~16回目の一人旅~

いつもより少し長めの一人旅。。求めるものはお酒と世界遺産!デッカいカメラでバシャバシャ撮ってます。

甘かった。<191日目> in フジャンド

2011-09-03 23:00:00 | 中央アジア
 朝、宿のオジサンに朝食に誘われて、断りきれずに頂くことになった。朝食が3ドルなので宿では食べたくなかったんだけれど…

 ところが、支払いのときになって請求されたのは2泊分の宿代だけだった。今日の少食はおろか、一昨日のドイツ人に混じって夕食を食べ、ワインやウォッカをいっぱい飲んだのにその分すら請求されなかった。夕食も朝食もオジサンの心遣いだったみたいだ。感謝、感謝。


 昨日オジサンが「今日のフジャンド行きの乗り合いタクシーを手配してくれる」と言ってくれたので、多少の待ち時間はあれ、楽に移動できると思っていた。「8時~8時半に宿に迎えに来る」と聞いていたけど、来たのは9時。まぁこのくらいは許容範囲。

 来た車には運転手の他に1人しか乗っていなかったので、たぶん人待ちをしないといけないんだろうな~と思ったら、やっぱりバスターミナルで人待ちをすることになった。これがまたなかなか集まらない。しかもあと1人だと思っていたら、後部の荷物入れになっていたところも座席にしてしまったので、あと何人待つのか分からない。仕方なく待つことになった。

 1hほど待って1人が来た。その状態で運転手はエンジンをかけて、車を発車させた。おかしいなぁ~と思っていると、やっぱりパンジャケントの街の方へ車を走らせた。おそらく、バスターミナルで交渉がまとまったヒト達を拾いにいくんだろう。

 そして、街中をウロウロした結果、さらに4人も増えてギュウギュウ詰め。一番後部座席に追いやられてしまったので、かなりキツイ。その後も色々と停まったりしたので、結局出発したのは11時。宿で待った分も入れると3hも待たされた。やっぱり移動はそう上手くはいかない。考えが甘かった。


 車は2日前に来た道を戻っていった。ところが、2日前はウトウトしていたので、一度通ったはずの道なのに、半分近くは覚えていない。さらに今日も寝ていたので、アッという間にドゥシャンベ方面とフジャンド方面の分岐点まで到着した。

 ここから車はフジャンド方面へ進んだ。いきなり山道を走ったが、道が良いのでかなり快適。座席が狭いことを除けば…

 と思っていたのも最初だけで、30分ほど走ったところから舗装は完全になくなり、砂の山道になった。そして、ひたすら山を登っていく。結構なスピードを出しているのでかなり怖い。ガックンガックン揺れるのに、スグ右側は崖。それでも一気に山を登っていくのでかなり景色はキレイだった。

 そして、ついに峠越え。上手く説明できないけれど、「これぞ峠越え!」って感じの気持ち良さだった。峠を越えるまでの景色も良く、峠を越えた瞬間に広がる景色も最高だった。

 すいません。窓が開かなかったので写真は一枚もないです。

 峠を越えても道の悪さは続いた。それでもかなりのスピードを出している。怖い。横を見ると、何台も車が崖下に転がっているのが見えた。全部ペシャンコ。そういえば、ドゥシャンベからパンジャケントへ行く途中も、今まさに炎上してる車を見たし、完全にひっくり返ってスイカが散らばっている車も見た。運転手を信じるしかない。


 山を下り終わると、道は舗装され、かなり楽になった。ちなみに今トンネルを作っているみたいなので、あと数年?もすればこの風景を見ることができなくなるみたいだ。そう思うと怖い思いもするけれど、1hくらい続くジェットコースター(命の保証なし)だと思えばまぁ良かったのかも(笑)。
 峠を下りた後の休憩所。




 フジャンドには夕方5時に着いた。エリナゲストハウスで紹介してもらったゲストハウスへ行くつもりだったので、書いてもらった住所を運転手に渡して連れてってもらうことに。実際は、途中で宿のヒトが迎えに来てくれ、車を乗り換えることになった。

 そして、連れていかれたのは普通のマンションの一室。

 ただの家やん!!

 若い兄ちゃんは少し英語を喋るけど、オバちゃんは全く英語を喋れない。ロシア語での民泊はちょっと辛い。ただ、結構お金を持っているのか、部屋の中はスゴくキレイだし、液晶テレビも何台もあった。


 お茶と食べ物を出されたので、もう外に出る気が起きなくなってしまった。結局、フジャンドは何も見ずに出ることになりそうだ。しかも、タジキスタンの土産を買っていないけれど、これも買えなさそう。1つの国で1つの土産と思ってきたけれど、無理かも。そもそもタジキスタンのお土産に惹かれるものがない。というか、お土産自体を見ていない。仕方ないか…



 <宿泊地>民泊 シングル?ってか居間で雑魚寝 10ドル
 パンジャケントのエリナゲストハウスのオジサンに紹介してもらった。住所書いてもらった紙を乗り合いタクシーの運転手に持って行かれたので、すいません、全く場所が分かりません。たぶん、ブストン(オイベク国境の最寄りの街)行きのマルシュルートカが発着するバス停のそばだけれど、普通のマンションの3Fやし、情報なしでは見つけることは不可能です。興味があれば、エリナゲストハウスに問い合わせて下さい。

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