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羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

俺物語!! 6

2015-09-10 20:57:13 | 日記
店では、ジェラードパーティをなぜ思い付いたか店長に聞かれると、「食べてくれる人の顔を思い浮かべ、どういうの喜んでくれのるかと思って」と答えると、店長は感激した。「一之瀬君! 最近変わったよね、君! 技術もセンスもあるのに、いちいち主張強い感じだったじゃない、今まで! 凄く良くなったよね。これ、出てみない?」店長はパティシエコンクールのチラシを差し出した。「優勝すれば、お店としても嬉しいし、君の将来にもプラスになるんだよ!」(ktkr女神ッ! 凛子!)一之瀬は作業場からカウンターを振り返った。その時、「お邪魔します!」猛男が砂川と共に来店してきた!「猛男君、お邪魔しますってウケるっ」喜ぶ大和。(知り合い?)戸惑う一之瀬。猛男が大和と話しながらあれこれ注文する中、砂川は一之瀬の大和への視線に気付いていた。「ありがとうございましたぁ」猛男達はケーキをたくさん買って退店してった。
「今の人達って、凛子の友達?」一之瀬がカウンターまで出てきた。「彼氏何です、大きい方の人が」砂川には特に触れない大和。猛男のスタンドと認識しているのかもしれない。「はぁっ!」聞いた途端、一之瀬は結構は勢いで店を飛び出し、猛男を追い掛けて行った!「おいっ、おいっ! 凛子と別れてくれ!!」猛男の肩を掴んで振り返らせいきなり訴える一之瀬!「凛子には、俺の方が合ってる! 絶対に!!」砂川もびっくり。手を離し、自分が掴んでいた手を意外そうに見る一之瀬。
「ごめんね、つい取り乱して。君もパティシエ目指してるの?」「いえ、全く。実はお菓子作るの好きだったり」「クッキーなら作ったことあるッス」「クッキー?! どんな? ドロップクッキーとか、アイスボックス、サブレ」「煎餅とか」「煎餅はクッキーじゃないだろう!! やっぱり俺の方が凛子に合ってる! どうして君と付き合ってるんだ?!」
     7に続く

俺物語!! 7

2015-09-10 20:57:01 | 日記
「いや、大和が痴漢にあって助け」「わかったぞ!!」グイグイくる一之瀬。「凛子は助けられ、頼もしく見えたんだろう? それは愛じゃない、勘違いだ! 自分に合う男がいることを知らないだけだ!!」動揺する猛男。「俺は一之瀬光基、21歳。パティシエをしている」「剛田猛男、高1ッス」「高1ッ?! 君には君に相応しい相手がいる。例えばもっと野性的な、ゴリラのような、熊でもいい!」随分な言い様な一之瀬。
「そんな雰囲気を持った女性と付き合った方が話しも弾むだろうし、共通の趣味等持てるんじゃないか?」(話しが弾む、共通の趣味)考える猛男。「俺には凛子が必要なんだ! だから別れてくれ!」「できねぇッス」「そうだね」クールダウンした一之瀬。「納得できない話だよね。けど、凛子が別れたいと思えば別れてくれるよね? 凛子にも君にも、どっちが相応しいか見せ付けてやるっ。お前に凛子は渡さない!!」バーンッ! と指差し、一之瀬は店を通り過ぎてどこかへ去って行った。「もう少し、言い返してもよかったんじゃない?」「いやぁ、あの人の言うことも一理有るなって思っちまって。俺じゃあ話が弾まねぇ、他にもっと合う相手がいるかもしれねぇのも、本当のことだからな」砂川は答えかねた。
「お帰りぃーっ」砂川が帰宅すると、愛が帰ってきていた。「何、ケーキ?」「猛男がくれた」「えぇ?」「大和さんがそこでバイトしてて」「似合うね」お茶の準備をする愛。「猛男、意外にコンプレックス強いのかと思った」「猛男に何かあったの?!」テンションを変え、間近に迫る愛! 砂川は簡単に事情を話した。「猛男は自分自身のことになると、1歩引いちゃうとこあるからね」愛は心配した。「昔、猛男が犬拾ってきたことあったじゃん?」猛男は拾った犬と仲良くしたが、飼い主がいるらしいとなると必死に探し、見付かると
     8に続く

俺物語!! 8

2015-09-10 20:56:51 | 日記
「猛男、泣きもしないで我慢して、『良かったな』って言ったの、覚えてない?」勿論覚えてる砂川。
砂川姉弟の話している頃、外では天気予報が外れ雨が降り出していた。真希をあやしていた猛男は文句を言いながら洗濯物を取り入れる母の姿に、大和を思い浮かべ、電話を入れるのも忘れ、傘を持って大和の働く店へと駆け出した。「送るよ」店では一之瀬が、大和ともう一人の店員を車に乗せていたが、発車する直前にもう一人の店員に着信が入り、姉が傘を持ってくると車を降りて店で待つことになり、大和は一人で駅まで一之瀬に送って貰うことになった。
猛男は風で自分の傘を壊されながら、ずぶ濡れで店に走っていた。「凛子、今度コンクールに出ることにしたんだ」「ええ?!」車中で一之瀬は話し出した。「協力してくれないか? 凛子がいれば、俺は優勝できる気がするんだ!」「えーと」「頼む!」「はいっ、私で良ければ!!」凛子は使命感に燃え、引き受けた! 店に向かっていた猛男はすれ違う一之瀬の車の後部座席に一人笑顔で座る大和の姿を見て、立ち止まった。大和も一之瀬も猛男に気付かなかった。
「猛男は、相手が幸せならそれでいいって、自分の気持ちを引っ込めちゃうとこあるからねぇ」愛は砂川とまだ語っていた。「それが猛男のいいとこであり、弱点でもあるからねぇ」猛男は大和への傘を握ったまま、立ち止まり、雨に打たれていた。
・・・最後に、濃いキャラ投入してきた。猛男と張り合うなら、これぐらいの濃さはやっぱ必要なんだな。でもって最終回前に1週休みかよ、来週どうすっかなぁ。2本書くのに挫折した花咲を復活させるか?!