羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

手裏剣戦隊ニンニンジャー 1

2015-09-27 20:08:24 | 日記
道場で稽古する一同、梁の上で八雲と刀を打ち合う風花。梁の下だ三つ巴で刀で競り合う天晴、キンジ、霞。壁を回転させて現れた凪は霞に打ち掛かった。キンジに横から攻められ、梁から吊り下がってきた風花に腕を打たれる凪。「上級手裏剣忍法! アツアツ熱湯風呂の術!!」凪は火遁と水遁を合わせ、熱湯風呂幻覚を他のメンバーにけしかけようとした。が、「ああ~、ちょうどいい湯加減でごぜぇやす」キンジ、天晴、八雲は出現した『銭湯』のでくつろぎだした。
「あれ?」戸惑う凪。後ろでは既に風呂上がりの霞と風花が腰に手を当てて瓶牛乳を飲んでいた。「上級手裏剣忍法アツアツ鍋の術!」声を合わせる八雲とキンジ。「火炎の術!」構える風花。「水の術!」同じく八雲。「金の術!」同じくキンジ。「えっ?」慌てる凪。牛乳飲み続ける霞。湯に浸かり続ける天晴。「トリプルMIXッ!」3人が術を発動させると、凪は鍋の幻覚の中で煮られていた!「あちゃっ、アチチチ!!」「頂きます」「頂きやす!」「頂きまーす!」3人に箸で摘ままれそうになるところで幻覚は解けた。気付くと凪は3人に刀を突き付けられていた。「勝負あり! ですね」霞に宣告され、ガックリする凪だった。
暗い館で絵図からムジナを呼び出した十六夜。ムジナは斧を十六夜に突き付け、十六夜は小太刀をムジナに突き付けた。「あんた、誰だ?」「君の新たな主だ。君には十六夜流忍者として、一働きして貰う」「主が変われば任務も変わる。それも忍者って訳か、面白い。で、俺はどいつと遊べばいい?」「いや、君には恐れの力を集めて貰う」「そいつはつまんねぇなぁ」ムジナは退屈そうに去っていった。十六夜はこれまで集めた『歯車』を取り出し、笑っていた。
森の中で一人、人型に組んだ据え物相手に稽古する凪。納得いかない様子。「精が出ますね、凪ちゃん」
     2に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 2

2015-09-27 20:08:11 | 日記
近くの木の上に霞が居た。「僕、皆より先に上級手裏剣忍法ができたから、油断してたのかなぁ? でも、皆を追っかけるの得意だから、へーき、へーき!」軽くおどけてみせる凪。「常に先に行く気持ちでやらないと、ラスト忍者レースには到底勝てませんよ?」「先に行く気持ちかぁ」木の上から凪に打ち掛かる霞。「お相手しましょう」「望むところだ」凪が受けて立とうとすると、気配を感じた霞。凪も気付き、二人は素早く身をかわした。直後、何者かが高速で通り抜け据え物を二つに割っていった!「面白そうな奴らがいるじゃねぇか?」「十六夜流忍者のお出ましのようですね」凪と背中を合わせる。「まだその呼ばれ方は慣れてねぇが」じゃあ元は何だったんだよっ、と突っ込みたくなるムジナが現れた。
「俺はムジナってんだ。ちょうどつまんねぇ仕事に飽き飽きしてたんだ。どうだ? 遊ぼうぜ!」「遊ぶどころか、倒してやるっ!」「ザ・変化!」凪は変化し、霞も続いた。霞はカラクリ変幻で拡散矢を放ち、凪は突進した。矢は盾で受けられるが凪の突入はアシストし、ムジナと斬り合う凪。霞も接近戦に加わる。が攻めきれず距離を取られた。笑うムジナ。霞が気を付けよう警告し、「大丈夫だって」と凪が応えたところで刃と鎖を仕込んだムジナの盾を投げ付けられ、吹っ飛ばされる凪!「うわっ?!」霞も一撃は受けるが二撃目は受け切れず吹っ飛ばされた。「あはぁっ!」ムジナは立ち上がった凪に追い討ちを掛けるが、盾の刃が近くの木の幹に喰い込んだ隙に煙玉を使われ、凪の姿を見失った。
と、ムジナの足元で煙玉が弾け、凪が出現! ムジナの腹を斬り付けたがムジナは藁人形を残して姿を消した。「変わり身の術?!」「甘ちゃんだな、十六夜流忍法!」「凪ちゃん!」不意打ちで術を掛けようとするムジナに霞は突っ込み、凪を突き飛ばした!
     3に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 3

2015-09-27 20:08:01 | 日記
「いいとこ盗りの術!!」霞は額を掴まれ、光る『何か』を奪われた。変化が解け、膝をつく霞。「霞ちゃん!」凪が叫んでいると、天晴が介入し、笑っていたムジナを後退させた。他のメンバーも駆け付ける。全員変化済み。「大丈夫か?!」構える天晴。「遊び相手が増えたな。面白れぇッ!」ムジナはやる気を見せたが、十六夜が間に入った。「困るな、勝手な真似をされちゃ」舌打ちするムジナ。「また今度遊ぼうぜ!」ムジナは姿を消し、十六夜も鼻で笑って姿を消した。「霞姐、奴はどんな術を使ったんだ?」「はい、わっかりませーんっ!」八雲におどけて答える霞に一同は唖然とした。
「今、美肌温泉から戻ったぞ」有明が悠々と暗い館に現れた。「恐れの力は集めたのじゃろうな?」「それが、申し訳ございません」頭を下げる十六夜。「何ぃーっ?! せっかくアンチエイジングで得た艶々お肌もっ! 恐れの力無しではしわしわお肌の曲がり角じゃあ!」「代わりといっては何ですが、こんなモノを奪ってきましたぜ?」ムジナは霞の『いいとこ玉』を取り出した。「何じゃ?」「桃色の忍のいいところ、言わば個性です」光るそれを見せるムジナ。
道場では、霞が何やら締まらない様子になっていた。「ドーンとこられて、バーンてやられちゃった感じでした」笑ってしまう霞。一同は困惑していた。暗い館では、「ざまぁ味噌漬け! 素晴らしいぞ、狸っ!」以前、霞にしてやられた有明が喜んでいた。「ムジナですがねぇ、個性を奪えばまともな働きはできません。お許しあらば、全て奪ってきましょう」「わらわが許す、ゆけっ、狸!!」「ムジナですがねぇ」ムジナはややうんざりと去って行った。十六夜は相変わらず何も考えてない有明に苛立つようだった。
「あいつ、また遊ぼうぜ、って言っていたな」「ということは」八雲とキンジは
     4に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 4

2015-09-27 20:07:51 | 日記
道場で何か察していた。「よしっ、忍者鬼ごっこで勝負といくか!」経緯は不明だが、廃工場でムジナとスッパラゲ達と対峙する天晴達。「やっぱり」またちょっかいかけてくることは読んでたらしい八雲。天晴達が霞の『いいとこ玉』を奪えば天晴達の勝ち、奪えなければ全員のいいところを奪われるルール。制限時間等、細かい点は不明。開始前に、「私のいいところをさらに差し上げますぅ!」万歳してアピールする霞は「霞ちゃんはもう盗られちゃってるからね」風花と凪に引き戻された。「手裏剣変化!」「手裏剣チェンジ!」一同は変化した。霞も変化はできた。「忍ぶどころか、追いかけるぜっ!」「忍者鬼ごっこ、スタートだ」ムジナはスッパラゲに霞の『いいとこ玉』の入った袋をスッパラゲの1体に渡した。
「何とかなりまーすっ!」混乱気味だが、一人でそれなりの数のスッパラゲを相手にする霞。一番刀を取り落とすが、危なっかしい手付きで拾い、殺到したスッパラゲを斬り払った。「ラッパ? ラッパっ!」1体斬撃を逃れたスッパラゲが逃げると、「手裏剣忍法、落とし穴の術! ドーン、ドーン」周囲が落とし穴だらけになり、逃げ道が無くなるスッパラゲ。「追い詰めましたよぉ?」しかし、自分から落とし穴に落ちてしまう霞。「キャーっ?!」「ラッパ?」戸惑うスッパラゲだった。
キンジと八雲は袋を持ったスッパラゲを近くの建物に追い込んだが中で姿を見失っていた。と、八雲のスマホに霞から着信が入った。「霞姐? こんな時に電話など」と言いつつ出る八雲。「すいません、落とし穴に落ちてしまって、落ち込んでいるんです」「わかった。すぐに行く」ため息をついて、八雲は一人で霞の元へ向かった。「霞姐!」「はいっ!」物陰から霞が立ち上がった。「大丈夫か?」「大丈夫です、出られましたぁ!」霞は八雲に勢いよく抱き付いた。
     5に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 5

2015-09-27 20:07:36 | 日記
八雲は支え切れず倒れてしまい、結果霞は八雲に『床ドン』する形になった!「はっ」「霞姐」だが、この霞は尻尾を出した!! 異変に気付くが、顔に手を当てられる八雲。「いいとこ盗りの術!」「うわぁああっ」八雲の『いいとこ玉』を盗り出した偽霞はムジナの本性を現した。「へっへっへっ、一丁上がりだ」ムジナは八雲を牢に入れた。本物の霞は既に投獄されていた。「すいません」「仕方ない、鉄格子を曲げて逃げればいい。レーナク、カラワヤ」八雲の杖からは煙と花しか出なかった。「八雲君のいいところって、魔法だけだったんですね!」無邪気に霞に言われ、ショックな八雲だった。
天晴はスッパラゲを倉庫追い込んだが、スッパラゲは「ラッパ! ラッパ!」と次々と分身した。これに天晴も分身して対抗した。「分身の術返しだ! 参ったかぁ?!」「あぁ参った参った」「え?」本体を見切られ、すぐ後ろにムジナに立たれていた!「ふんっ! いいとこ盗りの術!!」顔を掴まれ、天晴も『いいとこ玉』を抜かれ、変化が解け、強制的に牢に送られた。ムジナに抜かれると牢送りの裏ルールありの模様。「あ~あ、テンション下がってきたぁ」力無い天晴。「イケイケドンドンッ! が無くなってしまいましたね」ちょっと嬉しそうな霞。「これは、not イーズィだな」危機感を募らせる八雲。
「よーし、後3人でコンプリートだな」ムジナは機嫌良くスッパラゲからマイクを受け取った。「ピンポンパンポーン!! アオニンジャー、モモニンジャー、アカニンジャー、確保!」敷地内にアナウンスするムジナ。「ええっ?!」驚く風花達、残りのメンバー。「八っ君も天ちゃんも捕まっちゃったの?」「どうしよう、キンジさん?」「では、こういたしやしょう」霞達がいない場合、指揮しないではないらしいキンジは一計を案じた。
袋持ちスッパラゲを
     6に続く