ハッチと私の日常

20年暮らした猫も亡くなり、25年以上連れ添った夫も病死、仕事も辞めて還暦過ぎた女性が被災猫ハッチと暮らす日々

ギャラリーれがろにお届け

2006年03月31日 19時30分36秒 | 芸術

 今日、展覧会の会期中にお買上げいただいた絵を2枚、荻窪のギャラリーれがろに届けてきました。こちらのギャラリーで展覧会をということもあって、ついでに見学も兼ねていました。今日はとても寒かったですね。もうちょっと厚着をすればよかったと公開しながら、やはり方向音痴だけあって、徒歩1分なのに商店街のメインストリートをちょっとうろうろ・・・。やっと見つけました。ビルの2階、そうか、エレベータないから搬入搬出、ちと大変かなと既に乗り気な私。で、ギャラリーに入ってみると、それほど狭いと感じないのは、きっと長細いからでしょうか。遠くからも絵を眺めることができるのは優れものかも・・。
 ギャラリーのKさんとお話して、私がどうしたいとか愚痴も含めて、実際に2時間近くも話してしまい、来年の企画展に載せてもらうことになり、ギャラリーを出たらもう夕方の雰囲気でした。
 価格の件でも、かなり悩んでいたのを相談に乗ってくれて、とても安心しました。彼女のすごいところは、画集は確かに高価と思われるので値下げしても、絵は先日のギャラリーでの価格を維持することを薦めてくれたことでした。絵は、実際に父が心をこめて1枚1枚、手を入れたものです。数が少なくなっているからよけいに、貴重だと思います。さすがに、親戚にはちょっと安くオワケしたり、お譲りすることもあるかもしれないけれど、それ以外は、まるでセールのように(三鷹では本当に最後のつもりだったから・・・)値下げするのは問題ですね。ということで、これから、ギャラリーれがろを通して絵を額装送料込みで7万円ということにしました。ギャラリー藍で、実際に7万円で買ってくれた人がいるんですもの、裏切れません。
 絵というのは、本当に難しいものです。安いからいいというのではないし、高いからその値段相応かというのも疑問だし・・。ただ、安いからと邪険に扱われるのはとても悲しいものです。
 絵葉書と画集は値下げしました。来年の春、ギャラリーれがろで展覧会を予定しています。父の残したたくさんのスケッチも、前日に、富士高校卒業生限定で、お好きにお持ち帰りしてもらおうと思っています。スケッチは私が邪険にしているから、きちんと整理しないといけませんね(反省)。
 いつも、これが最後、と言ってきて、こうしてこの先も、続くのは、思えばとてもラッキーなことです。本物の絵を見てもらうのが一番いいことですし、父もきっとそう望んでいるはず。見られる機会を持つこと。私ができるまで、やはりやるべきなんですね。人との縁を大切にしていきます。Kさんは、画集の絵を少しずつ分けて展示していくというシリーズで1、2年毎にやってみるといいとのこと。だから、たった1点ものも、非売品として出すのは全然問題ないと言っていました。うれしい限りです。

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終わったーーー!!

2006年03月31日 00時17分54秒 | 芸術
 いやー、さすがに連日のお勤めは、くたびれました。毎日夜7時まででしたから。24日に準備をして、25日~30日、企画展で私もギャラリーに詰めていました。
 都立富士高校の学区の杉並区ということで、大勢の卒業生がいらしてくれました。本当にありがたいです。でも、なかなか、新規の人が絵を買ってくれるまでにはいかず、ちょっと残念。ギャラリーの方が、こんなに手の込んだ貴重な絵だから、絶対に高くても大丈夫ということだったのですが、やはり蓋を開けてみれば、価格的にもむずかしかったのかと思いました。今までをよく知っている人たちは、戸惑ったのかもしれません、でも、企画ということなので、どうしてもそうせざるを得ない事情もあるのです。結果的には赤字にならなくてすんで、ほっとしています。それと、三鷹の自宅を使わせてくれたO先生が、今回忙しくて見に来られないという電話があったとき、ちょっとお話したのですが、初日に卒業生で去年から荻窪でギャラリーを始めた方が、絵を買ったくれて、さらにぜひ荻窪でとおっしゃったので、その縁ができただけでも、今回は成功だったのではないかとおっしゃられて、その前向きの発想に痛く感動したのでした。
 私の家での絵の保管はもうかなり難しく、シミも昔の作品だけではなくて後期の作品にも出てきているのも現実なのです。なんとかしたいのですが、先立つものも乏しく、ほそぼそとインターネットで公開している現状。来年は父の没後10年という区切りです。これを何とかしなくてはダメかな、と計画を立てています。とりあえずは、あした、荻窪のギャラリーに買っていただいた絵を届けて相談してこようと思います。そのギャラリーが常設で置いてくれるといいのですが・・・。
 私も、アマチュア活動が忙しく、いつまでもこういうことができなくなりつつあります。専業主婦でも、忙しいんです(本当に!)。6日間、楽器に触れなかったので、今日はもううれしくて!モーツァルトの曲ばかり弾いていました。私は私の人生を全うしたい!
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毎日モーツァルト

2006年03月28日 09時17分05秒 | 音楽
 家にいるときはかならずNHKBSで「毎日モーツァルト」を録画(VHSです)しています。明日は、いよいよ、大好きなヴァイオリンソナタホ短調!1楽章だけかしら、それとも2楽章も流してくれるかしら。2楽章の旋律は、それはもう、素晴らしいのです。ちょっとモーツァルトなのかな?と不思議に思います。夫は、パリでルクレールに影響されたパロディーじゃないかなんて言っているのですが・・。この曲には悲しい背景があるのです。パリでお母さんを病気で亡くしてしまったんです。母への思いが、この曲には表れているのでは。演奏者は、だれでしょうか。オイストラフかな。明日が楽しみです。
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3日目(父の命日)

2006年03月27日 23時45分11秒 | 芸術
 今日は父の命日でした。9年目です。それもあってか、富士高校の卒業生がいらしてくれました。それと、おととしの10月に、三鷹の個人宅で展覧会をしたときに来てくれた人も、案内状を送ったので、来てくれました。
 割と久我山の住人も見に来てくれたのですが、なかなかそうそう、絵は売れないものです。今日も一日、絵は売れませんでした。
 夜、閉店間際に、父の命日ということで以前から約束していた姉が来て、帰りは久我山の居酒屋で食べて帰りました。つくづく、久我山というのはなかなか味のある、面白い町だと感じました。
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二日目

2006年03月26日 23時46分47秒 | 芸術

 二日目の今日は、日曜日。実は、大勢来てくれるものと、とても期待していたのです。でも、開店当初が、教え子の方たちがおおぜい見えて、大混雑だったけれど、その後はぱったりと客足が途絶え、かなり暇でした。地元のお得意さんは、どうも外出は日曜日以外だそうです。それと、風の強い日、雨の降る日もだめだとか。
 結局、今日は一枚も絵が売れず、ギャラリーのMさんとおしゃべりばかりして過ごしました。閉店時間ちょっと前に姉が彼女の高校時代の友人と見に来てくれました。でも、既に事前に絵を買っていたので純粋に絵を見に来たけれど、何も買ってくれませんでした。今日は一枚も売れず、がっかりの一日。でも、現実はそんなものかもしれませんね。明日は父の9年目の命日です。1枚でも絵が売れるといいのですが・・・。今日、Mさんとなぜか学校の怪談話になったのですが、そのとき、明日の命日に、父が現れるといいね、なんて話していました。どんな人か会ってみたいというのです。教え子にはかなり人気がありました(が、家ではとても気難しくて怖かったんです)。久我山は都立富士高校の学区だから(西高は近所)多分、知っているとは思うのですが、迷わずに来てくれるかしら・・・。

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展覧会初日

2006年03月25日 23時26分32秒 | 芸術

 今日の12時から、久我山のギャラリー藍での父の絵の企画展が始まりました。
 私は昨夜午前1時まで起きていたので、ちょっと寝不足でした。さらに、今日は夫が小田急線沿線の病院への肝臓の定期検診日でそれも午前中の予約だったので、早くに夫を横浜線の最寄駅に車で送らなくてはならず、朝7時過ぎにコンタクトレンズを入れる羽目になりました。でも、夫を送って帰宅してからは、家事を充分こなす時間があってよかったです。洗濯物を干して、掃除もして・・・。
 12時前に久我山に着き、寝不足解消のために駅前のドトールでエスプレッソコーヒーを飲み、ギャラリーへ向いました。父の写真を飾り、取り決めた価格の表示をし、後はお客さんを待つのみ・・・。
 12時過ぎに、父の教え子でドイツ語の先生が来てくれました。絵も一枚、お買上げでした(ありがたい!!)。その後、父の教え子や、姉の三女(私の姪)、さらに輪T士の友人が来訪し、一時はとても大勢の人でごったがえしていました。驚くことに、父の教え子でドイツ語の先生の同期の女性が荻窪で画廊をはじめて1年になるとか。貸し画廊の料金も安く、やってみてもいいかな、今回の展覧会の結果では、と思いました。その方も、絵を2枚も買ってくれました。その画廊は、ギャラリーれがろです。
 初日は、3枚売れて、まずまずの滑り出しでしょうか。知人もたくさん来てくれて、うれしかったです。

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展覧会の準備

2006年03月24日 22時30分29秒 | 芸術

 今日は、展覧会の準備で忙しかったです。おととしの10月の、三鷹の個人宅での展覧会の時にお願いした赤帽さんに来てもらい、絵3枚、画集60冊、絵葉書50セットを積んで久我山のギャラリーに向いました。この荷物の量は、愛車フィットに当然おさまるのですが、久我山あたりの一方通行だらけの道でギャラリーに自力ではとてもたどり着けないし、運転に視神経使い果たして到着してもくたびれるだけけだからと、贅沢ながら展覧会の往復をお願いしました。私が赤帽さんの車に同乗して出発したその同じ時間に夫が家を出て電車でギャラリーに向いました。私たちが到着してほとんどすぐ、夫も到着。世界堂からきた17枚の額を梱包からだして並べ。全部で20枚を飾るのですが、そのほとんどをワイヤーフックでさげ、4枚だけは床置きにしてみました。今回、企画展なので、在庫5枚以上ある絵を選んで展示しました。バランスを考えてきちんと絵をかけるのは難しく、結構な時間がかかりました。昼前に到着して、作業が完成したのが4時近く。夫もかなりグロッキーでした。彼は、同じ職場の大手予備校の前に、ある画廊に勤めていました。だから、こういうことは慣れているそうです。なるべく、絵が売れるように飾ったとかなんだとか・・・。 
 こればっかりは、ふたを開けてみなければわからない。さて、どうなるでしょうか。

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モーツァルトフルート協奏曲全曲演奏会!

2006年03月23日 15時22分18秒 | 音楽
 なんと素敵な企画なんでしょう。あの、有田正広さんが東京バッハ・モーツァルト・オーケストラを率いて(再結成したんですね!一夜限りみたいだけれど)、池袋の東京芸術劇場で7月2日の夜、モーツァルトのフルート協奏曲全曲演奏会を行います。
 プログラムは、有名なフルートとハープのための協奏曲、それにフルート協奏曲1番2番、フルートと管弦楽のためのアンダンテ、そしてフルートと管弦楽のためのロンド、これを19時15分(なぜこんな半端な時間??)から演奏するのです。しかも!S席は3千円、A席1,500円という格安価格なんですよ。先日のサントリーホールでのコンサートのときにもらったチラシの束から、唯一、絶対に行く!と決めたのがこれです。素晴らしくうれしい企画です。チラシもとってもかわいいの。ユニークが絵が描いてあり、有田さんのとなりにはモーツァルト、うしろのオーケストラの面々は、コンマスは寺神戸亮さんとわかる顔、隣は桐山さんでしょ!フルートは、前田りり子さんとしか思えない顔もあるし、いやー、楽しいです。まっ黄色のチラシ、ぜひ手にしてみてください。うれしい、あの幻のオケ復活、ぜひ、聴きに行きましょう!
 モーツァルトは、わくわくしますね。今年が特別の記念年だけれど、私は今までもこれからも、モーツァルト大好きです。なんと、このコンサートの録音は今秋、DENONからCD化も決定だということです。DENONアリアーレシリーズの一環でしょうね。有元利夫さんの絵を使ったCDです。これも楽しみ。でも、音楽を聴くのは、生が一番ですよ。ぜひ、池袋にイケブクロ!!
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久し振りのボルトケヴィッチ

2006年03月23日 14時47分17秒 | 音楽
 ウクライナ生まれでウィーンに長く住んでいた作曲家でピアニストのボルトケヴィッチという人を知っている人はそういないと思います。合奏団の先生である菊地俊一氏が、彼の「幼年時代」という、同名のドストエフスキーの小説を題材にした6つの組曲を紹介してくれ、2004年11月の15周年コンサート(フィリアホール)で演奏したのでした。そして今回は、同じ曲を、川崎市麻生区の麻生音楽祭で演奏することになり、久々の練習でした。
 今回、弓のアップダウンも以前とは替えたり、また新たにこの曲に取り組んでいます。アマチュアのいいところは、同じ曲を何年でも練習できること。そして、本番後も、実はこうしてまた改めて練習するのは、なかなかいい勉強になるものです。
 そういえば、15周年はメインがチャイコの弦セレでしたが、本番後、半年くらいしたらまたやってみようと先生が言っていましたが、いまだに、実現しません。もう、二度と弾けないかも、あんな難曲・・・。でも、きっと、また再発見もあるはず。
 このボルトケヴィッチの幼年時代も、実はとても面白い曲なんです。果たして、あのときのフィリアホールでの演奏以上にできるかは、ちょっと疑問ですが、でも、気持ちを新たに、再挑戦して楽しく臨みたいです。お近くの方は、6月17日の午後、新百合ヶ丘の市民館ホールへいらしてください。私はその日、オーケストラ・リベラ・クラシカの定期演奏会があったのを夫に代わりに聴きに行ってもらうのです(とほほ・・・)。だからこそ、いつもより大勢のお客さんがいたらうれしいのにな。
 
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猫の腎臓

2006年03月22日 09時10分55秒 | 日常
 昨日、昼のコンサートの帰り、あれだけ頼んでいた5時頃の猫の餌やりを夫がやっていなかったのに激怒し、6時前にそれをすませてごまこの様子を見ていました。なかなか夜ご飯を食べないのが気がかりでしたが、やっと食べてトイレもすませ、さあいよいよ!と、酔って寝て起きた夫がついていこうというのを制止して(酒臭い男を動物病院には同行できませんよ)ひとり、夜の町をごまこをキャリアーにいれて出かけました。7時過ぎ、診察室に入ったときは彼女はなかなか籠から出で来なくて、嫌だったのでしょうね。体重は前の時と変らず、ほっとしました。検査をしたあと、手術可能かどうか決めるそうで、何かあったら連絡があるとのこと、泣きそうになるのをこらえてとぼとぼ帰宅しました。
 夜、先生から電話があり、やはり腎臓の結果が思わしくなく、抜歯手術後、腎臓の治療が必要になるかもしれないことと、今回手術を見送るかどうか(今後の生活のことをどう考えるか)、点滴後、翌日午前中の検査結果で最終的に決めて連絡するということになりました。それで今日、午前中に連絡があるのでどきどきしながら待っているところです。
 猫は腎不全になりやすい動物だそうで、老衰と思っていたものにも腎不全が死因ということが多いそうです。そういえば、22歳まで生きた「ねね」(父の飼い猫)も、ガンの手術後、様子がおかしくて、脳に腫瘍が再発したものだと思い込んでいましたが、腎不全による痙攣だったのかもしれません。腎不全は最後は痙攣するそうです。
 ごまこも、高齢だから腎臓が悪いと思っていたら、多摩NTに住んでいた頃かかったM動物病院で若い頃にもかかわらずすでに、彼女は腎臓が悪いと指摘されていたのでした。最初は野良猫だったので、そういう体質になるらしいのです。食生活が問題だったのでしょうか・・・。
 治療となると、毎日の点滴ということになるのでしょうか。それでも、治療を10年も続けているケースもあるそうだから、歯槽膿漏はとりあえず諦めても、長生きしてもらいたいものです。いつもいる家族がいないことがどんなに寂しいことか、たった昨夜からのことでも痛感しています。あの陽だまりに彼女がいないことがどんなに悲しいか・・・。こちらにも書いてあったのですが、猫は精神生命力が強いそうです。今思うと、そうだったのか・・・ということがたくさんあります。人間も、そうありたいですね。頑固な動物、だからこそ、回りが早く気がつかなくてはいけなかったのです。
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