撮影日 : 平成25年2月10日(日)
会 場 : 兵庫県立武道館(姫路市西延末)
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2.初實剣理方一流 甲冑抜刀術 (しょじつけんりかたいちりゅう かっちゅうばっとうじゅつ)
初實剣理方一流 甲冑抜刀術は、その名が示す通り、甲冑を着用して技を発揮する剣術です。
美作国の津山藩(藩主:越前系松平家)に伝えられていました。
基本は今枝流剣術の太刀抜刀の技から成っていますが、敵を倒した後には止(とどめ)を刺すなど、実戦を想定した厳しい武術です。
「大座」と呼ばれる独特の座り方で構えます。
この流派の特徴の一つです。
ちなみに「小牧長久手合戦図屏風」など、合戦を描いた絵画史料でも、「大座」に似た構えをとる甲冑武者を確認できます。
この流派がどこまでも実戦本位であることが分かります。
敵の位置に着眼。
背後から来る敵に対しても、突然振り返って切る。
そして止を刺す。
「大座」で構えて、敵の動静を見て、
敵の動く前に切り込む。
止を刺す。
そして残心納刀。
闇夜で敵を倒す技、「陰中剣」(いんちゅうけん)。
刀の先に鞘を残し、鞘を紐(下げ緒)で吊り下げる。
これを左右にゆっくり振って、敵の所在を探りながら移動してゆき、
鞘が敵に当れば素早く抜刀。
敵を一刀両断。
そして止を刺す。
(以下、次号)
会 場 : 兵庫県立武道館(姫路市西延末)
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2.初實剣理方一流 甲冑抜刀術 (しょじつけんりかたいちりゅう かっちゅうばっとうじゅつ)
初實剣理方一流 甲冑抜刀術は、その名が示す通り、甲冑を着用して技を発揮する剣術です。
美作国の津山藩(藩主:越前系松平家)に伝えられていました。
基本は今枝流剣術の太刀抜刀の技から成っていますが、敵を倒した後には止(とどめ)を刺すなど、実戦を想定した厳しい武術です。
「大座」と呼ばれる独特の座り方で構えます。
この流派の特徴の一つです。
ちなみに「小牧長久手合戦図屏風」など、合戦を描いた絵画史料でも、「大座」に似た構えをとる甲冑武者を確認できます。
この流派がどこまでも実戦本位であることが分かります。
敵の位置に着眼。
背後から来る敵に対しても、突然振り返って切る。
そして止を刺す。
「大座」で構えて、敵の動静を見て、
敵の動く前に切り込む。
止を刺す。
そして残心納刀。
闇夜で敵を倒す技、「陰中剣」(いんちゅうけん)。
刀の先に鞘を残し、鞘を紐(下げ緒)で吊り下げる。
これを左右にゆっくり振って、敵の所在を探りながら移動してゆき、
鞘が敵に当れば素早く抜刀。
敵を一刀両断。
そして止を刺す。
(以下、次号)
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