「やってみるもんだ?!タイだ!インドだ!早期退職だ!!

2005年7月10日より始めました。
タイ駐在、インド駐在を経て
2021年7月をもって早期退職!

イエローナイフでオーロラを見るんじゃい!!その7

2006-02-17 23:03:57 | Weblog
 1月27日

 到着日は完全に撃沈で終わりました。
 それでもオーロラビレッジ滞在を延長し、わずかな可能性にかけてみましたが、ダメでした。
 オーロラビレッジに対し、オーロラワールドっていうのもあるらしい。こちらはトイレも水洗で、快適性を求めたらしい。どっちがいいかはお好きなように。

 そして次の日、一応市内観光というのが組まれてはいたが、私は1回参加しているので、パスをするつもりで、ベットに入った。ディスカバリーインの浴室は広さも適当で、綺麗で問題ありません。ただ、換気扇の音がすさまじく、湯船に湯を張って、ゆっくりするとはほど遠いほど凄い音がしていた。

 朝起きてみると、すでに午後。それも市内観光出発の時間。急いで着替えて、(極めて軽装)ロビーに行くと、皆さん重装備で待っている。僕を見て驚いたような顔をしていたので、
「すみません。パスします。」
とだけとしさんに伝え、また部屋に戻り、二度寝。

 しばらくすると、電話が鳴った。そうだ!ゆきさんとグレイトスレイブ湖に行く約束をしていたのだ!急いで着替え、今度は重装備でロビーへ。ごめんなさい、寝坊しましたって、何時だ?午後2時です。

 グレイトスレイブ湖はカナダで2番目、世界で10番目に広い湖です。その湖が今はすべて氷に閉ざされています。そしてその氷の上を道ができ、車まで走っているのです。いったいどれくらいの氷の厚さなんでしょうね。
 その道はアイスロードと呼ばれ(そのままやんけ)、冬の間はショートカットコースになってます。

 写真はその湖の畔にある小高い丘の上から撮りました。この日は晴れており、ごらんのように超絶景です!気温は-30℃を下回っています。ホントに鼻毛が凍ります。肌を露出させていることは、凍傷を意味します。

 ここで超超役に立ったものがダインーで売っていたネックウォーマー。普通は首の暖を取るものらしいが、これで目から下の鼻、口を覆います。これがなかったら、間違いなく室外に出られなかった。逆にこれのおかげで昼も夜も外をウロウロできたのです。100円がこんなにすばらしいものとは思いませんでした。まさに100円ショップは宝の山です。

 それに味を占めて、最近はよく100円ショップに行きます。このあいだも100円ショップで自転車用ライトを購入。それにアキバで買ってきた、今一番明るいLEDとやらを組み込み、LEDライトを作りました。これがなかなかよさげ。通勤に使っております。さらにこのLEDライトを作るためのハンダ、ハンダこて、ニッパー、ラジペン、それらの保管ケース、すべて100円ショップ製。
 この前買ったCASIOのデジカメのケース、スキーの時使う耳ウォーマー、等々全部100円。これで一冬は楽に越せそうです

 でも本当にネックウォーマーはよかった。これがあったから、ここからの風景を堪能できたのです。
 しかし、やっぱり-30℃!そこでじっとしていると、おかしくなりそう。ということで、湖の上を歩くことにしました。

 湖の上は普通の大地とまるっきり同じ。氷が厚すぎて、下に水があるなんて解りません。何の不安もありません。だって、バスだって走っているのですから。また滑って転ぶなんて事もありません。先に書いたように、気温が低すぎて、滑りもしないのです。車もスリップなんて起こしません。普通に湖に張った氷の上を走っております。

 ここでも夕日が綺麗です。そもそも2時頃出発し、丘の上に上ったり、アイスロードを歩いたりしていると、あっという間に日がかけてきます。日照時間は極端に短いです。そしてこちらの体もそろそろ限界。

 日もかけてきたことだし、そろそろ帰ろうと思い、帰るのに楽をしようと計画です。
 先に書いた市内観光ですが、最後に立ち寄る地点が、この湖のすぐ近くのお土産やさんです。我々はそれを知っていたし、その時間もだいたい解っています。ということで、そのお土産屋さんに行くことにしました。
 道に出ると、お土産屋さんが見えます。そして市内観光のバスが止まっています。バスといってもマイクロバス。
 それっ!急がないと、バスに乗り遅れる?!

 このころ我々の顔は、目の部分だけを出しており、全く誰だか解らない状態。そのネックウォーマーも吐く息の水蒸気が凍り付き、今や真っ白です。また吐く息はマツゲにも凍り付き、いいじいさんのようになっています。

 お土産屋さんの前に着いたとき、ちょうど買い物を終えたとしさんが出てきました。そこで我々は
「バスに乗せてくださ~い!」

 ここで我々は、その真っ白に凍った顔周りを見て、驚いてくれるリアクションを期待したのです。
 しかし、としさんは『きょとん?!』としています。・・・ガックリ・・

 しばらくして、
「あれ~、どこいってたの?」
そうです。としさんは我々を誰だか解らなかったのです。そりゃあそうですよね。目の部分しか出していない、銀行強盗みたいな体裁をした連中が、いきなりバスに乗せろと行ったところで、何のことかさっぱり解りませんよね。

 市内観光をしたガイドはともかさん。
「しょうがない、乗せてあげましょう

 ありがとうございますこのまま歩いて帰るのは、相当大変だったと思います。感謝いたします。
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