武道の源流、姫路に集結! - 第36回 日本古武道演武大会 見聞録③/楊心流 薙刀術 -

2013-02-19 01:03:24 | うんちく・小ネタ
撮影日 : 平成25年2月10日(日)
会 場 : 兵庫県立武道館 (姫路市西延末) 



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


3.楊心流 薙刀術 (ようしんりゅう なぎなたじゅつ)



楊心流 薙刀術は、城に仕える御殿女中たちの護衛武術として、筑後国の柳川藩(藩主:立花家)に伝わりました。
流派の名称は、「楊(柳)の如くたおやかにして、肉を切らせて骨を砕く」という極意に因みます。





1501

この流派の一番の特徴は、振袖着物姿に襷掛け、鉢巻を結んで白足袋着用という華やかな装いです。
胴着袴姿に素足という薙刀(長刀)の一般的なスタイルとは、まさに好対照と言えます。




1503

これは、御殿女中がいつ、いかなる攻撃を受けても即座に対処した姿を受け継いだものです。
ちなみに襷や鉢巻は、包帯に代用するため布を縁取りしないものを使用するという方法を今も継承しています。




1504

まずは「薙刀合」。
薙刀同士が相対する技です。





1507






1509






1515







1519



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


1523

続いて「半棒」です。
これは、薙刀の柄が切られた場合や、または薙刀を持ち合わせていない時に、身近の得物で対処する技です。




1532





 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


1562

最後に「切紙」です。
これは、薙刀が太刀と相対する技で、その名のとおり薙刀で紙を切ることが出来るまで極めてゆく技術を要します。


1574








1581


1583




(以下、次号)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿