すがわらの工房日記

東北は岩手県一関市の呉服屋。こつこつと友禅染めをしています。

サーカスの名古屋帯

2012-05-02 15:35:21 | 作品紹介

皆さんこんにちは

こちら岩手県一関市の呉服店 京呉服すがわら でございます。

田舎の小さな呉服屋ですが、店内の「工房らくぜん」で

きもの屋がきものを作っているんですよー!

 

ゴールデンウイークも後半に突入ですね

一関の桜はあっという間に見ごろを終えましたが

庭の梅の木はまだ満開です。春っていいわ~

 

さてさて、本日も作品紹介ですよ

サーカスの名古屋帯です。

ほい、

_dsc1097

 

ほい、

_dsc1098_3

 

じゃーん!

_dsc1096

 

白地にサーカスの楽しい名古屋帯です

垂れの部分に犬と猫がじゃれあっているんです。

風船にぶら下がったサルが飴を持って嬉しそうにふわふわ♪

実際に帯を締めたらサルは隠れちゃうんですけど

こんな遊びも楽しいですよね

 

こういう季節を問わない帯は重宝します

まして楽しい模様はお出かけもわくわくです。

そんな訳で

こちらの帯は出来たと同時にお嫁に行きまして、

とても気に入って頂けたので私もすごく嬉しいです。

 

 

そして実は・・・

こちらの帯は対でもう一つ、黒地でもつくっていたのですよ。

勿論白地のものとは色々変えてあります

せっかく作るので同じものは決して作りません。

時間差で洗い上がってきた黒地の帯に仕上げを施す私

Dsc_0226

自分で描いといて何ですが、何しろ細かいので慎重に

真剣に金線を引きます

こんな感じに、例えば鳥のトサカの所にちょこちょこっと

Photo

ほら、

Photo_2
疲れて座り込んだ熊に虎が「大丈夫ですか?」とかなんとか

 

他にも

Photo_3
パレードに駆り出された猫とか・・・

 

Photo_4
このサーカス団を率いる団長はネズミだったりします

胸を張って先頭を行進します

ネズミの団長を踏み潰してしまわないように小股で進む象

Photo_5

それに続いて行進する緊張気味のライオンとかガチョウとか

お客さんの予想外の多さに照れてほっぺた赤くなっています。

 

よし、太鼓の仕上げも綺麗に決まりました。

パーン!と

Photo_6
象の鼻からクラッカーのようにはじき出される愉快な仲間たち

 

仕上げも完璧、

落款を押しまして・・・

231

 

出来上がり!

さあ、楽しいサーカスのはじまりはじまりー♪

1

 

いやあ、こういう図案は私、描いててすごく楽しいもんで

色々遊ばせて頂きました。

すごーく楽しかった!

こんなに楽しくてイカした帯、もしも欲しい方がいらっしゃったら

どうぞ お気軽にお問い合わせください

    ↓  ↓  ↓  ↓

京呉服すがわら では、色々な きものや帯を制作しております

どこにも無いものがここには有りますよー!

それでも無いものは作りますよー!

 

 

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2 コメント

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素敵! (幸せの文様)
2012-05-03 16:42:14
素敵!
かわいい!
癒されます。

先生は絵が上手いだけじゃなく、温か~い心の持ち主だから、こんな絵が描けるのですね。

辛い事いっぱいあっても、励まされます。

心の傷に薬を塗るように、先生のほのぼのとした作品に元気をもらってます。
黒バージョンも、すぐにお嫁に行ってしまうでしょう…寂しいなぁ。

いつか絵本とか小物とかにも…いつか是非♪~お願いします。
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Unknown (菅原)
2012-05-06 15:03:29
幸せの文様さま、ありがとうございます!
私の心はすごく阿呆な事ばっかり考えているので
しばしば周りを不安にさせます
でも、元気になっていただけたのならそれはとても良かったです
これからも色々バリバリ制作していくのでどうぞよろしくお願いいたします。
小物についても頑張って考えてみますね~


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