goo blog サービス終了のお知らせ 

川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

私の暗唱文9 男児志を立てて郷関を出ず

2020年06月20日 | 古典・漢籍
月性の漢詩。

 男児立志出郷関 
 学若無成不復還 
 埋骨何期墳墓地 
 人間到処有青山 

男児志を立てて郷関を出づ
学もし成らずんばまた還らず
骨を埋むるに何ぞ期せん墳墓の地
人間(じんかん)到るところ青山(せいざん)あり

<意訳>
男子が一度志を立てて故郷を旅立つからには
目的が成就しない限り2度と故郷の地を踏むことはできない
骨を埋めるのに、どうして墓所を決めておく必要などあろう
世の中にはどこにでも墓地がある

漢文とかで習った方も多いようですね。

~~~~

勤王の志士に愛唱され、「勤王立志の詩」と呼ばれたこの詩の作者は住職・月性(げっしょう)。1843年の作。

西郷と入水自殺を図った月照ではない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大きいiPadで読む電子書籍が... | トップ | 私の暗唱文10 伊藤博文の漢詩 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

古典・漢籍」カテゴリの最新記事