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つれづれなるままに。

三鷹の森ジブリ美術館。

2006年10月15日 | 
近いけれど遠い場所、三鷹に行って来た。
ジブリ美術館の存在は以前から知っていたものの「完全予約制」の壁に阻まれていた次第。
一念発起してチケットを取ったのが9月。
平日は結構空いていたりするらしいけれど、土日はさすがに完売。

この美術館の決まり ↓

<美術館内での写真撮影、ビデオ撮影はご遠慮ください。>
ジブリ美術館は物語の入り口です。物語の主人公になるには、カメラを向けるのではなく、この空間をご自分の目で見て、体で感じてください。
そして、思い出は心の中に大切にしまって持ち帰って欲しい、これが私達の願いです。


かわいいジブリキャラ満載の館内で残念ではあるけれど、納得。

ジブリでは全て方針に明確な「理由づけ」がある。
HPを見ていてそう思った。
例えば、キャラクター画像の転載禁止とか、宮崎駿氏が講演を行わないことについてとか。
誠意が感じられて、ヨイ。


館内には案内マップなども特にはない。
これも「一人一人がそれぞれの順路を決めてほしい」というジブリの方針のようだ。


気の向くまま、いろんな展示を見て回る。
ゆっくりと、好きなだけ。

これから行かれる方のために詳細は書かないでおくけれど、一つ一つの展示は本当に丁寧で温かかった。
その展示を見るための「目線」も全て子どもの高さに合わせられているし、バリアフリーの設備も完璧。

各展示には殆ど柵やガラスケースはない。
触ることも自由だし、その気になれば容易に持ち出したり壊したり出来そうだ。
けれども、子どもたちが多いにも拘らず、そんな光景には一度も出会わなかった。
美術館を作り、運営している人たちの心はきっと来る人皆に伝わっているのだろう。


例えばディズニーと他の遊園地、このジブリ美術館と他の美術館。
その決定的な違いは何なのだろうと、不思議に思っていた。
その答えの一部が、少し解った気がした。
「自分の子どもを連れて来たい場所」に出会ったことなんてなかったけれど、今日始めてその第一号に出会った。


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