羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

仮面ライダードライブ 1

2015-05-04 21:10:15 | 日記
「おぞましい悪魔共を産み出した。人間の子供が仮面ライダーやってるなんて」「でもその研究にはベルトさんも関わっている。つまり蛮野さんは人間の幸せの為にロイミュードを作ろうとしていた」打ちひしがれる剛を進ノ介はなんとか励まそうとした。「だとしても! 父親の犯した罪は大き過ぎる。奴等は今までに多くの人間の幸せを奪ってきた、今も!」搬送される親に泣いて付き添う子供を見る剛。「ロイミュードが憎い。一匹残らず倒す」「霧子は?」剛は立ち上がり、進ノ介に掴み掛かった!「このことは絶対姉ちゃんには内緒だ! 例え進兄さんでもゆるさない」剛は悲痛な表情で去った。
署に戻り、照明を落とした地下基地で進ノ介はベルトと話し合った。「剛は知っていたのか、父親のことを」ベルトは呟く。「やっとわかったよ、あんなにも焦ってロイミュードを倒そうとしているのか」進ノ介はベルトの定位置の移動式台座の側に腰を下ろした。「霧子が知る前に、父親が犯した罪を全て消し去るつもりなんだ」ベルトが詩島姉弟と蛮野の関係を黙っていたことにはもう慣れっこなのか、特に触れない進ノ介。
「だからチェイスのことも」進ノ介が話しを続けると、基地の照明が点いた。「チェイスが、どうかしたんですか?」霧子が入ってきた。「霧子! いつからそこに?」慌てる進ノ介。「今です。会議が始まりますよ」「わかった」「私はここで、プロトタイプの修復を急ごう」ベルトはりんないなくてもシフトカーの修復処置はできるらしい。近くのテーブルにはチェイスのプロトタイプシフトカーが置かれていた。「彼が私に預けたんです。この中に残ってる記憶データをどうしても知りたいからって」当のチェイスは、停めたライドチェイサーに跨がり何処かのフェンスの側でただ待っていた。
会議では事件の現状が整理されるが、
     2に続く

仮面ライダードライブ 2

2015-05-04 21:10:08 | 日記
りんなだけが無事だった理由は判然としなかった。と、ここで特状課に仁良がやたら嬉しそうに現れた!「特状課さんよォ? 事件を防げなかったそうじゃない。やっぱり仮面ライダーに変身できなきゃただの役立たずだなぁッ! アハハッ!」一しきり進ノ介に絡む仁良。「おっと、遅刻遅刻」急ぎの仕事の前にわざわざ来たらしい仁良は満足して去っていった。「困ったもんですねぇ」思案顔の本願寺。「俺に考えがあります。霧子!」進ノ介はネクタイを締め直した。
「わかった。いいだろう」港のコンテナ置き場近くの緑地で、チェイスに何やら頼んだらしい進ノ介。「本当に?」意外な様子の霧子。「助かるよ」「お前には借りが有るからな」前回、剛に襲われた時に庇われた借りを律儀に返すつもりのチェイス。「それよりも気になることが、霧子の弟だ。奴の憎しみ、これまでとは何か違っていた」「え?」霧子は剛の暴走の詳細は知らない様子。「俺も、気になることがある」暴走する剛を見て、シーカーは『計画通りだ』と言っていた。「あのロイミュードの本当の計画って?」「剛」不安になってきた霧子。
霧子は剛に電話を掛けたが、剛は電話を切ってしまった。「さ、行きましょう」いつの間にか再び合流していた頼子と調査を続行しようとする剛。「よかったんですか? 電話」「はい。弟さんを見付け出すことの方が大事ですから」剛はライドマッハーに二人乗りするよう促した。頼子は剛に駆け寄り、バイクには乗らず後ろから抱き付いた!「ありがとう。私達のこと心配してくれて」幼い霧子が幼い剛の頬を後ろから摘まみ名を呼んで可愛がってくれたことを思い出し、茫然としてしまう剛。
ここで頼子のスマホの着信音が鳴り、剛は我に帰った。「良からです! もしもし良?! 無事なのね! え?」「良さんなんて?」
     3に続く

仮面ライダードライブ 3

2015-05-04 21:10:00 | 日記
「よく聞こえませんでした。ただ場所の名前は」「どこです?!」聞き出すと剛はライドマッハーに頼子と二人乗りし、急行した!!
特状課に戻った進ノ介と霧子は本願寺に相談していた。西城も例の人形を手に取り敢えず参加。「剛君が狙われている?」「あくまで推測です」「もしそうなら、背後にブレンが」「いや、もっと大きな存在がかも知れませんよ」「001」表情を変える一同。皆、ブレンのことはそこまで大きな存在とは認識してないッ!
当の001の元で、『程々の存在感』のブレンが何やらタブレット端末をイジっていると、ソファでその様子を見ていた001が話し掛けた。「新しい居場所には慣れたか? 最近、ハート達から仲間外れにされている。そう感じているんだろ?」「まさか」笑ってごまかそうとするブレン。「隠すことはない! 君は嫉妬という感情を手に入れた。ネガティブな心は絶大なパワーとなる」「つまり、今回の計画も?」察しのいいブレン。001は立ち上がった。「奴等は仮面ライダーの存在を明らかにし、先手を打ってきた。今度はこちらから御返しする番だ。最も効果的で、残酷な方法でね」001は小さく笑った。
とある団地に剛は頼子と共に駆け込んできた!「どっかに良さんがいるはずだ」剛は頼子と団地内へ入って行った。一方、改めて霧子から電話を掛けたが剛は出なかった。「おかしいね」特状課ではデータ調査をしていた西城が何か掴んだ! 被害者の関係者に相馬頼子という名が見当たらない。「そんなはずは、不動産会社は?」「ビンゴ! 営業担当者相馬良!」進ノ介の閃きからようやく特状課も相馬弟にたどり着いた!
「剛さん、ちょっと待って!」調査中、団地内の公園の出入り口で定期入れを拾う頼子。「これ、弟のです」結構高額の定期。実際落としたら相当なダメージ!
     4に続く

仮面ライダードライブ 4

2015-05-04 21:09:49 | 日記
「ここのどこかに良さんが!」「生きてるかも」頼子は鞄を落とした。「あの怪物が!」興奮して剛にすがり付く頼子。「大丈夫! きっと生きてる! 頼子さん」頼子は泣き崩れた。
「剛が危ない」特状課では西城のネット調査で判明した『事実』に進ノ介が苦渋の顔だった。「私の責任です! 剛の気持ちを受け止めてあげていれば」霧子はチェイスを敵対視する剛の頬を一方的に張り飛ばしたことを後悔した。団地では異変発生!! 住民達が争い始めた!「隠れて、弟さんは俺が必ず見付け出す」剛は頼子に言い聞かせ、対応に向かった!
「できたわよ霧子ちゃん! 改良型重加速測定器!!」特状課に姿の見えなかったりんながきた。6倍の精度で微妙な反応も検知可能だという。「空からね!」「さてはライドブースターに装備に装備したんだね」ずっと無言だったが、特状課にいたベルトが喋り出した。チェイスのプロトドライブシフトカーの修理はどうしたのか?「出動準備は整った。後は」「例の作戦ですね」本願寺はやたら分厚い『進ノ介! 復活作戦書!!』を指し示した!!
あれこれ仕込んだ後、「呼んだ?」仁良がのこのこ特状課にやってきた。「仁良さん、お待ちしておりましまよ!」笑顔で迎える本願寺。「それ皮肉?」立ち上がる進ノ介。これに向かってゆく仁良!「なんだ?!」「俺、反省します。だから仁良課長の許可が出るまで、もう2度と仮面ライダーに変身しません。誓います」頭を下げる進ノ介と特状課の一同。「おう、おう、いいねぇ。だが、謹慎処分はそう簡単にはぁ」と仁良が畳んだ扇子で進ノ介をつ突き出したところで、「ウガーッ!」ロイミュード000の姿のチェイスが特状課に乱入してきた!! 手引きは西城が行った模様。大袈裟に驚いて見せる特状課メンバー。本気で驚く仁良! 壁際に追い込まれチェイスに首を押さえられた仁良!
     5に続く

仮面ライダードライブ 5

2015-05-04 21:09:41 | 日記
「早く助けないとぉ!」 なぜか歌舞伎風ポーズの霧子。「謹慎中だから、変身できなぁいッ!」もはや歌舞伎かどうかよくわからない進ノ介。「変身さえ、できればぁ~」ベルトの乗せられた達磨を抱える進ノ介。「はあぁぁッ」怖過ぎてよくわからなくなってきた仁良!「変身をぅ、許可ぇ」落ちた仁良!!「ヤッタァッ!」大喜びの一同。チェイスも思わずガッツポーズをしてしまった。「行くぜ、ベルトさん」腰にベルトを巻く進ノ介!「OK! フルスロットルだ!!」タイプスピードに変身した進ノ介は打ち合わせ通り、チェイスを軽く署の外に追い出した。
「ああ」多少疲れた? らしいチェイスは息を吐き、人間体に戻った。「ありがとう」変身を解かず、進ノ介が駆け寄ってきた。「借りを返しただけだ」クラクションを鳴らし、解放されたらしいトライドロンもきた。「剛がピンチだもう一走り付き合えよ」霧子も駆けてきた。「剛をお願い。たった一人の、家族なの」「家族? いいだろう」「霧子! 心配するな、必ず助ける」進ノ介の言葉に頷く霧子。「変身」簡易にチェイサーに変身するチェイス。「ライドブースター!」トライドロンに乗り込んだ進ノ介の呼び掛けに2台のライドブースターが飛来し、トライドロンに合体した! チェイスは青いライドブースターに乗り込んだ。トライドロンはブースターの力で飛翔し始めた! 霧子にクラクションを鳴らし、トライドロンは剛を探し、飛び立った。署の屋上でそれを見ていたブレンは「行け」バイラルコアを3体のロイミュードに与えバット型巨大ロイミュードに変化させ追わせた!
混乱する団地では剛がネオバイラルコアをゼンリンシューターの銃撃で破壊。それでも収まらない住民同士の争いはマッハに変身し、シグナルトマーレのシグナルバイクの力で「トマーレ! トマーレ!」と連発して、
     6に続く