先日、前から夫に希望していた新しい掃除機を、やっと買ってもらいました。今まで使っていたのは、エレクトロラクス社製のヒップバック式の掃除機で、97年に買って一度修理に出し、さらに、床ブラシが壊れて新しい物を取り寄せたら、かなり大きなものになってすぐにはずれるという使いにくさを我慢していましたが、さすがに夏場は背中にモーターがあるために非常に暑く、「かちかち山」状態でしたので、春過ぎからずっと「ほしい、ほしい」と訴えていたのでした。外国製は、紙パックもとても高価で維持費が大変。この掃除機は、今はエレクトロラクスではなくてニルフィクスというメーカーの製品になっています。製品の説明が、こちらにあります。
新しいものは、最初はサイクロンなどがいいかと思ったのですが、千葉の外房に住む義母の掃除機と同じようなものでいいかと思い、調べたら、その製品は既に新しいタイプに変わっていました。夫に任せて買ってきてもらうと、義母とは違うメーカーのものでした。でも、床ブラシの使い勝手がとてもよく、延長コードを使えば、階段も掃除できて、楽でした。とにかく、軽いものがいいですよね。友人が、よく推奨されているミーレの掃除機を買ったのですが、重いから、年取ってからは使いにくいのでは、と言っていました。
購入したのは、東芝クリーナーVC-T7Fです。紙パックも、ヨドバシあたりで買えば、安いです。ただ、義母の掃除機はナショナルだから、紙パックを共有はできませんね。夫はシャンパンシルバーを選び、けっこう満足しています。色には、うるさいですね。
掃除機が入っていたダンボールには、ヒップバックの掃除機を入れて天袋の押入れにしまいました。そういえば、我が家には他にも掃除機が2台もあるんです。家は小さいのに・・。賃貸団地で使っていた、箱にしまうタイプの掃除機と、親の実家でつかっていた小型掃除機。両方ともに古くて、吸込仕事率というのが、今とは全然違っていました。場所を取るので、この2台は、不燃ゴミの粗大ゴミとして、戸吹清掃処理場に持っていくことにしました。これだけ進歩が甚だしい家電って、すごいですよね。うちはフローリングの部屋が多いから、新しい掃除機は大活躍です。こういうものは、やはり、国産に限るのかも。だって、日本の家の事情って、日本でしかわからないし・・・。暑い夏にあんなヒップバックというのもねーーー。スウェーデンはたしかに、夏も涼しいでしょうし。戸吹まで夫とドライブできて、楽しかったです(相変わらず、道を間違えて罵詈雑言の嵐でしたけれど)。
石窯は、ビルトインになっていて、当初は特にパンのためにというわけではなかったそうです。リンデンバウムというこのペンション(ガストハウス)は、スイスのある建物を参考に、建築家さんといろいろアイデアを出し合って、理想的な形を考えたそうです(私は、その内観がイタリアの建物のように感じました。99年に友人と泊まったアッシジのウィンザーサヴォイアホテルによく似ていたのです。厚い木の扉、漆喰の壁・・・)。そのなかでこのオーフェンも、ダイニングの入口にどっかと居座り、独特な雰囲気を生み出しているのです。のちに、料理やパンで大活躍することになりました。今回、夏場で火を入れるのは珍しかったそうで、およそ2時間前から薪を入れて、調理焼成の際も、温度を一定に保つのは至難の業のようでした。だいたい、250~260度くらいの高熱になります。オーナーのご子息が火の管理をし、島津先生の指導で、仕上げ発酵が終わってクープやトッピングをしたパンを一人ずつ入れていくのですが、これがとても難しいのです。なんと、置く処の両脇はすっぽりあいていて、下の薪を燃やしているところと直結しているのです。私たちのパンの1本が、そこに落ちてしまいました。もちろん下は薪を燃やしていますから明るいけれど、実際にパンを置く台は真っ暗で、先生が持つ懐中電灯で、なんとか入れる場所を確認できる程度です。長時間発酵のパンは、コーンブレッドとスイートブレッド、2種類作りましたが、4テーブル4名ずつの分というので、石窯で焼くのは、コーンブレッドにして、あとは厨房の大きなオーブンで焼きました。この石窯で、冬場はいろんな料理も作るそうです。ピッツァなどはとっても美味しく焼けそうですね。本当、貴重な経験をさせていただきました。楽しかったです。
土曜日から昨日まで、白馬岩岳のリンデンバウムで、石窯で焼くパンセミナーに参加してきました。久し振りに島津睦子先生の指導を受けました。成形の時は先生に、「もう、我流になっちゃってるわよ!」と指摘されてしまいました。一般参加もあって、わかりやすく楽しめる長時間発酵のパンを作りましたが、それでも、一晩置いて発酵させる生地は、アーモンドクリームを入れるととても扱いが難しく、なかなかうまく型に入れることが出来ませんでした(たぶん、普通に作っても、クリームを入れるのは同じように難しそう)。朝食のパンは、すぐに作れるポップオーバーという、ベーキングパウダーで作るシュークリームの皮のようなパンで、それに鶏手羽元を焼いて裂いたものにレタスの千切りを加えたサラダを挟んで食べました。そのあと、長時間時発酵の2種類のパンを石窯で焼いて、他の料理も作ってブランチとなりました。石窯は、中にパンをそのまま入れるので、おおきな木の板に乗せてさっとはずすのが難しかったです。
このリンデンバウムというプチホテルは、6部屋のそれぞれがとても素敵で、建物全体も、私にはアッシジのホテルを思い出させてくれる、独特な雰囲気があります。まさに中世の建物です。オーナーの丸山光代さんは、島津先生の授業を受けに、白馬から吉祥寺に出てくるそうです。今回参加した人の中にも、香川からいらした人もいたし、全国から集まってきます。
パンの授業のあとは、自由行動で、岩岳のゲレンデの上まで歩いて登って山羊に会ったり、ゆり園を見学したりと、あっという間に時間がたってしまいました。このゆり園は、オーナーの丸山さんを始め、地元の人たちが一つ一つ、球根を植えたんですって。そのゆりを泥棒するひどい人もいるそうですが、許せないですね。とてもいいところなので、ぜひ、多くの人に行っってもらいたいです。結婚前に行った遠い白馬、父の「中土」の絵にも描いてある立葵が、あちこちに咲いていて、なぜか懐かしさを感じました。
私はこのパンセミナー、初めての参加でしたが、一般の人も参加できますので、機会がありましたら、ぜひ参加してみてください、楽しいですよ。
ブラウスの着心地は、よかったです。友人にも見せびらかし、大満足。こうなったら、ダイエットしてサイズが合わなくなった夏のフレアースカート(これも去年、自分で作りました)も、自分でサイズ直ししてみようと、せっせとベルトをはずし、脇を少し詰めて、再度ベルトを付け直すという、昔の私なら絶対にしない、根気のいる作業をはじめました。ようやくさっき、完成しました。脇の詰めのミシンかけが、なかなかうまく行きませんでした。カーブがきれいにいかないのです。やはり、きちんとサイズで決まった形は美しいのですよね。それをむりやり、変えるのですから、微妙におかしくなります。でも、着ている分にはあまり気がつかないかも・・。ホックも、頑丈なものにして、また太めになっても大丈夫とばかり、ご立派につけてしまいました。こんなことばかり、この暑いのに、一生懸命やっています。明日から2泊3日でパンセミナーに行くのに、旅行の支度もまだなんです。
自分で作ったブラウス、2着とも着てみて、今日、この晴れ間に洗濯したので、これからアイロンかけです。明日は、どちらかを着ていってみようかしら。
セミナーから帰ったら、ブラウスの残の生地で、今度はTシャツのようにシンプルな、フレンチスリーブのブラウスを作ります。ブラウスって言っていいのかしら、ただ、かぶるタイプの簡単ソーイングで、89年だったかな、オレンジページの別冊に載っているのです。物持ち、いいでしょう!
でも、飛行機嫌いの父が、生まれて初めて飛行機に乗って行ったところが知床でしたし(最初で最後でしたね)、そのアマチュア画家の父の絶筆が、この知床の風景となったのでした。私は忘れられません。型染の技法を使って描く独自のやり方でこつこつと絵を描き続け、最後はガンの闘病で遂に体が動かなくなり、最後の作品の糊を落とす水洗いは途中でできなくなり、父のアドヴァイスを受けながら私がかわり、水洗いを終えたのでした。そして、今日も、知床の自然遺産のニュースで知床の湖を見て、いつか私も父が惹かれた風景を目にしてみたいと思いました。あの世の父に報告したいですね、知床が世界遺産になったと。豊かな自然と貴重な生物、その生態系を崩すことなく、保存に力をいれて、人間中心の観光地になることなく、独自のスタイルで守ってほしいです。その、父の絶筆がこの絵です。
昨日は、エルデーディ四重奏団の第1ヴァイオリン奏者、蒲生克郷さんに、私たちのカルテットの演奏を指導していただきました。最初は、ファーストの女性が、蒲生さんというプロのヴァイオリン奏者に習うからと聞いたときには、以前、生演奏を聴いたエルデーディ四重奏団の人とはわかりませんでした。そのカルテットは、現代楽器ですが、ヴィオラは桐山建志さんで、彼は、ピリオド楽器ではヴァイオリンを弾いていて、私はよく演奏を聴いていたんです。蒲生さんはピリオド楽器奏者ではないのですが、それでも、当時の演奏スタイルに精通していて、かなり研究されているようでした。モーツァルトのハイドンセットの楽譜も、ファクシミリでの自筆譜が手に入るので、ぜひ、見てみたらいいとか、ペーター版のいろんな書き込みは、19世紀の趣味でかなり左右されているので、ベーレンライターのスコアを元にしたらいいということなど、とても勉強になりました。古楽奏者でなくても、それだけ気をつかって楽譜を検討する姿勢は、さすがプロです。
私たちは、アマチュアなので、なかなか、音楽的な域にまで持っていくのが難しく、楽譜のことでも、最近になって、それぞれ、ペーターとベーレンライター両方を見比べてみることにした矢先でした。モーツァルトのころに、フラジオレットは使っていなかったというのも頷けます。時代のスタイルの理解と演奏の趣味については、よくよく4人でもっと話し合うべきだったのです。私自身も、モーツァルトのカルテットの初期の楽譜はペーター版でしか持っていないし、後期のだけ、ベーレンライター。でも、その違いをわかった上で、決めていかないといけませんよね。せめてスコアだけでもベーレンライターが揃っていてよかったです(ペーペーバック版の新モーツァルト全集を昔、夫と折半でアカデミアミュージックから購入しました)。そして、未だに普及版の弊害の多いペーター版が当たり前に使われている現実にも、驚きます。
この講義の成果が、きちんと現れるよう、努力しなくては・・・。モーツァルトのカルテットは、まさに彼がオペラ作家であったように、それぞれ対話していて美しい掛け合いがあり、それをよく理解することが大事なんですね。ただ、自分のパートを弾いているだけではだめなんです、対話しないと(と言われました)。
そして、今日は、午前中が合奏団の練習で、ブリテンのシンプルシンフォニーの1、2楽章、午後は3時半から、日本女子大西生田のオケの手伝いで、ハイドンの「ロンドン」とグラーフの「シンフォニア」、声楽ソロの伴奏を合奏団の先生の指導で勉強しました。私は他の団員と違って、大学オケの経験がなく、室内楽だけだったので、こういうオケの練習、楽しみにしていました。やはり、管楽器が入ると違いますね。その練習が夜7時までだったので、昨日今日と、本当に楽器三昧でした。さすがに、疲れました。忘れないうちに、きちんと練習しないと!?
しかし、夫の感想は、まず、白い半そでは、幼稚園児みたいだとのこと。だって、こういう丸襟、今ないんですもの・・・。角襟を自分でアレンジして作ってみました。完全な丸じゃないのが、悲しいですけれど。そして、花柄のほうは、「パジャマみたい」と言われてしまいました。
毒舌家ですから、これくらい、平気平気・・・。ただ、花柄は、合うスカートが今のところ、見つからないのです。柄物だから、無地に限りますし、またスカート作らなくてはだめかしら?
とりあえず、完成してほっとしています。今日、早速、幼稚園児を着て出かけようかしら?!苦労の甲斐がありました。これからは、もっともっと勉強して、自分でデザインしてみたいです。さっそく、昨日、オカダヤの書籍売り場で、襟と袖の本を買ってみました。自分の好きな服が自分で作れたら、これは最高に幸せですよね。衣食を自分で作って、後は、家のリフォームも自分で出来たら、もうスローライフの鏡です!こんないいことはないですね。そうそう、昨日、多摩川を電車が通ったとき、よく見たら、河川敷にブルーシートの家がいくつかありました。これって、夏場はけっこうリゾート気分じゃないかしら。素敵、なんて思ってしまいました。
道路公団元理事らが、ついに逮捕されました。当然の結果でしょう。国民をばかにするのも、いい加減にしてほしいですよね。官僚って、本当に嫌な世界。私は、「天下り全面禁止」してほしいです。それと、議員年金の廃止。この二つは、よほど、郵政民営化よりも必要じゃないのかしら。小泉さん、改革とは、こういうことなんじゃないの?
公僕という言葉は、死語みたいですね。税金で仕事して、もっと腰を低くして当然なのに、利権がらみで甘い汁ばかり吸って、とても普通の神経の持ち主とは思えないです。肩書きだけを黄門の印籠みたいに大事にして、個人の能力で生きられないのかしら?最低な輩ですね。
民間企業も、下請けへの天下りを自粛すべきです。まったく、愚かしい風習です。
いつまでも、上下関係で動いていて、もしかしたら、刑務所でもそうなのかしら??とにかく、郵政民営化より、官僚の天下り全面禁止です!!国民は、怒ってるぞー!
今度、橋を作るときは、工事を請け負ったメーカーに天下りしている元お役人を、柱の土台に入ってもらいましょうか、江戸時代みたいで、面白いかも。橋の根本には、お名前を入れて、お墓代わりにいかが?永遠に名前が残りますよ。
昨日は午前中から、ミシンに向っていました。ようやく、あとはボタンホールを残すだけというところまで、蒸し暑い中、一生懸命、縫っていました。そして、夜、ミシンの説明書どおりに、初めてボタンホールを縫ってみたんです。昔とは違い、今のミシンは、使うボタンを挟んで、その大きさにあわせて縫ってくれるというすぐれもの。でも、ちょっと手順を間違えると、実はとんでもないことが起こるのです。そうとはしらず、とりあえず、夕食後に半そでのボタンホールを仕上げ、翌日に長袖の分を残したんです。そして今朝、長袖の最初の肝心な一番上のボタンホールで、なんと失敗!あの目の細かい糸を解くのは大変。結局、手が滑って生地を少しひっかいてしまったのです。あーあ、なんと言う失態。呆然として、台所で後片付けをと思ったのですが、思い直して、かぎ裂き用の補修セットをさがして、なんとかしようとまた作業に戻りました。気を取り直し、とにかく、全部のボタンホールを作り上げ、さらに、新品なのに、一番上のボタンホールの裏に補修をし、なんとも記念的な長袖ブラウスが、あと一歩ということろまで完成。残すは、ボタンつけと、肩パットのみ。でも、やってしまいましたね、肝心のところで、ドジを踏む・・・・。さすがは、ぶきっちょさん。あーあ、かなり、悔しいです。目立たないけれど、補修の生地が少し目立つかな?今のミシンでは初めてのボタンホールなんですから、これも事故と思って諦めましょう。ま、形になってよかったです。
実は、二つ年上の姉と私は、中学まで同じ学校でした。姉は容姿端麗、スポーツ万能、かなりモテモテでした。いつも、先生に、「お姉さんはよくできたよなー」と、比べられてきました。DNAのいいところすべて、持っていかれたわけです。性格も違うし、よくケンカもしました。口で勝つのは私、体力で負けるのです。その姉と私の家庭科の宿題について、あるとき、母がこういったのです。「お姉ちゃんは、とにかく、丁寧に上手に作るけれど、一度も自分でその服を着ないけれど、アンタ(私)は、不器用に、雑に作って、それでも全部、自分でちゃんと着るよね」と。誉めているんだか、けなしているんだか・・・。たしかに、父にも、「お前は雑だ」とよく言われました。その父の顔と頑固さは、私がしっかり受け継いでいます。
彼が出掛ける前に、窓にたくさんいる羽アリを見つけたのですが、不機嫌な状態に水を差しても悪いので、じっとこらえて、一人でパニックになっていたのです。網戸の内側に、数えると20数匹の羽アリがうろうろしていました。なんでまた???他の窓にはいません。その窓は、よく外の縁側に、外猫クロスケがくつろぐ場所です。彼を遠ざけるため、餌をあげてどかし、私は意を決して、麦藁帽子にマスク、長袖にズボン、手にはキンチョールという、ヘンな人状態で外に出て、外側から網戸に殺虫剤を振りまきました。これは害虫だからと、後から外箒で掃除し、縁側についた殺虫剤を雑巾で拭き取り、何とか駆除。しかし、シロアリだったら大変だー!と、さっき、ネットで調べてみたら、どうやら、普通のアリの羽アリでした。一人、ホラー映画のヒロインのように、胸中葛藤していた私はようやく安堵。家族と暮らしていても、すぐに相談できずに「一人パニック」になることって、けっこう多いですよ、とほほ。ここは、東京都でも西のハズレの自然いっぱいのところだから、なんといっても、虫が多くて。さっきは、ベランダにトンボの死骸があって、どうしようかと悩んでいます。