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つれづれなるままに。

初心。

2007年08月07日 | つれづれ
社会人になって6回目の夏、友人の計らいで、入社からお世話になった先輩と同期で食事をすることが出来た。

あの年の新卒がとても大事にされていたこと。
人や製品を守るために、並々ならぬ苦労をした人がいること。
破格の早期退職制度を断って、会社に残る選択をした人がいること。
それぐらい、その製品の成功を願った人がいたということ。

新人時代には聞くことが出来なかった話を聞けた。


6年後の今、私はその製品を扱う立場にあって、結構奮闘しているんだと思う。
状況は少しずつ、でも確実に良くなってきているんだと思う。
私も概ね仕事を楽しんでいるんだと思う。

でも、それでも逆風やらノイズやら人間関係やらお金やら社内やら社外やら、いろんな糸やら意図やら胃とやらが絡まって、少し窮屈で、少し息苦しかった。

らしくないと言われるかもしれないけれど、結婚を機に辞めようかとも思ったし、転職しようかとも考えていた。
ちょっとしたダウンカレント。ぐるぐるぐる。


今日はそんな話を出した訳ではないけれど、何だか浮上した気がする。
転職して活き活きしている友人にパワーを貰い、先輩には原点を見せて頂いた。

私は自分の会社が別段好きな訳ではないけれど、製品には心底惚れ込んでいるらしい。
だから、この製品が日の目を見るところを見届けたいんだと思う。


もう少し、頑張ってみようかな。