ハッチと私の日常

20年暮らした猫も亡くなり、25年以上連れ添った夫も病死、仕事も辞めて還暦過ぎた女性が被災猫ハッチと暮らす日々

トスカーナのパン

2008年02月29日 21時28分14秒 | 食に関して

 昨日、久しぶりにトスカーナのパンを焼きました。これは、中だね法を使って、まず最初にゆるい生地を作り、それを発酵させて種落ちしてから、それに粉と水を加えて本ごねする方法で、ちょっと時間がかかるのです。それに、フランスパンを作るときのように、蒸気注入もします。
 家庭のオーブンでこれをする場合には、天板に小石を並べて250度~300度で15分以上焼いて、パンを焼くとき、その直前に小石に200ccの水をかけて蒸気を出させてすぐにオーブンのふたを閉めて焼き始めます。
 我家の小石は、父がいた高尾野家の庭から、無断で御影石を少しもらってきたものです。ありがたい・・・?!

 さて、3年ぶりくらいのこのトスカーナのパン、最初、分量は通常の4/5にしたのですが、単純計算してほかの分量もそうしてはいけないのです。それは、シエナのレラ先生にも言われたことでした。うっかり、単純計算での分量で中だねを作ったr、亜どうもゆるくなくて、失敗してしまいました。それで、4/5でも、水の量は通常のとおりに作り直したらなんとか思ったような中だねになりました。4時間後、ふつふつと気泡が出てきて、なんとか種落ちしたようで、それから本こねをして1時間弱の一次発酵、そして分割とベンチタイム、そして仕上げ発酵して、久々の蒸気注入、そして焼成と、なんとか無事、やりとげたのでした。そして、焼きあがって並べたパンは、懐かしい、あのパンの歌をうたいはじめたのです。この焼きたてのパンが奏でる音楽、パチパチという音は本当に私を幸せにしてくれます。まあ、水分が抜けていく音なんですけれど、それがとても素敵なんです。フランスパンや食パンといったリーンなパンの焼いたあとに、よく聞かれます。

 さすがに、久しぶりで成形もうまくできなかったので、けっこうふぞろいになってしまいました。でも、粉の味がよくわかる、シンプルでとてもおいしいパンです。夜は、夫が作ったラタトィユをオムレツにかけて、そのパンで食べました。あと、このパンは、最高のエキストラヴァージンオイルに浸して食べるだけでもワインに合うつまみになります。イタリアではそうして食べていました。

 もし、試したい方は、ぜひ、こちらのレシピを参考にして下さい。シエナのレラ先生から教わり、自分なりに工夫してきたレシピです。

 

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イージス艦「がなぜ」

2008年02月28日 09時12分05秒 | 社会

 イージス艦の事故、本当に悲しいです。房総沖の漁船がいっぱいいるところで自動操縦なんて、信じられない無神経さ。漁船がよけると思っていたという自衛隊の、あまりな傲慢さに腹が立ちます。先日、義母がいる大原に行ったときも、その話題になりました。大原は勝浦と近いですから。
 漁船の中で親子でいろいろ作業していて、気がつくのが遅かったのだと思いますが、まさかイージス艦が目の前にあるとは、思いも寄らなかったのでは。巨大な壁にしか見えませんよ。

 NHKのニュースを見て、夫が、「イージス艦あたごのほかに、「がなぜ」というのがあるんだね」とわけのわからないことをいうのです。画面には「イージス艦がなぜ」とありました。

 そんなバカ高いイージス艦が日本にごろごろ、あるわきゃないよ。大笑いしてしまいました。「がなぜ」の乗組員にも事情を聞いたらしいと誤解したらしい・・・。

 防衛省は格下げの防衛庁にしたら?国民を守るどころか、平気で見殺しですもの、存在意味がないでしょう。

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映画「この道は母へとつづく」

2008年02月25日 18時44分57秒 | 映画

 今日、下高井戸シネマで映画「この道は母へとつづく」を見てきました。

 新聞に載っていて、見たいとずっと思っていたんです。私はどうも、少年に弱いんですよね。「さよなら子供たち」や「コーリャ愛のプラハ」、「コーラス」など、どうも、小さな子供が出てくる映画は見てしまいます。
 そして、今回は、ロシアがたぶん舞台の、孤児院の少年がどうしても母親に会いたいと、養子縁組が決まっているのに脱走して探しに行くという、サスペンスともいえる映画でした。
 見ているだけで、ロシアの冬の寒さが伝わってきそうでした。この厳冬のように、彼らの将来も、辛く厳しいもので、唯一の幸せになる道が、海外への養子縁組。でも、仲介者と孤児院とのお金のやり取りやら、ほかの孤児院の少年の年長者のギャングまがいの組織など、いろんな話が出てきます。それに翻弄されながらも、必死で文字を覚えて自分の母親探しのために鍵を手に入れて機密書類を見たいと願う、たった6歳の少年。それに、なんとか力を貸してあげる先輩の悪がきどもが、なかなかいいのです。たぶん、売春してお金を得ている先輩のお姉さんの、なんとも優しいこと。彼女が一番手を貸してくれたんだけれど、たしかに、どの人たちも、本当は悪くなく、いい人たちなんですよ。もちろん、仲介者も、手数料をがっぽり取るのでしょうけれど、本当に少年たちにとって養子縁組がいいことだと信じてやっているんだと思います。それが、現実にもたくさんある話なんでしょう。
 そういえば、ブラジル映画の「セントラルステーション」でも、そういう養子縁組の話がありました。実は、臓器移植やそういうことに使うんじゃないかという話。本当に恵まれていい人生を送ることもあるけれど、そうじゃない場合もあるらしい・・・。

 映画に出てくる孤児院は、本物だそうです。今も、そうやって親に捨てられる子供がいるんだってことです。でも、子供は、母親をどうしたって求めるものです。なぜ?それは、自分が母親から生まれてきたから。父親なんか、目じゃないです(そうです、男女ともにね)、母という存在が、どんなに象徴的か、どんなに幸せをもたらすか・・。それを思うと、もう切なくてたまりません。

 いい映画でした。あの坊やのひたむきさに、みんなが力を合わせるのがうれしいです。母は、永遠の存在なんですね。

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あれ、ごまこ?

2008年02月22日 10時29分07秒 | 日常

 今日は暖かい一日になりそうです。そこで、ずっときていたセーターを脱いで、別のものに着替え、家事をしていたんです。洗濯物を干し終わり、階下に戻ると、あれ、こんなところにごまこ(飼い猫、おばあちゃん)が、と思わず、「ごまこ、そんなところで何してんの?」と声をかけました。
 なんと、それは、ごまこではなく、先ほど脱いで、後でクリーニング屋に持っていこうと思っていた自分のセーターでした。なんだか、おかしくなって、思わず写真に撮りました。

 当のごまこは、いつものように、日向ぼっこしていました。おもしろ柄だから、間違えちゃうのよね。

 

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ワインバーに行きました

2008年02月22日 10時24分18秒 | 食に関して

昨夜、夫が聴きに行きたいというので、私が定期会員になっているOLC(オーケストラ・リベラ・クラシカ)のチケットを譲り、終わってから一緒に新橋のワインバーAteに行こうと計画していました。
 というのも、いつもはOLC、空席があるのに、この回はシリーズの最後でモーツァルトのジュピターを演奏するのです。最近私はちょっと集中力がないから、あまり行く気がなかったし、一緒に行こうと夫が言うので、主催者やホールに電話しても、チケット完売ということで当日券も出ないとのこと。それで、泣く泣くでもなく、夫に行ってもらうことにして、一緒に寄ろうといった新橋のワインバーAteには、私が先に行って待っていることになっちゃったんです。
 その新橋のワインバーは、手指の痺れで清水治療室に通っていた頃、一人で2回ほどランチを食べに行き、あまりにおいしいので感動し、夫にぜひ、と薦めたのです。夫も実は、腰痛でたびたび、清水治療室に通っていました。その治療室は、ニュー新橋ビルにあります。そしてすぐ近くにAteがあったのです。でも、引っ越してしまったのですが、その引越し先に、それもはじめて夜に行くことにしました。浜離宮朝日ホールからはなんとか徒歩でも行かれそうです。
 そして、出かけようとしたそのとき、夫から電話が・・・。彼は携帯を持っていません。その時間は7時前。おいおい、演奏始まっちゃうよ!?
 引越し先に行ってみて、9時前後はとても混むから一応、私の携帯番号を店に教えたので、8時45分ごろに電話があるかも、ちゃんと電話に出られるようにしておけという内容でした。そして、前の店のあったところから新しい場所への道順を延々としゃべりだしたのです。私は出かけようとしいたので、途中でやめさせたら、かなり怒りましたね。
 結局、新宿のヨドバシで買い物という計画も諦め、予定の2本後の電車で都心に向かいました。
 電話に出る準備はしていましたが、けっこう混むというので直接店に行き、わかりにくいという夫の話だったけれど方向音痴の私にしては珍しく迷わず店を見つけて、夫の話をして、満席なら待つからといったら、なんとありがたいことに、カウンター奥の席を予約しておいてくれたのでした。店に着いたのが、8時45分ちょっとまえ。
 本当、満席でした。一人客は私だけ・・。ま、隣にそのうち来るはずだからいいか、とシャンパンをグラスでもらい、たことセロリのマリネを頼み、いつ来るかわからない夫を、友人が貸してくれた姜尚中の「在日」を読みながら、ちびちび飲み食いして待っていました。待つこと1時間、何で遅いんだよー、来ないのかよー、と情けなく待ち続け、やっと来た夫はそれから一緒にグラスで白ワイン赤ワイン、食べ物もトリッパ煮込みや猪のラグー手打ちマスタなど、いろいろ頼み、堪能しました。とはいえ、夫が来るまでの1時間、さっきの料理のあと、牡蠣のクレープとシチリアの白ワインも頼んでいたのでした。
 10時半が本日のおすすめ料理のラストオーダーでした。でも、その後も11時15分までいて、あとはJRで帰りました。

 とにかく、二人なのでフルボトルは無理だし、いろんなのが飲みたいからとグラスワインだけでしたが、種類も豊富で、とにかくおいしい!とても大きなグラスで飲むワインのおいしいこと!赤は、大好きなミネルヴォワからメルロー、カベルネソーヴィニヨン、白はシチリアだけでしたが、本当にちょうどいい温度で香りもよくて、家で飲むワインとどうしてこんなに違うの?と、二人で考えてしまいました。料理も凝っていておいしかったです。何せ、厨房が広くなりました!前の店では本当に狭い厨房でおじさんひとり、がんばっていましたが、今は厨房スタッフも3人になったのです。カウンターは、いろいろ見えるから楽しい!
 広い厨房で店も変わって、なんだか、おじさん(シェフ)も違う人のように見えちゃって、夫に、前と同じおじさん?ときいてしまいました。

 人気があるのも当然の、素敵な店でした。もう、OLCも定期会員制度もなくなったし、清水治療室はこれからも行くかもしれないけれど、また二人でいつか来る日があればいいなーー。満足な外食でした。当然、JPで帰り、最寄り駅からタクシーで、なんとか午前1時には寝ました。今日も、睡眠不足です。

 そうそう、演奏がおそくなったのも、鈴木秀美さんが、いつものように寄付のお願いの演説を延々としていたそうです。でも、チケットを買って聴きに来ている客に、ちょっとそれはないのでは??確かに、経済面では大変なのはわかりますが、遠くから来ている客もいるんだし、毎回それではどうかと思います。待っているのは私だけじゃないと思いますもの。感動を薄めない工夫をしてくださいな。

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びっくり、裏の更地

2008年02月16日 14時10分15秒 | 日常

 先日、飼い猫を病院に連れて行った日は、朝から、裏の更地に重機が入り、土を削っていました。
 診察の帰り、裏に寄り、裏の更地に家が建つのかと心配で聞いてみたら、なんとその隣の家の敷地内の石灯籠や石塔、巨石を運び出すために、許可をおって、更地にクレーンが入れられるようにしているとのことでした。

 斜め後ろの家は、その日に測量をするので、立ち会ってくれとお願いされていたのです。つまり、売りに出すそうで、そのために、敷地内の石を移動させることになったそうで、なんとそれは岩手に持っていくとのこと。

 かなりの人数の職人さんと重機、そしてクレーン車と、本当に大変な作業のようです。とりあえずは、裏に家が建つわけじゃなくて、この幸せな日差しも現状維持できるので、ほっとしました。

 どうして、こんなに巨石を集めたのでしょうか、まあ、趣味の問題ですが、あとあと、けっこう大変なことになるんですね。このかかった費用は、かなりのものになるんじゃないかな、お疲れ様です。こんな作業は滅多に見られないから、朝から興味津々です。

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かわいい落しブタ!!

2008年02月16日 12時53分53秒 | 食に関して

 この前、たまたまNHKで、食彩浪漫を見ていたら、ゲストの荻野アンナさんが使っていた落しブタがあまりにかわいくて、さっそくネットで検索して見つけ、購入しました。

 マーナのブタの落しブタと、コブタの落しブタ2種類あり、私は両方、買いました。そして、先日はじめて、煮物で使ってみたら、それはそれは優れもの!いい感じでしたよー。鼻の穴に菜ばしをさして取るのがなんともユニーク!陶器の上に載せて電子レンジでチンしてもいいらしいの。ラップ節約になります。

 いやー、これを見たときは、もう一目ぼれ状態でした。かわいいし、使いやすいので、ぜひ、みなさんもご覧ください。メーカーのサイトは、こちらです。

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アマチュア演奏

2008年02月16日 12時43分30秒 | 音楽

 先日、知り合いのアマチュアの演奏家の方と一人だけプロの人が入っている弦楽四重奏を、代々木上原の「古賀政男音楽博物館」の中の「けやきホール」で、カルテット仲間の人たちと聴いてきました。
 代々木上原は、あまり降りたことがないのですが、その駅からすぐ近くに、この古賀政男音楽博物館がありました。隣接して、日本著作権協会のビルがあります。古賀政男といえば、明治大学マンドリンクラブと、「影を慕いて」とかを思い浮かべますが、なんとその建物の中に、素敵なホールがあったのです。もちろん、クラシック音楽も演奏できます。それに、レンタル料がそんなに高くない・・。と、宣伝してしまうと、予約で埋まってしまうのが怖いですが、都内ではいい条件だと思いました。置いてあるピアノがベーゼンドルファーというのも、素敵でしょ?
 知り合いのカルテットは、メンバーが介護のために一人交代し、名前を変えて、セカンドがプロの方になったのでした。だから、聞いていて本当に勉強になりましたね。まず、弓使いが全然違う・・・。目一杯使う、これはすごいと思いました。一人、うまい人がいると、それに引っ張られるということもあります。ベートーヴェンの演奏は、まさに、いぶし銀の世界でした。アマチュアなので、音程がちょっとどうかな?というところもありましたg、あまず、3人アマチュアでアレだけ演奏できるなんて、たいしたものです。私は足元にも及びません。ヴィオラの楽器も、割と大きいように見えました。私は小柄だから、楽器も小さかったりしてね(ヴィオラって、大きさまちまちなんです、大きいほど、音もいいもの)。

 本当は、演奏の後の後悔レッスンが目当てででかけたんですが、先生がシャイな方のようで、それがなくなったみたいなので、洗濯物干しっぱなしだし、そそくさと帰ってきちゃいました。しっかり、ホールの使用のしおりだけはもらいましたけど。

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またも鳩山法務大臣の失言

2008年02月14日 18時14分48秒 | 社会

 私はあの鳩山兄弟は、確かに血筋がいいのかもしれないけれど、頭の中身を疑うような政治家だと思います。とくに、自民党のほうはひどい・・。

 またも、失言問題勃発ですね。鹿児島の選挙違反全員無罪となった、ひどい取調べと思い込み捜査による人権侵害、その事件を冤罪じゃないといっています。彼の頭の中って、摩訶不思議。正直、脳みそアルカイダ?と思ってしまいます。あんなおかしな人が政治家やって、それも法務大臣というのですから、日本もおしまいですな。

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特に異常なし

2008年02月14日 16時29分45秒 | 日常

 うちの猫を午前中に医者に診せてきました。発作のことと、この際だから血液検査をとお願いして、結果は、肝臓が少し悪いのですが(夫と一緒!)腎臓の数値も標準だし、特に異常はないということで、安心しました。

 発作も、頻繁に起こるようだったら、痙攣を抑える薬があるとのことでしたが、今のところ、1回だけなので、大丈夫だろうと。そういう時は、落ち着かせて安静が一番だそうです。うちでは、お互いに、慌ててしまいました。

 まあ、なんといっても、18歳ですから、いいおばあちゃんです。やっとほっとしました。

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