~16回目の一人旅~

いつもより少し長めの一人旅。。求めるものはお酒と世界遺産!デッカいカメラでバシャバシャ撮ってます。

テルメズなんて二度と来るかっ!!<186日目> in テルメズ

2011-08-29 23:00:00 | 中央アジア
 眠い。でも、今日出ないとさすがに時間がなくなっているので、頑張って宿を出た。これからしばらくは1人。タクシーで乗合タクシー乗り場へ移動した。1人だとタクシー代がかさむのが辛い。

 乗合タクシーは最初テルメズまで50ドルとか言っていたが、結局、50000スム(20ドル)で落ち着いた。ちょっと待って出発。予想通り、昨日と全く同じ道。それでもほとんどウトウトしていたので大して気にはならなかった。

 しばらく走ると、検問。残念なことに外国人のおれだけ車外に出され、パキスタンと同じようにノートに記帳された。ロシア語なので何喋ってるのか分からないが、フレンドリーなことだけは分かる。旧ソビエト圏の警官とかは腐っているイメージが強かったけれど、結構まともな人が多い気がする。

 6h程かかってテルメズに到着した。博物館そばの安宿に行くつもりだったけれど、やっていなかった。仕方なく、そこで紹介してもらった高めのホテルへ。地図も何も持ってないし、今日中に少しでも観光したかったので安宿を探しているヒマは無かった。

 それでも、1泊40ドル。とりあえず35ドルには下がったが、やっぱり高い。ところが、スム払いで聞いてみると63000スム。タシケントでは闇両替で1ドル2500スムだったからこれだと、25ドルくらいになる。テルメズでは公定レートに近い1ドル1800スムで計算しているらしい。でも、スムの持ち合わせがない。

 どこかでスムに両替できることを期待して(最悪、35ドル払うことを覚悟して)チェックイン。スグに町に出た。ホントはバザールへ行きたかったが、どこにあるか分からない。博物館へ行きたかったけれど、閉まるまで1h程しかないので両替のためにバザールを探している時間がない。


 仕方なく、少しだけウロウロして、声をかけてきたタクシーの運転手に両替できるか聞いてみた。1ドル2250スムで替えてくれるらしい。タシケントやサマルカンドで両替するよりは悪いが、今は仕方がない。ただ、明らかにコイツらは金を持ってなさそう。

 でも「OKだ。OKだ。」と言うので30ドル渡すと、やっぱり自分のポケットにしまい込みやがった。。半分予想していたこととは言え、ムカっときたので、お金を突っ込んだポケットを掴んで思いっきり引っ張ってやった。それでも相手もなかなか離さない。

 もういい加減頭にキタので日本語で罵りまくって、お金を奪い返すことに成功。こういうときって関西弁って得なのかな? それでも、気分が悪い。

 仕方なく両替は諦めて、博物館へ行った。入るときに声をかけてきた男が居たんだけれど、どうやら博物館の管理人(チケット売り)らしい。「英語喋れるか?」と聞いてきたので、コイツならひょっとしたら両替できるかもor両替できるところ知ってるかもって思って英語で聞いてみたけど、全然英語喋れない。結局、そいつが喋れるのは、博物館の入場料を英語で言えるだけだった。

 ラチがあかないので、5000スムと言われた入場料だけ払って博物館を見ることにした。考古学博物館なんだけれど、まぁパッとしない。この辺りの考古学に対する知識を持ってないので、適当に見て回るだけ。無駄な5000スムだった。
 博物館。


 博物館の中。まぁ普通かな?








 昔のチェスがあった。


 博物館を出たところで、さっきの管理人らしき男がやってきた。「写真撮っただろ?カメラ代は5000スムだ」と言ってきた。入場料と撮影料が別になっているところは多いので、多少覚悟はしていたけれど、納得できない。とりあえず「ちゃんとしたチケットを出せ」と言うと、料金表を見せてきた。それを見ると、入場料は4000スムって書いてある(たぶん。管理人が「入場料だ」って指さしたところに4000スムって書いてあった)。

 バカか?コイツ… さっき入場料として5000スム取ったくせに。自分でホントは4000スムって言ってる。

 これまた腹が立ったので、「お前はさっき5000スムって言っただろ?5000スム払ったからそれ以上は払わない」と撮影料は突っぱねた。管理人が撮影料だって指さしているロシア語もどうみてもカメラとか写真とかいう単語じゃなさそうなので、尚更怪しかった。

 散々もめていたら英語を喋れるヤツがやってきたので、「管理人は嘘つきだ。だから、おれは払う気はない」って言い張った。さらに、一悶着あったが、結局、管理人が折れた。「もういい」って言わせたので、こっちも差額の4000スム投げて出ていった。ホントに入場料4000スム+撮影料5000スムだったら、払わない料金を踏み倒したことになってしまうから。相手に負けを認めさせたので、とりあえずお金を払うことには諦めがつく。


 ただ、やっぱり納得がいかない。今までウズベクではそんなにイヤな思いをしなかったけれど、なんでたった一日でこんなにイヤな目に遭うんだろう? ムシャクシャしたまま、近くのシャシリク屋でシャシリクとビールを注文。

 ところが、こういうときに限って、なぜかいつまで経ってもビールが来ない。結局、シャシリクと同時にビールが来た。しょうもないことだけど、これまでに腹が立っているだけに、異様にムカつく。ただ、最後にお金を払うときに少し喋るといい感じのヒト達だったので、まぁ気分はマシになった。


 それでも今日一日の、というより、テルメズに着いてからのイライラが収まらないのでビール1.5リットルを買ってホテルに戻った。結局、両替もできなかったので、USドルで35ドルも支払った。

 シャワーを浴びると、なんとホットシャワーが出ない。キレイなホテルだからと油断していた。35ドルって昨日までサマルカンドで泊まっていた5泊分も払ったのにホットシャワーすら出ないとは…


 全くもってテルメズに良い想い出はできなかった。郊外の遺跡やアフガニスタンを見に行くことにも興味が完全に失せてしまった。ホントはタジキスタンからアフガンへ行くはずだったのが、時間がなくなって諦めざるを得なくなったからせめて見たかったんだけれど…

 ホント一日イライラしっぱなしだ。唯一良かったのは博物館に居た子供が可愛かったことだけ。。


 明日はグッバイウズベクだ。


 <宿泊地>アッスンホテル シングル 35ドル
 考古学博物館を正面から見た場合、左に100mくらい。考古学博物館の前にあるホテルテニスコートがやってなかったので、紹介してもらったホテル。高いくせにホットシャワーも出なかった。テレビ、トイレ、エアコン付き。wi-fiなし。スムで払えば63000スム。

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