2日目午前はヴァチカン美術館へ。
昨年のGWに訪れた時は不定の休館日という間の悪さ(トホホ)。
どうしてもシスティーナ礼拝堂が見たい!ということでリベンジなのである。
特に「天使と悪魔」を読んだ後だけに、熱は高い。
開館の8時45分前後にヴァチカンに到着したものの、既に長蛇の列。
休館日の翌日ということで、月曜日は一番混雑するらしい。
結局、2時間も並んだ。
やっと入り口が見えたと思ったら、良く解らない禁止令。
タンクトップ inの人はなかなかいないと思う・・・。
とても広い館内、全てを見ることはとても出来ない。
結局システィーナ礼拝堂と、ラファエロの間と、地図の間など限られた場所だけを見る。
それでも2時間もかかってしまった。
ラファエロの間にて(「アテネの学童」)。
この部屋では写真を撮ることが出来た。
つくづく、絢爛豪華で隙がない。
柱も壁も天井も、全てに絵画が描かれ、彫刻が彫られ、象嵌が施されている。
手を加えていない部分などありはしない。
空間の美を見ることに慣れた日本人の私には、多少くどい・・・。
そしていよいよシスティーナ礼拝堂へ。
写真撮影が禁止のため、残念ながら画像はない。
もっとも「自分の目で見なくては意味のないもの」は沢山あって、システィーナは無条件にそれに含まれると思うけれど。
「最後の審判」の青(キリスト教の宗教画で青ベースのものは珍しいと思う)の鮮やかさ、天井に描かれた「創世記」の緻密さにタメイキ。
ついでに上を向きすぎて、目を回す。
そのダイナミックさと、修復術の凄さには目を見張るものがある。
そして、決して広くはないこの空間でコンクラーベを行うのかと思うと、何だか不思議な気分になる。
80歳以上のご老体が大勢、この薄暗い部屋に閉じ込められる・・・。
相当ハードな儀式に思えるのは私だけか。
そんなことを思いながら、礼拝堂を後にした。
2時間足らずの滞在、それでも来て良かった。
正直、サンピエトロにあるミケランジェロのピエタにかなうものはないと思うけれど、さすがの聖地。
世界一小さな「国」の権威は、やはり世界一かもしれない。
本は読み終わったかい?
個人的には「ダヴィンチ・コード」よりも好きです
システィーナはあの美術館の中でも特殊な空間ですよね。
密かに、目を回しました。
ぐるぐる