昨日の寒風吹きすさぶ中、
「音楽レクリエーション指導士」の講習に行ってきました。
「介護予防体操」のマンネリ化を防げるならちょっと聞いてもいいなという程度で
割と軽い気持ちで受けたのですが、目から鱗の連続でした。
「音楽をやっているとき、右脳と左脳のどちらを使っていると思いますか?」
という質問に、当然のように「そりゃ 右脳だよ」と思った私。
違ってました。
音楽は脳全体を使うのでした。
音楽にはいろいろな要素があり、リズム、メロディ、ピッチ、おんぷを読むなど
脳のあらゆる機能を使います。
また、脳全体を使うことで損傷を受けた部分を補い合うこともできる。
音楽レクリエーションは「歌を歌いながら別の動作をする」ということを通して
脳の血流を良くし、記憶力の低下、認知症の発症を遅らせることを目的にしています。
なぜ、認知症がこんなに大変だ~と言われているのかもわかりました。
それは、日本が認知症大国になってしまっているからです。
アジア地域で最も患者の多い国が日本です。
世界で見ても日本が一番多いのです。
それも、ちょっと多いくらいではなくて断トツでトップです。
今現在の試算では2025年には65歳以上の人が3400万人
そのうち認知症の人は730万人、予備軍は580万人・・・となっています。
2025年はすぐそこです。
国家予算96兆円のうち9兆円を介護で使っています。
国家予算の1割が介護に使われているっておどろきです。
介護人員も足りないので、ロボットに介護されるようになります。
今できることは、介護を必要としない人を増やす。
介護保険を使わない。
この2点ですが、ここで音楽が大きな力になります。
長くなるので、続きは次回に。