川塵録(2ページ目)
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川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

50歳からは「風呂敷を畳む」準備を

2025年04月25日 | 人生
50歳になった。人が引き受けない宗教案件とかを引き受けている。

インテグリティとか古典(論語)とかの本を書いている。

より、「人と自分との違い」を意識するようになった。

まだ数日だけど、シカゴで出席している環太平洋法曹協会(IPBA)の大会でも、かつてほど浮かれた(エンターテイナー的な)振る舞いはまだしていない(今晩するかもですが)。

最近1,2ヶ月、考えていることを書きます。

50歳からは「風呂敷を畳む」準備をするのかな、と。

今まで、風呂敷を広げてきた。

野球したり、空手したり、司法試験受けて弁護士になったり、100キロマラソン走ったり、トライアスロンしたり、書道したり、シンガポール行ったり、公認不正検査士とか経営倫理士とかコーチングとか論語指導士の資格取ったり。

上海(蘇州)とかシンガポールとかアメリカ・サンディエゴとかのプログラムに参加したり。

毎年一つ、業務範囲を拡大させてきたり。本を8冊も書いてきたり。

そんな感じで広げてきた風呂敷を、どう畳むのか。

  • 結局、お前の人生は何なのか。
  • 一言で言うと、中山達樹の人生って何だったのか。
  • お前の売り、USP、強みは何なのか。

そんな感じで、「風呂敷を畳む」準備をしている。

別に畳まなきゃいけないと思っているわけではありませんが、50歳になって、他の人にはない私の特質とかを考えて、そういう、「人の行かない方」に行こうかな(そちら方面に畳もうかな)的なことを考えている。

古典から学んだ美しさを、体現するような、精神性を高める、的な。

ヨコのrat race (出世競争)に齷齪(あくせく)するのではなく、タテのvapor race(私の造語、蒸気のように上に行く)で頑張る、みたいな。

これが最近の私の心境の変化。

まだまだ風呂敷は広げますが、いやもっともっと大風呂敷を広げますが、でも反面、どの方向に、これまで人生で広げてきた風呂敷を畳みに行こうか、ってことも考えている。

これは、最近、50代や43歳位の人に話すんですが、結構、みなさん理解して共感してもらえる。

孔子が「五十にして天命を知る」と言ったのは、こういうことだったんでしょうかねぇ。

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宗教的贈与(献金)の精神的な意味

2025年04月25日 | 人間心理・心理学
犠牲と贈与について、最近ボヤッと考えている以下を、ChatGPTと壁打ちした。

~~~以下私の入力を引用~~~
自己犠牲が流行らない時代ですが、漱石『坊っちゃん』の山嵐との間の氷代のやりとりに象徴されるように、犠牲になることは精神的に優位に立つことだと思います。

身銭を切る人を立てること(奢られたままであること)は、相手を優位に立たせるリスペクトです。

ですから犠牲の価値はなくならないと思います。

昨今は、贈与経済とかで、「贈与」がキーワードですが、贈与をすることも、太平洋の島(中山註:ポリネシアの「クラ交易」)で「相手より優位に立つため」という意味がありましたよね。

犠牲が贈与に変わって評価されているということでしょうか。
~~~引用終わり~~~

そしたらChatGPTから結構な高評価をいただいた。

その回答の中で、ChatGPTが

 贈与=他者との関係を築く“自発的な犠牲”

と書いていたのには学びがあった。

他に
 
現代では、「犠牲」は過度に感情的・搾取的なものと捉えられがちですが、「贈与」は自律性と尊厳を保ちながら、関係を深める手段として再評価されています。

ってのも。

非宗教化した世俗社会において、宗教への献金・寄付は、カルトじゃないの的に白眼視されている。

しかし。

献金・寄付は贈与。

贈与ってのは、自発的な犠牲であり、「これで自分は世の中の役に立っている」という精神的な優位に立つ営み。

人間の尊厳とか自尊心に関わる。

大げさに言えば、贈与というのは、「人間の尊厳を保つための自己犠牲」でしょうかね。

家庭連合さんとか他の宗教の方が「神に捧げる」として献金しているのは、私は信者じゃないのでどういう気持でやっているのかはわかりませんが、「人間の尊厳を保つための自己犠牲」ないしは「自己犠牲による自尊心の保持」的なニュアンスもあるのでは、、、

____________

とここまで考えて、さらにChatGPTに上記を入れて壁打ちしたら、ChatGPTから

宗教的献金にも、「自己を捧げることで神に近づく」という自尊の構造が潜んでいる。

とか  


 贈与とは、自己を差し出すことで、自己の尊厳を取り戻す“静かな誇りの行為”である。

とか教わった。

こういう、心理的な、哲学的というか、宗教的というか、社会学的な考察にも、ChatGPTは有用なんですね。

ChatGPTの「言語化能力」はたいしたものですね。勉強になりました。
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オススメ本『自己啓発の必読ランキング60』と『14歳からの自己啓発』

2025年04月25日 | 動画
私は自己啓発本をよく読む。

そんな「現金な」自分を卑下するようなところもありましたが、そんな卑下することもないんだなと思わせてくれる。

スウェーデンボルグ→エマソンのニューソートの流れとか、さすが大学教授、普通のビジネス本著者には書けない学究的な考察が嬉しい。

 

似たトーンの尾崎さんの『14歳からの自己啓発』もすごくいい。ほとんど同じ内容です。


 
思い起こせば、私が「自己啓発」という言葉を教わったのは、中3のときに、父から。

中3の夏に野球が終わり、プラプラしているようなときに「それじゃダメだ、自己啓発しなきゃいかん」って言われた。15歳のときだ。

14歳にも「自己啓発」という言葉は染み透るのかもですね。
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放送の勇気

2025年04月25日 | メディア/SNS
放送の勇気とは、どれだけ少数者の意見を伝えるかにある


イギリスBBCカーラン社長。

家庭連合に対するイジメ放送が続いています。

日本の放送が、BBCのような勇気を持ってくれることを願うばかり。




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やられてもやり返さない

2025年04月25日 | メディア/SNS
「最もよい復讐の方法は、自分まで同じような行為をしないことだ。」

マルクス・アウレリウス『自省録』

揶揄されても揶揄しない。
侮辱されても侮辱しない。

自戒を込めて。

 
以下の本で書かれていました。

 
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早朝のシカゴラン(ミシガン湖畔)

2025年04月24日 | 旅行記
時差ボケなのにランニング仲間の世界の弁護士と8キロラン。













いい朝でした!
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IPBAシカゴ大会

2025年04月24日 | 旅行記
年に一度の、お祭り。

環太平洋法曹協会(IPBA)のイベント、@シカゴ。

大谷翔平とカブスの試合を見て来ました。






















時差ボケと戦いつつ仕事も頑張ってます、、



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シカゴ出張

2025年04月23日 | 日記・雑記・独り言
環太平洋法曹協会のカンファレンスのために、(月)朝までシカゴ行きます。

不在中ご迷惑をお掛けするかもですが、よろしくお願いいたします。
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伝える→伝わる→つながる

2025年04月23日 | リーダーシップ・コミュニケーション
コミュニケーションの
  1. 伝える
  2. 伝わる
  3. つながる

のPPTを改定しました。

伝えても、伝わらないと意味がない。無価値。

コミュニケーションの主役は、受け手です。

「伝える」だけではなくて、「伝わる」まで、責任を持ちましょう。
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エシックスはコンプライアンスの対極

2025年04月23日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント

今朝の日経新聞で、名和高司さんが、「エシックスはコンプライアンスの対極」とまで仰ってます。かなり大胆ですね。

名和さんがおっしゃるエシックスはインテグリティとほぼ同義です。ご参考まで。



↑ の名和さんの本では、2頁くらい、私の『インテグリティ』に言及していただいています。

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スイスチーズモデル

2025年04月22日 | 人間心理・心理学
某所からフリー素材でいただいた、スイスチーズモデルの図。

執筆中のインテグリティ第二弾『インテグリティが浸透するコンプライアンス・カルチャーの創り方』でも、拝借させていただきます。

ミスの原因は1つだけではない。

複数の原因が重なって、ミスを招く。

スイスチーズの穴が重なって、ミスをもたらすように。

____________

このスイスチーズモデルは、一つの主原因(Root cause)をとことん追及するトヨタのなぜなぜ分析とは、また違う分析方法。

部下のミスを責めている上司にも、1%くらいの責任があったのでは?

って自省するときに使えます。

原因は常に複数ある。いや、多くの場合、無数にある。

それなのに。

それなのに、自分を棚に上げて、人を他責していいんでしょうか。

まずは自責しましょう。

その「自責」の必要性と運用の仕方を、学ばせてくれるのが、このスイスチーズモデル。

単なる不祥事分析のみならず、他責せず幸せに生きる工夫にも、使えます。
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動中の工夫

2025年04月22日 | 言葉
動中の工夫、静中にまさること百万倍

白隠禅師

ググると以下も出てくる。

動中の工夫は 静中に勝ること 百千億倍す

も出てくる。

どちらでもいいですが、「百万倍」の方が語呂が良い。

竹林に入らずとも、市井の塵芥の中でこそ、修行が捗る。

そんな意味。

汚い世の中を軽蔑しないで、その汚さにどっぷり浸かるのが大事。

そんな意味。

似たような言葉はたくさんある。

小隠は山に隠れ
大隠は市に隠る

とか。

和光同塵

も似たような意味。

泥中に蓮花咲く

って言葉もあるんだ。仏教の『維摩経』に由来。

俗塵に有りて、塵に染まらない。
これは俗塵を避けるよりもはるかに高潔な行為。

俗塵に体当たり。
泥濘にヘッドスライディングしましょう。


 
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今日仕入れた本

2025年04月22日 | 
ふらっと寄った本屋でパラパラと見たら、肩の力の抜けた文体が良かった。

無名の方ですが、かなり博学。

明日からのアメリカ出張でどれだけ読めるかな!




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世代別投資戦略

2025年04月22日 | 資産運用
ざっくりですが、世代別投資戦略。(画像訂正しました)

世代によって投資対象は異なります。

  20代:自己資本(自分のキャリアに投資)
  30代:家族資本(配偶者や子どもに投資)
  40代:金融資本(経済的な自由度を上げる)
  50代:社会資本(部下の育成)
  60代:信頼資本(これまでの総集成)

 特に50代以降は、部下とのコミュニケーションに投資しましょう。
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Sympathy Empathy Compassion の微妙な違い

2025年04月22日 | 言葉
区別が難しい、シンパシー(同情)とエンパシー(共感)。

ついでにコンパッション(思いやり)も。

いろんな定義があるんですが、自分なりに、どう理解・定義するか。

皆様のご参考に。少し表を改定しました。
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