いげのやま美化クラブ

自然はアイドル!水辺の笑顔、未来の子供達へ素敵な自然の恵みを繋げていきましょう、環境問題、自然生き物、美化活動&男の料理

石(ストーン)工法(川の整備)で、安全と環境(生き物を守る)!

2013-03-23 00:14:01 | 出来事!


山があり、川があり、平地がある日本の環境地形・・・・

河川でよく見かける工事・・・「いったいどんな工事がされているのか?」と疑問に思う事はありますよね、
河川の工事といっても、種類や、目的もさまざま、そのなかの一つを私なりに紹介したいと思います・・
暮らしには欠かせない大切な川、昔は、大雨や、台風による河川の氾濫で、河川が決壊し、街が水没するという、人の暮らしに
影響のある水害が多くありました・・・・・高度経済成長期とともに、強い河川事業が行われてきました、
でも、長い年月と共に、河川の老朽化が見えない所で、進んでいるのも現実です、もちろん、改修工事も行われています、
そして日本の河川の工事も進歩しています、強い河川を作るのに、コンクリートで、ガチガチに固めるというのも・・・・・・、
全国の河川では、川床低下が問題になっています・・・
川床低下とは、簡単に言いますと、川は流れています、水が流れると言う事は、川の底が削られていきます
自然環境では山から、土砂が流れてきて、新たに川の底に土砂がたまり、削られた川床を自然が修復してくれます、
しかし、上流にダムや、人工物が作られると、下流に流れてくる土砂の量が減って川の底の土砂が減っていきます、
川には堤防や、川を渡る橋などの基礎部分まで土砂が削られて悪影響が出る可能性があるということと、
生き物達の生態(減少)にも影響があると言われています・・・
だから、川床の低下を防ぐ為にも低下しない工事が必要になるんですね・・・

最近では、河川の安全面+環境面(水中生き物の保護)も同時に行われつつあるところに注目しました。・・・・・・・

私は、河川の専門知識は無いので、詳しい事はわかりませんので、私なりに書かせていただきます・・・・
(間違ったことを書いているかもしれませんが・・・・)

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上画像は、長年による川床の低下の改修工事・・・・2013年3月
京都府長岡京市小畑川と犬川の合流地点(どちらも一級河川)・・・・
川の底には、数箇所、コンクリートのしきりと、木材で、全体を補強し、その中へ、石材を投入したものです・・・・
犬川、小畑川は、普段から、水が少ない川です、工事完了後みんな(一般市民)が話しているのを聞くと、
①「水が無い~!」・・・って、皆は話しています・・・でも、水が無いように見えますが、
川の中は、水槽みたいになっていて、ある程度の水が溜まっています・・・(おそらく)・・・
石の隙間がたくさんあるほど、小さな水中生物の隠れ家(オアシス)となり、生き物達の住処が増え、
外敵から身を守る場所でもあり、小さな生き物達はきっと、増えるでしょう・・・・
ただ、外観からは、見えないのが残念ですが・・・・・
②もうすぐ、鯉(コイ)や、鮒(フナ)の産卵期・・・・「魚が上がって来られない・・」魚道は無いの?という話も耳にします・・
でも、おそらく、雨が降って、水位が上昇して、この川全体が、魚の魚道になって魚は上る事が出来るのかもしれません
「全断面魚道」・・・・と言うのかなぁ~・・・・



③「上ってきた魚の産卵する場所が無いのでは?」・・・と、でも、この石の床とこの上流には、水草のある
流域かあります
ので、そこで産卵は可能です・・・
④「水位が上がって、産卵した後、再び水位が下がったら、」魚は、帰れないのでは?・・・・
川全てに石がひきつめられて、いるのでは無く、水位が低下した時の待機する場所も確保されているように思います。再び雨が降り水位が上昇すれば、下流へ帰る事が出来ます
⑤魚釣りが出来ない・・・亀さんは何処へ・・・まぁ~これだけは、今後の様子を見なければわかりません・・・

参考・・・国土交通省近畿地方整備局サイトさん詳しく説明されています
河床低下に対応した多自然型川づくり(小畑川)(西京区大原野)のPDF
・・・←こちらから

私も長年見てきた川が整備によって、変化するのは、不安でもあり、興味でもあります、今後どのような川にうまれかわるのか?・・・






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↓写真は、今から改修工事が始まる場所です、(水を抜いているところ)

ここは、川の水の力で、深く底がへこんでいる場所です・・・
写真では分かり難いのですが、約2メートルぐらい掘れています・・・・



普段は、↓写真ぐらいの水・・・・



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これが、工事完了の場所です・・・・・↓写真・・・

左は、コンクリートブロック・・・右が、石床・・・
水面は、今は石ギリギリです・・・
おそらく、生き物達が、落ち着くのに、1~2年はかかりそうです・・・・
2年後、5年後、10年後、ここがどのようになっているか、気になるところです・・・・
ヘドロで、埋っているのかなぁ~、草は生えているのかなぁ、水中生物は、増えているのかなぁ~・・・・

これからの見所でもあります・・・・






暮らしを守る河川の安全を第一に、そして、環境保護という、やさしい川作り・・・
水中生物が増え、それを求めて、鳥達も増え、子供達の魚採りも増え、綺麗な川で遊ぶ子供達も増え、
それを見に人達も増えたら、環境への意識もさらに向上する事でしょうね!・・・・


京都府さんも、私たちの知らないところで、地域の安全と、環境保護活動を頑張っておられますね!

石(ストーン)工法(川の整備)で、安全と環境(生き物を守る)!・・・でした・・・

あなたの街でも皆が知らない所で、整備されていますよ!

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