元SONIA店長のブログ

玉響店長がSONIAで店長をしてたときのブログです!

2010年を振り返る

2011-01-06 03:53:16 | 店舗改革
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私がSONIAに勤めて、早くも一年が過ぎようとしている。

お客さんから多い質問は以下の通り。

「なぜ、ここに勤めているんですか?」

「以前は何をされていたんですか?」


うーん、まずなぜ、私がこのインド料理屋SONIAへ勤めたのかというと
それこそ、以前の仕事が関係してくる。

私は以前、社会福祉事業で管理面の業務スキームを内部統制に即した形で設計し、
システム化を勧める反面、リスク管理を担当していた。

でも、あくまでそれは管理分野からの視点であり、従業員の9割を占める現場環境下
でのものではない。主体は実行者である現場を念頭に置くが、基準は定めに従う為、
やりたくない、できないは受け入れないが、無理にそれを押し付ける事無く、どうすれば
やり易くなるのかを常に考えてはいたつもりだ。
例え、理解がされなくとも、自分達の仕事が水面下で現場の業務を減らし、責任をあるべき
場所へとしてもいたし。
例え、現場に居なくとも社会的意義のある仕事に就いている自負と誇りは持っていたね。

たしかに管理サイドと現場サイドとの温度差はどの事業にも必ずあるだろう。
それぞれの言い分に沿って何事も進めていたら、事業運営は当然立ち行かなくなる。
まして、社会福祉事業というのは収益のほぼ全体が保険で賄われる上に、シェアトップ
の企業が不祥事により運営できなくなった過去さえある厳しい管理を求められる。

ただ、人に依存されるその事業は、従業員個人のモラルによって仕事の正当性は判断
されてしまう。まして、収益重視の民間企業にサジを投げてしまったこの事業は、
「金にならない仕事はするな」的な方向へどうしても行ってしまう。
資本主義経済下のこの大不況日本であればどうしてもそうなる。
政治家が悪いんだけどね、でも投げてくれ的に声を発していた民間企業もロクデナシだ。
それらを取り決めた政治家を支持した人にも責任は当然あるよ。

ま、そんなポジションにあって、理想論ではない自分の感覚がどうしても試してみたくなった所が大きい。
それに大きな企業体の中で何かを進めるときに個人の利潤を求める大馬鹿野郎や、ヤバイ事を隠し通そう
とする保守的な馬鹿野郎もいるしね。
正直、くだらなくなってしまって辞めてはみたものの、自分の考えが間違ってたなんてこれぽっちも思っては
いない。

弱者を食い物にする事業そのものに嫌気がさしたんだな。
正義感ぶったって正直、グロイ人の集まりじゃ、浮く、浮く。(笑
ま、理想だけじゃやってけなかったわけだ。

自分の感覚に頼っていつも、人の意見を聴かずに物事を進めてきた姿は今も昔も変わらないが。

今の仕事はミニマムではあるけれど、以前のそれと何ら変わることはないと思っている。
将来的なリスクを回避する為に、現時点で何をするのか、また犯してしまった失敗を繰り返さないが為に
必要なものはなにかを常に考え、実行していく。
人に依存する事無く、ハード面で肩代わりできるものがあれば資本投下もしていく。(ほとんど会社からは
OKでないですが、赤字だからね<笑>)


そんなこんなで私は自分の経営感覚が正しいかを試したいが為にSONIAに居るんですよ。



馬鹿ですよね。クリーンな世界へ行きたかった事もあるんだけど人に頼らず、自身を試してるんですね。

立証された後の事は明確には考えてないんですが。

早急に結果を出してステップアップしたいですね。

ボンクラな自分が、強烈なシュチュエーションで黒字転換にさせていく事が今までの考え方が正しかったかに繋がるんじゃないかと。

だからどうしたと言われれば、どうしようもないですがね。


本当に自分が正しいと思った行動しかしていないから、ストレスは基本的にはないんですね。
店に仕事行きたくねーと思ったことは、あまりないですね。

いろんな意味でお客さんさえいれば、心から幸せなわけですよ。

だって、自分のやり方でお客さんが増える現実を目の当たりにしているわけだから。


去年の一月にSONIAに来たときはランチで30人位しか来てなかったしね。

夜は、当然”誰も来ない。毎晩、色んなことをしていましたね。



ディスプレイをどうすればいいかとか、どの時間に何をするのかとか、事細かに詰めていくと一日の内でルーティンとしていくことが

見えてくる。でも、現実にやろうとすると無理がある。なんて事の繰り返しで。

スタッフとも心が通じ合わないというか、それ以前にお互い理解しあうということが無かった。
客は店長が呼ぶもんでしょとスタッフは考え、私は料理で客を呼んでよと考えてた。
友人知人なんて、呼ぶことすら頭に無かった。

そんなものに依存しても、焼け石に水だったから。


とにかく不味い料理しか作れないシェフや行いの悪いシェフには、さっさと出て行ってもらうしかなかった。

できるまで待つなんて考えは、収益と給与が連動していたし、そもそも論、事業の継続さえ危ぶまれている

わけだから、スタッフそれぞれが「成長するまで待つ」なんて事ができなかった。

期待はしても現実にいい方向へ変化していった人は皆無に近い。

満足はしていないけど、比較的合格点の人が今は揃ってる。

その辺に甘んじて、色々物事を進めると、いきなり辞められちゃったりするんだけどね。(笑



会社自体も待ってはくれないので、今でもそうだけど”結果も”出せないくせに”という意識はありありだ。

でも、そういうもんでしょ。



出来高なんだから。



一年間ずーっと思っていたことがある。

これは偏見でも何でもない。



日本人の勤勉さ、丁寧さは世界に誇れるものだろう。



故に様々な問題も派生はしてくるものの、凄いなーってつくづく思う。



毎日。思ってたなー。

スタッフと何かぶつかる事があっても、負ける訳ないでしょ。と歯を食いしばったもんだ。



だって、我々日本人は”侍スピリッツ”あるでしょ。大なり小なり。

それに何より、日本人の愛おしいところは”思いやり”だ。



私がお客さんを思うように、お客さんが店員の僕らにも気を遣ってくれる。

外国人の方でも道で会えば挨拶もしてくれるけど、一緒に仕事をした事がないので勤勉か否かの判断は

残念ながらできない。(比べられないということだけなので日本人が凄いとだけ思ってます)



正月を過ぎて二日間営業しているが、お客さんの挨拶と言うか、おかしな感じがとても心を温かくしてくれるよ。

「今年もよろしくお願いしまーす」なんて店に入ってくるお客さんばっかの店ってどんなだよ。(笑



SONIAにしかない、空間はたしかに存在しているのだ。



色々あった2010年だったけど、沢山の人の笑顔に出会って学んだ事は一生の宝物だ。



また今年もいい笑顔を見せに、来店してくれることを望みつつ寝ることにしよう!

今日も終電で帰って、今、3時50分だ。(笑



年末に挨拶がてら来店されたお客さんにこの場を借りて改めて有難う御座います!

そしてそして、昨年SONIAを利用してくれたお客さん全てにとって、新しい年が幸せなものであるように願います!









年末に頂いたお土産!

おいしかったです!

cu◆◆◆◆ok◆さん有難う御座います!



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
本年もよろしくお願いいたします! (Yoko)
2011-01-08 12:36:44
やはりお店の営業は難しいですよね。
特に文化や考え方が違うということもあり、お店の方針に対しても
同じ方向に向いてくれるとは限りませんからね。
まぁ、日本人でもそういう人がいたりしますが(汗)
しかし、インド料理屋さんがこれだけ乱立して大丈夫なのか?と
いろいろなお店の前を通って不思議に思えます(笑)
散策していると、夜にホントお客さんがいないお店も多々ありますからね。

そして、わざわざエントリ内にいただいてありがとうございます。
他の季節のふりかけは食べたことがあるのですが、
冬バージョンは初めてでまだ私自身未食だったので、
お口に合えばいいのですが・・・と思っておりました。

いろいろなカレーをいただきに、またぜひお店にお邪魔いたします!
(伺う頻度はそれほど無くて申し訳ありませんが・・・(滝汗))
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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いえいえ! (SONIA店長)
2011-01-08 21:34:44
コメント有難う御座います。
ふりかけ美味しかったです!

来店の頻度なんて、気にしないのでたまーにで
お願いします!

週に二回以上来店されお客様には
「あれ?先日もいらっしゃいましたよね?」

「あまりインド料理は連続しちゃいけませんよ!
油分多いのでー」

と話してしまうほどです。

でも、好きな方はお好きなんですよねー。
私も一年間毎日食べていますが、飽きてはいない気がします!

またのご来店心よりお待ちしております!
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