われるそうです。私は現物は見たことなくて。以前、NHK俳句の井上弘美さんの回で、その様子を見ました。なんとも風流です。

大串章選

結ひたての朝の茅の輪をくぐりけり     尾張旭市 古賀勇理央

高山れおな選

漁り火が茅の輪の中にちかちかと      河内長野市 西森正治

 今回の露の第豪雨により、神社も相当な被害を受けています。自然の猛威はコロナ禍の中なのに本当にひどいことです。被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。

 

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朝日俳壇7月5日

2020年07月05日 10時57分36秒 | 俳句

大串章選

短夜の明日の糧なるショパンかな        東京都 片岡マサ

黒蝶と罅(ひび)の山門潜りけり        白井市 酒井康正

 なんでも自粛自粛って、本当に嫌な世の中になりました。経済は動かないし、芸術は停止。でも、こういうときだからこそ、音楽は必要なんじゃないかと思います。実は私、あまりショパンは好きじゃないんです。ピアノ曲は、ベートーヴェンの方が、好き(月光なんて、サイコー!)。なんてことはともかく、カサカサの心に音楽は本当に必要です。糧になりますとも!2句目は、相変わらず「黒蝶」に夢中なので。

稲畑汀子選

沢蟹の流されつつも遡る            白石市 鈴木鮎子

 一生懸命な沢蟹の様子が目に浮かびます。私、こういう句が大好きです。

長谷川櫂選

思想痩せ肉体太る冷房下            日野市 岩垂由里子

とんとんとプールに返す耳の水         岐阜県揖斐川町 野原武

 一句目、共感しました。今月の私たちの兼題が「夏痩せ」ですが、痩せるわけないから、詠めない!と思っていたところ、こういう句を見つけて、感動しました。そう、肉体は太るんですわ。二句目、よく子供のころ、夏のプールでみんなやっていましたよね。懐かしいです。もうプールや海で泳がなくなって何年たつのかなあ、何十年です、ああ、とても人目に曝せない体になってしまいました、とほほ。

 俳句の世界では、選者が添削することも当たり前にあるそうです。そんなことも知らずに、師匠が課題句の選者だったから二句提出したら、俳誌に載っている自分の句が、どうも違っていて、師匠に直接伺いました。俳句って、そういう言う世界だとは知らず、なんか腑に落ちなくて。コロナのせいで実際に集れないまま、投句をまとめて師匠に見てもらい、結果を皆に配るという作業を初心者の私がしています。一方通行の句会って、正直、つまらないです。自分だけが面倒な作業やらされて、もういやだと暑中見舞いに代表に訴えたら、8月は代表がやってくれるとのこと。そうです、私はもう、絶対にこの作業はやりませんぞ。当番制にするのが一番民主的ですよね。でもなんか、やっぱり、納得いかないなあ。一方通行はつまらない。

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朝日俳壇6月28日

2020年06月28日 17時52分50秒 | 俳句

長谷川櫂選

しみじみと福島忍田植唄       福島県伊達市 佐藤茂

六月の初通勤となり自立       十日町市 平野晶子

 一句目、原発事故で避難したままなのでしょうか、懐かしく思う田植唄、しみじみという言葉に思いの深さを感じました。二句目、今回のコロナ禍で、学校も仕事も強制休みとなり、新入社員もずっと出勤できないままだったのが、ようやく初出勤。大変だったと思います。これからがんばってくださいね、新社会人!応援しています。多分、この句はお母さんがお子さんのことを詠んだのではないかしら。

大串章選

宙に浮く地球と気づく夏の月      東京都 青木千禾子

夏蝶の三頭の密楽しさう        三鷹市 宮野隆一郎

 一句目、夏の月から、地球が宙に浮いているとの逆転の発想がすごく素敵です。もしかして、青木千禾子さんは、あの「ちっちとサリー」のみつはしちかこさんでは?二句目、蝶は楽しそうに一緒に飛び回っているのに、人間はまだだめなんだよなあ、という気持ち、わかります。夜の蝶の世界には、まだ会いに行くのは心配かもですね。

高山れおな選

色徐徐に吐息の如く紫陽花に      東京都 竹内宗一郎

「父の日よ」と妻に言はれてそれつきり 堺市 奥村英忠

 一句目、紫陽花が徐々に色を変えていく様子を吐息と言ったのが素敵です。毎日観察していたのでしょう。二句目、なんだかとってもかわいそう。奥さん、何もプレゼントしなかったんだ~。切なさがにじみでていますね。

稲畑汀子選

木洩日の影より生まれ黒揚羽      芦屋市 笹尾清一路

コロナ禍の風評恐れ梅雨籠       泉大津市 多田羅初美

 一句目、黒揚羽が木洩日の影から生まれたという表現が、いいですねえ。私は今年、生れてはじめて黒蝶を見ました。その神秘的な姿に感動したので、取りました。二句目、日に日に、感染者が増えているのが怖いですよね。コロナ禍はまだまだ続いています。なかなか籠城から抜けられません。どうすりゃいいの?最近、稲畑先生もコロナ禍の俳句を選ぶことが多くなりましたね。   

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映像の世紀「オリンピック激動の祭典」

2020年06月21日 23時02分58秒 | 俳句

 昨夜のこのドキュメンタリーは、ものすごく見ごたえがありました。私のようにそれほどスポーツが好きじゃなくても、深く感動しました。オリンピックの歴史は、どれだけ政治に翻弄されてきたか、去年の大河ドラマ「いだてん」の背景は、こうだったのかと改めて認識しました。ほとんど見ていなかったけど。

 それで初めて知ったのです。1936年ベルリンのオリンピックで日本代表としてマラソンで金メダルを取った孫基禎(ソンギジョン)のことを、初めて知りました。なぜ、韓国人が日本代表?それは、戦前、日本が韓国を植民地化したからです。彼にとって日本の国家が流れて日章旗があがるというのは、どれほどつらかったでしょうか?そういう歴史を、私たちはほとんど知りません。だからこそ、今、韓国が日本に持っている悪感情は、日本人が理解できないのはある意味、無知だからなのです。私たちは、その歴史を知らなくてはいけない。

 人種差別だって、男女差別だって、みんなそうじゃないかしら。もし、自分だったら(マラソンなんて、走れないけど)。彼の記録が日本として残るのは、申し訳ないことだと私は思います。併合といっても、まったく対等ではなかったのですから。本当に、大日本帝国はサイテーでしたよ。

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朝日俳壇6月21日

2020年06月21日 17時13分20秒 | 俳句

稲畑汀子選

街は未だゴーストタウン風薫る         横浜市 松永朔風

 外国人観光客はまだ日本に来られません。来られるようになったから、前と同じようになんて具合には、いかないと思います。確かに、社会は変わってしまうのでしょう。それでも、日本人は昔から、旅が好きな民族でした。国内旅行でいいじゃないですか。移動が自由になったから、注意しながら国内旅行で、あちこち行ってみませんか?

長谷川櫂選

蟇(ひきがえる)なんとかなるの構へかな    東京都 小出功

田植機のおづおづと入る水面かな        豊岡市 山田耕治

ことごとくマスクの首相に懐疑的        一宮市 岩田一男

 一句目、なんだかとても気に入りました。これくらいじゃないと、生きていけませんよね。とても惹かれる句です。二句目も、情景が浮かび、いいなあと思ったのです。機械の様子が、まるで人間のように思うのって、わかります、わかります。日本では、工場の機械、ロボットも名前で呼んだりしていることが、外国では考えられないというんですよ。国民性の違いでしょうか。昔、住設機器管工機材の卸商社に勤務していたころ、どこのメーカーのだったか、ヤンマーだったかな、「ナナちゃん」「よーこちゃん」というのがあって、それも斜めに動く専用と、横に動く専用だったと思うのですが、ネーミングが楽しくて。多分、機械の前の家畜の時も、日本人はそうだったと思うのです。家畜にも名前を付けたでしょうし、機械にも。おずおず入る田植機というのが、とても気に入りました。さて、3句目、本当にその通りですよ。それに、彼は未だに憲法改正と言っているらしい。憲法はそもそも、国民のためにあるものです。戦争放棄を変えようとしている今の首相は、本当に恐ろしい。日本がやってきた戦争犯罪に対して何の反省もないのかね!自分とお友だちさえよければなんてリーダーにこの国のかじ取りを任せて、本当に恐怖としか言いようがないです。

大串章選

この道と決めて迷はぬ蝸牛           福島市 引地こうじ

コロナ禍の空を自由に夏つばめ         東京都 石川昇

 一句目、蝸牛が道路を横断しているのか、ちょっと心配。ただ単に葉っぱの上の道ならいいけれど。そういえば、今年はまだ蝸牛を見ていません。二句目。鳥は自由に空を飛ぶ。いいなーー。でも、点滴もいるから、自由に飛んでいても、怖い目には合いますね。ただ、平面とは違うから、逃げるスペースは多いかも?

高山れおな選

赤かりし看護士の眼や明易き          新座市 稲葉敏子

行く末は透明ならず心太            石巻市 兵頭康行

生きるとは演ずることよ七変化         東京都 長谷川瞳

 コロナ禍で医療従事者は本当にハードワークで大変だと思います。どうか、健康でいてください。感謝です!二句目、詠んだのは石巻市の方。復興も完全じゃないのに、今度はコロナ禍です。本当に大変、この先どうなるか、不安ですよね。三句目、七変化とは紫陽花のことです。生きるとは演じること、なのかなあ。本当は、もっと素のままでナチュラルに生きたいですよね。でも、ゴミ出しに行って、会った人に(知り合いではない方)挨拶をする自分の声が、少し高めに出ているのを、自分でもちょっと変だと思ってしまいました。演じたってことかな?
 昔、「琴姫七変化」という時代劇のドラマがあったそうです。あの初代ボンカレーのCMの松山容子が主役でした。そして、昔ではなく90年代に、今度は「照姫七変化」というのが、沢口靖子主演で放送されていたそうです。つる姫じゃあないんですね。

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朝日俳壇6月14日

2020年06月14日 12時37分26秒 | 俳句

高山れおな選

子はナース白から白へ更衣       泉大津市 多田羅初美

 このコロナ禍で、お子さんが看護士として働いている不安がひしひしと感じられました。どうぞご無事でと祈るばかり。

稲畑汀子選

もたいなや籠りてをれば五月果つ     横浜市 今村千年

ひからかさその距離保ち遠会釈      神戸市 森岡喜恵子

 今回は、稲畑汀子先生、コロナの句をけっこう選んでいました。どれも、本当にその通りと膝を打ちたくなるような句です。特にこの二句を私は取りました。

長谷川櫂選

蠅叩き残像ばかり叩きをり        東京都 竹内宗一郎

蚕豆や目と口あらばいとほしき      千葉市 團野耕一

 一句目、私も還暦すぎて芽も弱くなり、反射神経も衰えて、確かにそうだなあと実感の句ですね。二句目は、そらまめのこと。あの豆の頭の黒い部分は「おはぐろ」といって、豆がさやにつながっていたところだそうです。あの黒いところが、わたしはいつも、おやじの頭のように見えるんです。だからこの句が面白くて、取りました。

大串章選

討つて出るための籠城若葉寒       野田市 松本祐一

三密といふ幸せの燕の子         川西市 上村敏夫

 一句目、本当に、こちらから反撃に出たいものです。いつまでも自粛自粛って、いい加減にしてほしい。外に出て人と話すことこそ、生きている証じゃないですか。二句目、燕の子がうらやましいですよねえ。

 このところ、Wi-Fiがよく途切れるんです。知り合いは、無線じゃなく有線にすればいいというのですが、プリンタもスマホも無線だから、どうなっちゃうのかわからなくて何もできません、メカに弱い私です。先日は酔ってFAX電話壊しかけましたしね。なんとか生きているけれど、どうも不安なんです。でもせっかく交換したフィルムの事を考えると、もう少しがんばってみたい・・。

 

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朝日俳壇6月7日

2020年06月07日 13時15分51秒 | 俳句

大串章選

連結器確(しか)と噛み合ふ雲の峰      北本市 萩原行博

 雲の峰は、今月の通販生活夏井俳句道場の兼題なんです。つい、目が行ってしまいました。これは、列車の連結器がガキンっとかみ合って、その時に入道雲がもくもく見えたという情景が浮かんできて、いいなあと思ったので取りました。そういえば、毎年、夫の樹木葬に命日には行っていましたが、今年は行かれそうにないです。その外房の特急わかしおが、私が降りる大原の手前、上総一宮で列車の半分を切り離すんです。その連結器を思い浮かべました。

高山れおな選

両国の新樹の空に戻らざる           川崎市 小関新

グールドのゴールドベルク夏来たる       佐伯市 菅野隆光

 一句目、コロナウイルスで亡くなった力士勝武士さんの追悼句。若い命が奪われるのは、つらすぎます。2句目、グレン・グールドのゴールドベルクは夏に似合うのかなあ。私はチェンバロで聴くゴールドベルク変奏曲だし、亡夫と毎年クリスマスのころ、。小林道夫さんの演奏会に行っていましたから。面白いなと思って取りました。

稲畑汀子選

父の日の父に起こされたる不覚         相模原市 石田わたる

 くすっと笑っちゃう句ですね。お年寄りはなんたって、早起きですから。

長谷川櫂選

コロナ禍の真つ只中の更衣           枚方市 山岡冬岳

 衣替えの季節ですが、外出自粛であまり外に行くこともなくて、もう服なんかどーでもいい、になっちゃっています(そうじゃなくてもなってますが)。先日、ようやく冬のコートをクリーニングに出しました。なんとも不自由な毎日です。思いっきり放浪したいです。

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朝日俳壇5月31日

2020年05月31日 17時10分30秒 | 俳句

長谷川櫂選

コロナ禍の今こそ泳げ鯉幟        長野市 縣展子
(大串章も選)
花冷や三歩離れて人と人         富士見市 阿部泰夫

 ずーっと外出自粛が続いていました。だからこそ、鯉幟には思いっきり泳いでほしいと、みんなが思ったはずです。二句目、人と人は距離を保っていなければいけない新しいルール。私は亡夫にいつも言われていましたよ、もっと離れていろって。横に並ぶなって言われましたね。まさか、みんながそうなるなんてね。

高山れおな選

六郎の夕焼け真似る夕焼けかな      松戸市 をがはまなぶ

韓流にハンサム多し業平忌        八幡市 小笠原信

 一句目、谷内六郎さんの素朴な絵が目に浮かびました、懐かしいです。二句目、その通りですね、なぜか韓国スター、ハンサム多し。

稲畑汀子選

椅子に身を深々置きて藤を見る      八代市 山下接穂

ででむしに倣ふ自粛の暮しかな      枚方市 石橋玲子

 一句目、藤の花の下に椅子を置いて腰掛ける姿勢を、こう表現するのが絶妙ですね。二句目、世界中の人類が、蝸牛になっちゃいましたね!本当、つらかった。生業をつぶさないで普通に生活できるように国はもっと考えて欲しいです。1世紀前とは医学は進歩しているはずなのに、おかしいですよ。予防医学って、ちゃんとあるでしょ?日本のコロナ対策、なんかおかしい。

 

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