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日本人の知らない日本語3

2014-11-27 10:05:04 | 読書メモ

 

標準語は標準ではない・・・という話

 

丁寧な言葉として使われている 「です」「ます」は

江戸時代は芸者さんの言葉だった!

 

「来てくれなきゃ いやですよぅ~」 みたいなね。

それを上京した田舎武士が遊郭などで覚え、広めたそうです。

 

そういえば任侠映画などで賭場のシーンで

「はいります」なんて言ってたけど、あれって別に丁寧な言葉を

使ってるんじゃなくて、遊郭の言葉なんだね!びっくり。

 

田園調布方面で使われているという

マボロシの 「ざます」言葉は おいらんの言葉だった!

「~そうざます」 「~でありんす」(← これは使わないか)

 

おいらんは 今のアイドル的存在で、上流階級に身請けされることが

多かったので、おいらんの言葉が上流階級に広まった。

 

文化庁のHPに 「敬語の指針」というのがあります。

最後の方に 使い方を具体的に示した Q&A的なところがあり

おもしろいです。

 

そのページで初めて知った日本語 → 「美化語」

これって、文化庁が作ったことばじゃないでしょうか。

 

尊敬語、謙譲語、丁寧語美化語と区別されていて

美化語とは、 一つは「お」を付けたことば。お弁当、お花、お水など。

もう一つは「花に水をあげる」というように、本来は水を遣るという

ことばだったけれど、女性には言葉のひびきが雑で使いにくく

あえて「あげる」というように使われるようになったことばがあります。

 

私、この言葉でちょっと抵抗があるのが

お料理番組で使われる時です。

「塩を入れてあげる」というように使われているのが気になりますね。

こういうのも、次第に認可されていくのでしょうね。

 

ことばは文化でもあるので、日本語学校は世界の文化の

交差点ですね。このような本がまだあるのか探してみたいです。