大坂城 (大阪府大阪市)
週末の仕事帰り、大坂城の夜桜を観て来ました。
大手門の前まで来てみて、「おや?」と感じました。
何やら、ライトアップに趣向を凝らしているようです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大手門に続く土橋が、ゆるやかな坂道になっています。
その両側には、雪見灯籠のような照明が点々と続いています。
何となく、茶室に向かう露地のような趣が感じられます。
坂道を登りきって、大手門に到達しました。
大手門は、石垣で囲まれた「枡形(ますがた)」という四角い広場を構成します。
手前に高麗門、奥に櫓門が建つ二重構造で、枡形門と呼ばれる最も厳重な門です。
高麗門をくぐって枡形に入ると、正面の石垣と多聞櫓が明々と照らされていました。
このため、枡形の内部はまるで屋内のような明るさです。
客人を招く座敷をイメージしたものでしょうか。
明かりの中に、枝ぶりも見事に桜が映えます。
また、背景となる石垣の巨石、多聞櫓の白壁も良い風情を出しています。
その先に目をやると、櫓門をくぐった向こうは再び暗がりの空間がひろがっています。
その暗がりの中、うっすらとした光を浴びて浮かび上がる桜がありました。
明るいところで観る桜では感じられない、なんとも妖艶な美しさです。
桜とは、実に様々な顔を見せてくれるものだとつくづく思いました。
趣の異なる桜と照明の競演で、とても味わい深い夜桜鑑賞でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大手門だけで十分でしたが、せっかくなので本丸まで足を伸ばしました。
復興天守のライトアップです。
この光が強すぎるためか、本丸内には案外、夜桜を楽しめる桜の木はありませんでした。
帰りに通った京橋口門の付近の桜です。
この一帯は、特にライトアップはされていませんでした。
そんな中、遠くから差すかすかな明かりに浮かび上がる桜の木がありました。
これはまた、まるで日本画に描かれたような枯淡とした美しさではないでしょうか。
週末の仕事帰り、大坂城の夜桜を観て来ました。
大手門の前まで来てみて、「おや?」と感じました。
何やら、ライトアップに趣向を凝らしているようです。
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大手門に続く土橋が、ゆるやかな坂道になっています。
その両側には、雪見灯籠のような照明が点々と続いています。
何となく、茶室に向かう露地のような趣が感じられます。
坂道を登りきって、大手門に到達しました。
大手門は、石垣で囲まれた「枡形(ますがた)」という四角い広場を構成します。
手前に高麗門、奥に櫓門が建つ二重構造で、枡形門と呼ばれる最も厳重な門です。
高麗門をくぐって枡形に入ると、正面の石垣と多聞櫓が明々と照らされていました。
このため、枡形の内部はまるで屋内のような明るさです。
客人を招く座敷をイメージしたものでしょうか。
明かりの中に、枝ぶりも見事に桜が映えます。
また、背景となる石垣の巨石、多聞櫓の白壁も良い風情を出しています。
その先に目をやると、櫓門をくぐった向こうは再び暗がりの空間がひろがっています。
その暗がりの中、うっすらとした光を浴びて浮かび上がる桜がありました。
明るいところで観る桜では感じられない、なんとも妖艶な美しさです。
桜とは、実に様々な顔を見せてくれるものだとつくづく思いました。
趣の異なる桜と照明の競演で、とても味わい深い夜桜鑑賞でした。
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大手門だけで十分でしたが、せっかくなので本丸まで足を伸ばしました。
復興天守のライトアップです。
この光が強すぎるためか、本丸内には案外、夜桜を楽しめる桜の木はありませんでした。
帰りに通った京橋口門の付近の桜です。
この一帯は、特にライトアップはされていませんでした。
そんな中、遠くから差すかすかな明かりに浮かび上がる桜の木がありました。
これはまた、まるで日本画に描かれたような枯淡とした美しさではないでしょうか。