川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

情熱と受難はともにPassion

2024年11月08日 | English/language
情熱も受難も英語でPassion.

英語で the Passion っていうのは、イエスのあの金曜日の磔刑の受難のことをいいます。

メル・ギブソンが映画にしました。

 
ちなみにこの映画を見て、映画の中のイエス・キリストが受難で死んだのにショックを受けて、ショック死した方が世界でたしか2人くらいいます。

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情熱があれば受難を受ける。受難を受けていなければ情熱がないってこと。

受難を受けるほどの情熱的な人生を歩みたい。

中山国際法律事務所でもMission Passion Integrityの3本柱を掲げています。
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他責するのは動物だよ

2024年11月07日 | 人生
他責するのはやめよう
自責しよう

とよく私はここで書いている。

論語でそういうことをよく書いているし(自責七訓 こちら)、私が大学生時代から学んできた儒教全般で、自責を説いている。

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私が最近ゾッコンの執行草舟によれば、他責は「動物」のようだ。

彼は言う:

  • 動物の一生は遺伝子だけで決まってしまう
  • 遺伝子以外の働きができるのは人間だけ
  • 遺伝子どおりにしか生きなければ、それは自分を物質化・動物化していること
  • 要するに、犬猫と変わらない

だから、「遺伝子どおりではない」生き方をしてこそ、人間。
遺伝子ってのは、環境。
「環境どおりではない」生き方をしてこそ、人間が人間たる所以。

逆境で落ち込んだら、動物。
順境で浮かれたら、動物。

逆境でも落ち込まない。
順境でも浮かれない。

環境に文句を言うのも、動物。
人間は、環境を克服してこそ、人間。

だから、他責するのは、動物。
人間が真に人間たらんとすれば、自責せよ。

それが人間の人間たるゆえん。
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人生そのものが弁証法

2024年11月07日 | 
弁証法。正反合。

相矛盾するもの同士の中から、止揚する。揚棄する。アウフヘーベンする。

つまり、矛盾を、咀嚼して、一段上で、昇華させる。

矛盾から、苦しんで、悩んで、もがいて、苦し紛れに、もがきの末に、何かを掴み取る。

それがアウフヘーベン。つまり弁証法。

聖と俗。老と若。男と女。保守と革新。陰と陽。合理と不合理。遊びと仕事。

これら相反するものから、アウフヘーベンして、何かを得る。悟る。

人生そのものがアウフヘーベン。人生そのものが弁証法。

「わかりやすさ」ばかりを求める令和日本ですが、「わかりにくい」矛盾の中で、もがいて、苦しんで、血反吐を吐いて、泣いて、哀しんで、なんとかやっていく(muddle through)のが、人生なんだろう。

具体例に欠けますが、取り急ぎちょっとポエムっぽく。

執行草舟『根源へ』とか亀井勝一郎『人生論・幸福論』(←爆笑問題・太田光を感動せしめた本)を読んだ感想の一つとして、急ぎ記録しておきます。

 



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下関に多い名前

2024年11月07日 | 社会・時事など
下関には、「晋」が付く名前が多い。

山口でも多いが、特に下関で多い。

高杉晋作にあやかって。

安倍晋太郎、安倍晋三、、、

山口トリビアでした。
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宗教の2側面

2024年11月07日 | 宗教
宗教には2側面ある。

A面:献身・犠牲・規律
B面:慈悲・情愛・赦し

時代に従って、B面が拡大している(けど、民主主義にその地位を奪われている)。

おって詳しく説明します。
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シン・罪と恥 -コンプライアンスとインテグリティに似る

2024年11月07日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
コンプラとインテグリティとの関係は、罪⇔恥の関係にそっくり。

#執行草舟『根源へ』にヒントを得て、二項対立にしてみました。


 
なんで「シン」罪と恥なのかというと、この私の罪と恥の整理は、1946年刊の古典的名著ルース・ベネディクト『菊と刀』における罪と恥の整理とは異なる整理だからです。


 

ルースの分析(罪=高級なインテグリティ、恥=みんなで渡れば恥ずかしくないから低級)は、たしかに見事な視点です。今でも通用する部分は多いです。

しかし、ルースの本は、「戦争直後に一度も日本に来日しないで占領軍目線で書かれた」ものです。

一度も来日しないで日本文化を論じることの大胆さ、、、 

ですから、その時代精神を割り引いて考える必要がありそうです。

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なお、執行草舟は、恥がないのが「人非人」、罪を犯しまくるのは「人間のクズ」、と表現していました。

クズの方が人非人よりまだマシ、とまでは明確に書いていませんでしたが、私はそう受け取りました。
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アフリカでもヨガ

2024年11月07日 | 食・健康・カラダ
ヨガ初めて半年、アフリカでも、ホテルでバスタオル敷いてヨガして来ました!

半年続けて習慣になったようです!
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音声入力の句点(マル/。)の自動入力

2024年11月07日 | 業務効率化・ライフハック
「遅れてすいません。後ほど送ります。よろしくお願いします。」の句点(マル)、音声入力で「マル」って言わなくても、自動的に入力してくれるんですね!

XでもLINEでもこのブログでも。

知らなかった、、、
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宗教の役割の変遷

2024年11月06日 | 宗教
宗教には、有史以来、2つの役割があった:

A 献身・犠牲・規律
B 慈悲・情愛・赦し

時代が下るにつれ、おそらく経済レベルの上昇に伴い、Aの【献身・犠牲・規律】の割合が減ってきた。Bの【慈悲・情愛・赦し】の割合が増えてきた。

決定的なイベントが、フランス革命。18世紀後半。自由・平等・博愛。献身や犠牲なんて古いぜ。個人が頑張れば帝国も転覆できるんだ。やればできるんだ。

その流れを更に加速したのが、20世紀に広まった民主主義。人権。

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もともと、宗教って民主主義的。ブッダも孔子もイエスも、すべての人は平等だよ的に言っている。2500年前の、おっそろしく封建的な時代においては、イエスらの考えはメチャエキセントリックだった。

だからイエスは磔刑に遭った。ブッダも孔子も、生前には何も成し遂げることはできていない。

宗教のB面の慈悲・情愛とかって、近代の自由・平等・博愛とほとんど同じ。だから「宗教から赦しを除いたら民主主義になる」とさえ言える。


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崇高さへの憧れ

2024年11月06日 | 政治
執行草舟の思想を一言でいうと、崇高さへの憧れ、かな。

崇高への祈り、でもいい。
崇高への思慕、か。
崇高への挑戦、とも言える。

気高く、美しく、荘厳で、神々しく、深遠で、遥か遠くにあり、届かない。永遠に届かない。憧れ。畏れ。

崇高、って、普段使わない言葉。英語ではsublime. 

普段使わないってことは、我々が日々全く意識していないってこと。それくらい、我々は執行草舟から離れているし、執行草舟は我々から離れている。

崇高へ憧れ、崇高を希求し、崇高を夢見て、崇高の前に死ぬ。犬死にする。

それが人生だ、と執行草舟はくり返し言う。

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崇高、といえば思い出すのは、保守の始祖・エドモンド・バークの『崇高と美の起源』。「崇高」sublimeと「美」beautifulを分けた。崇高には恐怖・畏れが含まれる。

この『崇高と美の起源』には、バークの信仰が大きく影響している。 こちら

その信仰心から、崇高を希求したバークが、「保守」概念を創り出した。つまり、「保守」って、文字からは、だっさくてもっさいけれど、ほんとうは崇高なんですよね。

『崇高と美の起源』でそこまで保守との関係は言ってなかったはずですが、今度再読してみる。

 
死んだ人、今生きている人、未来に生まれる人。これら3者を同等に扱うのが保守の真髄だと私は思っている。長期的な視野で考える。

一方、リベラルは、歴史を深く学ぶことがなく、今の時代の、今の知恵を前提にモノを進める。視野が短期的。

いやいや、「今の時代の、今の知恵」なんて、たかが知れているだろう、それを重視して何度歴史が誤ったことか、って考えるのが、保守。

保守は、慎重。
リベラルは、(拙速で)傲慢。

リベラルから見ると、保守は、慎重どころか、頑迷固陋の旧世代の遺物と映っていよう。

しかし、「今の大事の、今の知恵」をそれほど重視しない保守は、本質的に、慎重である。慎重で何が悪い。保守諸氏は開き直るといい。

 
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爆笑問題 太田光さんは読書家

2024年11月06日 | 人物
爆笑問題・太田光さんは、岸田元総理に「自民党の家庭連合との断絶宣言は、信教の自由との関係で問題では?」と公共電波でツッコミを入れた。Twitterで最近良く流れていますね。

立派。

その立派さは、読書から。

彼は、若い頃、亀井勝一郎に感動している。こちら

 
 
亀井勝一郎ってシブいよね、、、

多くの、政府に忖度するチキンな評論家と違って、「自分の考えを持っている」。稀有。

その稀有さ、その勇気は、読書から。

読書が人を作る。読書でしか人は作れない。
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必死に生きた者は幸せに死ぬ

2024年11月06日 | 人生
執行草舟『根源へ』を読みながら、今浮かんできた言葉。

If we live happily, we will die miserably. 
If we live desparately, we will die happily. 

幸せに生きた者は惨めに死ぬ。
必死に生きた者は幸せに死ぬ。

執行草舟さんの考えを一言で表すとこうなります。
執行草舟さんの考え、っていうか、武士道とかキリスト教の考えでもあります。


 
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ダミアン神父(Father Damien)

2024年11月06日 | 人物
知らなかった。恥ずかしながら、ダミアン神父のことはほとんど知らなかった。

ベルギー人、19世紀中頃、ハワイに赴き、ハンセン病(癩病)患者が放置されている状態を知り、ハンセン病患者のために闘い、ハンセン病になり、5年後、ハワイで死去。49歳。


死の直前の、ハンセン病特有の皮膚のただれを示した写真が残っている。カトリックの聖人になった。

”We lepers”という言葉を遺している。「我々癩病患者は、」という意味。

カトリックイエズス会の教育目標である For others, with others を地で行った。
 
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黄熱病を駆逐せんと、ガーナに赴き、自らも黄熱病にかかって客死した野口英世とかぶる。野口英世も18歳からクリスチャンでした。こちら

以下の本で学びました。


 
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トランプ勝利

2024年11月06日 | 政治
トランプ勝利。予想通り。ショート動画でトランプ勝利を予測していました。

この結果から分かること/学ぶことは:

✓ 米国の「反知性主義」は根強い。
✓ 日米のメディアは左(リベラル)寄り
✓ 米国の女性差別も根強い
 (米国滞在が長い人によれば、黒人差別よりも女性差別の方が根強いらしい)

くらいでしょうか。女性とか右とかではなく、候補者の個性とか属性もあるのでしょうが。

2000年のゴアvsブッシュのブッシュ勝利で、椅子から転げ落ちるほど驚いた。それが反知性主義に由来することは後年知った。

2016年のトランプvsヒラリーも、大方の予想に反してトランプ。これも反知性主義。

この2つの「反知性主義の勝利」が印象に残っているので、今回もトランプだろうとは思っていました。

カマラ・ハリスさん(元検事)は同業界として応援はしていましたが、副大統領からスライドしたことで、
  1. 新規性がなく
  2. バイデン政権の批判を受けた
ことが敗因となりました。

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鑑真

2024年11月06日 | 人物
唐の高層。執行草舟によれば、ローマ教皇のような高い地位にいた。

周囲の反対を押し切って日本に仏教を伝えに。その情熱たるや。

55歳から67歳までの12年間、5回渡海に失敗し、失明し、6回目でようやく日本に。

76歳で唐招提寺で入寂。

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フランシスコ・ザビエルも似たような情熱を持っていた。でもザビエルは若かった。

鑑真は、いわば功成り名を遂げた一人者。守りに入ることは容易だった。当時の55歳というのは、今の70歳くらいのインパクトがある。

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皇族関連で話題になった、小室圭さんがパラリーガルを務めていた奥野総合法律事務所の奥野先生(18期)が、鑑真好きで、奥野事務所には鑑真の絵がたくさん並んでいる。

中高で学んだくらいの知識しか鑑真は知りませんでした。

でも、執行草舟が「鑑真推し」なので、改めて鑑真の、老成していても挑戦心を失わないその「若さ」に感服しています。

井上靖の『天平の甍(いらか)』が執行草舟をして感動せしめた。

 
私も読まねば。


 
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