羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

ジョジョの奇妙な冒険~スターダストクルセイダース~ 1

2015-05-16 21:49:50 | 日記
「嘘をつくなぁッ!!!」ポルナレフは叫ぶと共にシルバーチャリオッツをヴァニラのスタンド、クリームに放った!! これまでに無い加速と攻撃範囲!(ん? 何ぃ? 聞いていなかったぞ。ポルナレフのスタンドがこんなに素早く、しかも遠くまで攻撃できるなどと)「こっちを向きやがれ、このドグサレがぁッ!!」スタンドで激しく突き掛かるポルナレフ! クリームの右腕の当たりを切り裂く!!「ウオォアァッ!!!」メチャクチャに斬り付けまくるポルナレフ! クリームは回避しつつ収縮し、亜空間に消えた!!
それでも激昂するポルナレフの斬撃は止まらず、「ウオォオオッ!!」広間の天井と床を斬り続けた! 床にヒビが入る!! 館の別のフロアでは「なんじゃ?」ジョセフ達も建物の揺れや壁の崩れる音にに気付いていた。「はぁはぁ、手応えはあったが、殺ってねぇ!」ボロボロになった広間の、柱の前ででポルナレフは一旦攻撃の手を止め立っていた。イギーは足元に身を屈めている。「あっという間に小さくなって消えやがった!」(畜生! アヴドゥル、てめぇがッ。てめぇの方から言ったくせに!『何かあったら自分の身を第一に考えろ』俺を助けないと言ったくせに!! 嘘つきめッ)歯を食い縛り、悔恨するポルナレフ。
(インドの時から、てめぇは余計なことばかりしてんだよォッ!)アヴドゥルに救われたのは1度ではなかった。「アヴドゥル! てめぇは俺のことなんか、放っておけばよかったんだよ!!」ポルナレフは思わず膝を突き叫んだ。その時、膝を突く前に立っていた空間を側の柱を抉りながら、クリームが突き抜けて行った!! 戦慄するポルナレフとイギー!(偶然しゃがまなければやられていた! 運命が生き延びろと言っているのか? アヴドゥルの意思が戦えと言っているのか?!)クリームは今度は出現を隠さず、
     2に続く

ジョジョの奇妙な冒険~スターダストクルセイダース~ 2

2015-05-16 21:49:41 | 日記
床を抉りながら数回蛇行して軌道修正した後、ポルナレフ達の方へ迫ってきた!「ワウ、ワウッ!!」ザ・フールを出現させるイギー!「ワアァウッ!!!」ザ・フールでクリームに飛び掛かるが体に穴を  空けられ崩れ去るばかりで効果は無かった! クリームは止まらず、ポルナレフ達に突っ込んできたが、ポルナレフはイギーを抱え飛び退いてこれを避けた!! クリームは尚止まらず広間の壁や天井を抉りながらやみくもに突進し続ける!「この部屋にいるとヤバい!」ポルナレフはイギーを抱え、広間を飛び出し、イギーを放しドアを閉めソファと棚をドアに立て掛け、イギーと共にその場から駆け出した!
直後、ガオンッ!! ドアもソファも棚も円く抉り取ってクリームが飛び出して来た!!「上だ! イギー!!」階段を駆け上がるポルナレフ達! 途中、階段中央にクリームに突進され、段に風穴を空けられたがポルナレフ達はなんとか地下から一階に上がった! 廊下を走るポルナレフ達! クリームはポルナレフ達が走った後をジグザグに壁を抉りながら追ってくる!! 必死で走ると出口の光りが見えてきた!
「俺達が館に入ってきた扉だ!」ポルナレフの言葉に勢いを増して必死に走るイギー。「しかし、あそこから出てゆく訳にはいかないッ」「ワゥ?」ポルナレフを振り向くイギー。「アヴドゥルは俺達を助ける為に、自ら犠牲になった! それは俺達ならDIOを倒せると信じてるからだ!! そんな奴の信頼を裏切るなんざ、俺にはできねぇ!」前を見て走り始めるイギー。ケニーGが倒され、幻覚の消えた館の出入り口のすぐ側に、『2階』への階段が見えた!「それこそ負け犬のすることだ、今俺は逃げているんじゃあ、ねぇ! DIOの野郎に近付く為に、走っているんだ!!」走りながら考えるイギー、恐れて垂れていた尻尾が、立った!「ガウッ!」気合いで吠えて走り出すイギー!!
     3に続く

ジョジョの奇妙な冒険~スターダストクルセイダース~ 3

2015-05-16 21:49:32 | 日記
ポルナレフとイギーは出口を無視し、すぐ側の『2階』への階段を駆け上がり出した!「一気に駆け上がるぜッ!」やや遅れ、その『出口』の空間が歪み、クリームが出現した!「出口へ来ると思ったが、フフ、惜しい」クリームから上半身を出すヴァニラ。血が滴る。「このヴァニラ・アイスに傷を負わすとは、確かにポルナレフは自分の危機や恐怖を克服した精神力を持っている。確実に追い詰めて殺す、確実に。私のスタンドは圧倒的に奴より勝っているのだ」『2階』への階段を見詰めるヴァニラ。
中2階の廊下を走るポルナレフ達! 走りながら考えるポルナレフ。(奴の口の中は暗黒空間になっているだと? 想像もつかねーが、音も臭いも生命反応も無く近付きやがる! しかしどうやって?!)『2階』へ直通する階段が見えた!!(どうやって奴を、ぶっ倒せばいいんだ?!)2階の広間にたどり着いたポルナレフとイギー。この広間は『窓』が多い。
先行していたイギーが四足で急ブレーキを掛けて止まった! 床に穴が空いている!! 穴のすぐ向こうが『上階』への階段だ。「先回りされている!!」ポルナレフはシルバーチャリオッツを出し、イギーもザ・フールを出した!「近くにいる! 来やがっている! イギー、俺の背後を見張れ!!」姿勢を低く、腕から小さなイギーを肩に駆け上がらせるポルナレフ! イギーは背後を見張った!「俺はおめぇの後ろだッ!!」緊張し、周囲を見回すポルナレフとイギー!
(奴は壁に穴を空けなければ、通過してこれないらしい。そしてわかっているのは、暗黒空間から奴が姿を現した時なら、奴を殺すチャンスが有るっ、ということだ!)拳を握り締めたポルナレフはイギーを肩に乗せたまま立ち上がった。「どっからでも来い!! 畜生ッ! ぶった斬ってやる! 今の俺のチャリオッツは素早いぜ!! アヴドゥルを失った怒りで、
     4に続く

ジョジョの奇妙冒険~スターダストクルセイダース~ 4

2015-05-16 21:49:21 | 日記
グツグツ煮えたぎっているからよぉッ!」挑発後、再び姿勢を低くして左右を確認するポルナレフ! その左足を着いた床が歪み出した! ポルナレフの左足が少し浮き上がる!!「何ぃッ?!」クリームの口がポルナレフの足を捉える。「チャリオォォッツ!!!」シルバーチャリオッツの剣がクリームの口に打ち込まれる!! ガオンッ!「ぬぅああはぁッ?!」左足の先をゴッソリ持っていかれた!! 倒れるポルナレフ! 肩から飛び退くイギー!「うわぁぁッ!」転げ回って苦しむポルナレフ!!
中空に移動し、姿を現すクリーム。「まず足を奪った。ちょこまかできなくする為にな!」イギーはザ・フールをクリームにけしかけた!「ウワァフゥッ!!」簡単に回避するクリーム! 更に突進する構えを見せたが、「野郎ッ!」痛みを堪えたポルナレフがシルバーチャリオッツの高速斬撃を放ってくると、「おおっと!」地下喰らって懲りたらしく素早く下がって縮小し、亜空間へ逃げて行った。「ウオォアァァッ!! ウワァァッ!!!」再び周囲を滅多斬りにしてシルバーチャリオッツを暴れさせるポルナレフ!
館が激しく揺れる中、光りの差さない寝室で、DIOは『本』を読んでいた。一階? のとあるフロアではジョセフ達も二度目の破壊音と揺れに気付いていた。「間違いない、アヴドゥル達が突入して戦っているんだ! 急ぐんだ! 彼等を探すんじゃ!!」ジョセフ達は走った!
半ば崩壊した広間をヴァニラは伺っていた。(ドサクサに紛れて隠れたなポルナレフ。その足で遠くには行けない。瓦礫の下だろう)上階への階段近くの中空に姿を現し、クリームの中から顔を出すヴァニラ。「貴様はこのヴァニラ・アイスの前では無力だ。しかし確実に倒す。さて、どこかな? ポルナレフ」見回すヴァニラだったが、「騒がしいな、ヴァニラ・アイス」その『声』に、ヴァニラは振り返った!
     5に続く
 

ジョジョの奇妙な冒険~スターダストクルセイダース~ 5

2015-05-16 21:49:11 | 日記
「でぃ、DIO様」驚くヴァニラ。上階から降りてきたのはDIO! 即、クリームに膝を突かせ、自身も上半身を出し畏まるヴァニラ。「御気を付け下さい。そこらにポルナレフの奴と、犬が一匹隠れています。ここは私しお任せ下さい。DIO様が降りてくる程のことではございません」周囲を伺うヴァニラ。そのすぐ背後まで、DIOは迫っていた! DIOは腕を振り上げた!! ヴァニラの背後の階段に、ザ・フールの砂にまみれたポルナレフとイギーが顔を出した!(ザ・フールで作った偽のDIO! 騙せた!! 普通なら背後から攻撃するのは卑怯だという罪悪感が伴うが、背中からアヴドゥルを殺したテメェにゃあ、一片の憐れみもねーぜ! 当然の死に方だ!! 殺れ、イギーッ! 肩甲骨をぶち割って、上半身の腰寛骨まで鯵の開きのように割いてやる!!)(ワゥッ!)以心伝心! イギーはザ・フールの化けた偽DIOに手刀を振り下ろさせた!! だが、ズバァッ! 振り向き様にヴァニラはクリームに偽DIOの手刀を斬り払わせた!
「しまった、畜生ッ!」階段から姿を現すポルナレフとイギー!「この部屋は窓から太陽の光りが差し込む。本物のDIO 様が御自分の部屋からここへ降りて来られるはずがないッ!!」「イギー!」偽DIOに更に攻撃させるポルナレフだったが、ヴァニラはクリームの中に入り球体化させると偽DIOを貫通させ、ポルナレフ達のいる階段に突進してきた! 咄嗟に左右に飛び退き回避するポルナレフとイギー! 階段から左手に逃げたイギーは動転して背後を気にしたまま走り、目の前の倒れた柱に激突して転んでしまった! 左足? の痛みを堪えているとクリームが眼前に迫っていた!! クリームの中から憤怒の表情のヴァニラが顔を出していた!「本物のDIO様はこの私を信頼して任せると仰ったのだ! だから何があろうとこの2階へ降りて
     6に続く