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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

コロナ無感染者の危険を、空港検疫の厚生労働省の数字から確認!!!

2021-06-30 23:13:09 | 日記

    さて、日本のコロナ感染者数が明らかにリバウンドを示しはじめ、第4波を迎えているように思われる。「安全、安心なオリンピック開催」を言い続けながら、2カ国の海外選手が入っただけで、すでに自治体の対応に「安全、安心」と「おもてなし」の間に横たわる苦悩やリスクを背負わせ、ウガンダの2選手に感染が発覚。

    無症状でも、事前に陰性でも、来日中の飛行機の中で陽性になったりする可能性があること。それについて対策が十分練られていなかったことも判明。バタバタと今になって対策をし、日本のオリンピック対応のずさんさが露呈している。

    コロナ対策で、何が一番注意すべき点なのか。それは、「無症状の感染者」が感染を広めるところだ!!!それを、忘れてはならない。そして、その肝心な点を政府がずっと重要視していないことが、すべての失策につながっている。でも、厚生労働省の発表している数字をしっかり辿れば、その問題点は誰の目にもあきらかだ。見てみよう。

    上から順に、厚生労働省が6月28日、29日、30日に発表した空港検疫で感染が見つかった人の症状の記述だ。去年、厚生労働省のページでこれらの公表データが一般人には非常に見つけづらいことを解説しながら、どう見つけるかを伝えたが、今も昔とかわらぬ見つけづらさ。見てほしくないものは、なるべく国民の目にふれさせない政府のやり方は、今もまったく変わらないことを今回も痛感しつつ、下の表をみつけた。

  目を懲らして見ていくと、きっと感染の発覚した人が無症状が多いことに驚くだろう!!!!

  すぐ上の30日に厚生労働省が発表した6月26日に船で鹿児島に到着した5人の感染を確認された5人とも全員が無症状だ。29日でも、5人中4人は無症状。28日は、何と13人の感染者がみつかり、全員が無症状だ!!!!

  病院や店で体温測定で感染者の侵入を防げる確率は? ほとんど「しないよりましな、気休めの防御」ということが分かる。元気に空港に足を運び、来日する人がこれだ。今回のウガンダの来日で見つかった陽性者の周囲に座っていた人には通知が行ったのか?その人が無症状で国内で広げる可能性は??? そして、これから、オリンピックで数万人が入国して来る!!!!! どこが、「安全・安心」? 何が「バルーン方式」? もう入国する時点で、飛行機でもバルーンが崩壊していないのか? 下に、やはり厚生労働省のページからみつけた空港検疫で見つかった陽性者の月別総数を転載しておこう。

     

      今回のCOVID19のコロナの怖さが、「無症状感染者」にあることを肝に銘じよう!!!!「バルーン方式」飛行機内で、すでに上記感染者が感染を広げ、無症状感染者が市中で感染を広げる可能性を示唆している。

      結果は、下図の通り。

  

    英国株はもちろん、インド株も防げずに増えている。厚生労働省の数字をみれば、当然とも思える。人の流れがふえれば無症状の感染者がさらに動き回り感染拡大は加速度がつくのは、世界の例で分かる。

    そして、日本は積極的な検査態勢に完全にシフトして検査を拡大しているのか?

     

      ちょっと見づらいので、図をクリックしてオリジナルを見てもらうと分かるが、能力は1日で全国で民間も全て併せて21.5万件となっているが、1日7~8万件あたりで推移。能力の3分の1しか検査実施はしていない。

      病院のベッド数の整理ばかりに躍起になってきて、このコロナ下でも新年度予算案では、病床削減のために195億円もの巨額が計上されている(ココから)、こんなお粗末な感染症体制しかとらずに観光立国と行って外国人を呼び込んできた政府の危険極まりない訳のわからないパンデミックへのリスク管理に戦慄を感じるのは私だけなのだろうか? よく考えてみてほしい。

      それは、地震国で原発安全神話を唱えながら、地下に非常電源を置いて平然と操業(津波が地下に入り込み、非常電源は使えなかった)。福島原発事故で他国は再生可能エネルギーに転換を図っているのに、40年使用の原発を再稼働しようとする危険には目を背けている日本。「可能性はあっても起こらないだろう」という神頼み。(起こらないことを前提にしてやらないとコストがかかりすぎる)という近視眼的ご都合主義が招いた悲劇。原発事故は自然災害でなく、人災だ。

      オリンピック、パラリンピックでも、危険に背をむけて見ないふりを繰り返そうとしている日本。「感染拡大は、バブル方式で防げる可能性もあるだろう」(うまくどうにか乗り切りたい)という神頼みの政府に、国民がいのちの危険に晒される! 実際にもうオリンピックを止める力は働かなさそうだ。せめて、「無観客での実施」くらいだろうか。 開催がされるなら、私ももちろん、国民の犠牲がなく成功すればいいとは思う。でも、結果オーライでも、この政権が「国民のいのちを科学的根拠で最大限に考慮することなく危険に晒した」事実を忘れないでほしい。もしや、オリンピックが成功しても、それを忘れて衆議院選で間違った選択をすれば、日本の将来は破滅の道を歩むしかない。

      福島原発事故が、あれだけの悲惨な結果を日本にもたらしたとはいえ、「首都圏にも退避勧告がでるような、国土のもっと広い地域が放射能汚染にさらせれる最悪の事態を招いた可能性」があったことを、私たちは忘れてはいけない。

      オリンピックも然り。気を許せば、犠牲になるのは、あなたかもしれない。私かもしれない。    

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昨夜は夜中に月と木星がみえたっ!

2021-06-30 20:57:05 | 惑星・天体ニュース

  昨夜は、ブログを書いた段階ではお月見はだめそうでした。でも、お月見はほんの少し雲の隙間があればできるんです。昨夜も、日付が6月30日になって寝る前に外をみると・・・なんとなんと、こんな光景が私を待ってくれていました。

    

   美しい! 「アコヤ貝の中から姿を現した真珠が、遠くに見える木星にあいさつをしている」といった印象でした。土星は、木星より先行して上って木星の右にみえるところでしたが、最後まで雲の中で見えませんでした。

   月も上の写真ではかなりしっかり姿をみせていますが、最初は下にいる雲を纏っていました。しばらく見ていたら、すっかり雲から抜け出して、下のような写真が撮れました。

   

    「月は、やはり、私たちの味方をしてくれているっ!」そう確信できました。

   

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新聞を無料でネット読みする方へ! 無料のLITERAも読んでみよう

2021-06-29 10:08:14 | 日記

   先日来、「令和を生きる」(半藤一利と池上彰の対談本)のことを書いているが、その中で特に気になったのが、(ネットで産経新聞が全文無料公開されていて、それを読むことで新聞を読んだつもりになっている人が、知らず知らずに右傾化していく危惧)を伝えた記述でした。

   私も、同じことを懸念してきました。だから、大きな政治の変化があった時には、新聞を大人買いしてきて、その報道の差異を比較してブログに掲載してきました。それを読んで、「事実のように新聞で書いていても、伝え方により全然違うんだ!」とか、そもそも、「他の新聞に書いてある記事が、自分の新聞にはなぜまったく書いてないのだ?」と驚くこともあったと思う。

   例えば、「総裁選の報道比較」(2020-9-17)、「6紙で比較・黒川検事辞職記事」(2020-5-23)などがそんな記事だった。毎日は大変でも、自分が見ている情報が総合的に比較してどんな情報であるかを 時に他紙を買ってきて比べてみる習慣をつけてみてほしい。

   ただ、そもそも新聞を購読せず、産経新聞のように無料公開されている情報だけしか読んでいない人には、どうしたらいいのだろう。何か、自分の情報が他の情報とどれだけ違っているか、比較できる無料でネットで見られる情報はないだろうか? 

    探してみました。  

   「ありましたっ!」

   産経新聞と取り上げ方が全く違うリベラル系の新聞で無料・・・「LITERA」はどうでしょうか。違いが鮮明だと思うので試しに読んでみてください。普通に販売されている新聞ではないのですが、全文が読め、身近な政治話題からスポーツ、エンタメまでカバーしているネット情報紙です。

   事例をいくつかみると、その特徴がよく分かります。例えば・・・

   一般紙では書いていない記事もあって、面白いです。右を読むなら、左も読んでみようということで、自分の情報を自分でコントロールしていくこと。どれが正しい情報を発信しているか、時々チェックしてみましょう。

   ここでは、一般紙では出なかった面白い記事「自民党がAKB国会招致を断念した本当の理由 」を取り上げてみました。

   

    画像クリックでも記事にリンクしているので、実際の記事が読んでみてください。自民党がAKBの内山さんを憲法改正のための専門家の一人として国会招致を考えたそうです。でも、取りやめたようだという記事です。内山さんが書いた「憲法主義」という本を読めばすぐ分かることのようですが、内山さんは自民党の憲法改正のは全く反対の立場の主張を持っていたので、この話は終わってしまったということのようでした。

    それにしても、この記事を読むまでAKBの内山奈月さんが専門家と一緒に憲法の話を出していたなんて知りませんでした。amazonの評価をみると、星4.5。しかも、面白そうです。さっそくamazonでポチリとしてしまいました。

    さて、LITERAの記事によると、

    集団的自衛権の容認をめぐる憲法第9条1項・2項の解釈問題。安倍首相は強引に解釈改憲を行ったが、こうした解釈改憲について内山は〈解釈改憲が手軽に行えるとしても、それを繰り返すことは非常に危険〉と言及。

    さらに、「いちばん衝撃を受けたのは、日本国憲法は国民が守らなければいけないものではなくて、国家権力が守らなければいけないものだった、ということですね」「日本国民は日本国憲法に逆に守ってもらっている。国民の権利を守るために日本国憲法があるということを知って、ステキだなって思いました」 憲法とは、権力者が守るべきものであり、国民が権力者に権力を濫用させないために「憲法を守れ」と命ずるもの。──安倍首相がまったく理解しない、そして憲法改正によって否定しようとしているこの「立憲主義」の精神に、内山は「ステキ」と最大の賛辞を贈っている。

    安保法制を解釈でねじ曲げた時に、憲法学者の多くが彼女がここで言っているように憲法の条文に国民の権利を守るために、権力者が守るべきことをかいているのが憲法と説明。その成立の歴史から説明していたことを思い出しました。

    産経新聞は、AKBの内山さんの話はもちろん出てきません。ただ、比較してみるために憲法について産経新聞がどう書いているかを見てみましょう。一貫して憲法9条改正に賛成して、自民党に歩調を合わせた記事になっています。

    たとえば、最近も憲法改正に向けて「新憲法制定議員同盟」の会場への菅首相のメッセージをそのままココに掲載していました。

   「現行憲法も制定から70年余りが経過している。時代にそぐわない部分、不足している部分について改正していくことは当然のことではないか」と強調。「首相は緊急時に限って政府の権限強化などを可能とする緊急事態条項を憲法に設けることについて「世論調査において賛成が7割近い」と指摘。その上で、「国家や国民がどのような役割を果たし国難を乗り越えていくべきか、憲法にどのように位置づけるかは極めて重く大切な課題だ」と指摘した。

*ちなみに、世論調査で緊急事態条項を憲法に設けることについて世論調査で賛成が7割近いというのが嘘くさいので、時事通信社の記事ココから確認してみました。「時事通信の6月の世論調査で、憲法を改正して「緊急事態条項」を設けることについて聞いたところ、「賛成」が53.7%だった。「反対」は20.7%、「どちらとも言えない・分からない」は25.7%だった。 53.7%でも賛成がいたのはショックですが、それを菅首相は平気7割と言ってる。時事通信のをよく読むと・・・自民党支持層では「賛成」は67.8%という数字がありました。勘違いのタダの間違い???嘘は泥棒のはじまり。首相の嘘をそのまま書いて補足もしていない新聞であることだけは、分かりました。こんな新聞をそのまま信じて読んで大丈夫でしょうか? たぶん、AKBの内山さんの話を読んでみた方が、明るく平和な社会になれそうだなぁ~と私には思えます。

  いかがですか?「令和を生きる」を読むと、ネットである傾向の検索を繰り返すと利用者の嗜好をAIが学習して利用者に合わせた関連記事をどんどん画面に流してくる。だから、狭い回路に気づかない内に引込まれ、視野が狭くなる危険性があるという危惧が書かれていました。確かに、youtubeで私がピアノや特定の自然の映像をよく見ると、うまく私の興味のありそうな関連動画が右脇にどんどん自動的に出てきます。面白い動画を見つけられて便利に感じる時もあります。でも、何だか変な気持ちがすることも確かです。

  だから、自分の見ている情報をネットだけでこのバランスを欠いた情報にどっぷりつかる危険性を自覚していないと怖いのです。産経新聞を読んだら、LITERAも読みましょう。私も、このブログを読んでいる方はご存じのように、LITERAだけ読むようなことはしません。私は新聞も雑誌も読むし、産経新聞でも公正な記事がちゃんとある時はこのブログに引用して使うこともあります。チェックしています。

  違う意見に耳を傾ける。違う意見があることを嫌なことではなく、「どこが違うの?」「どうして、そう考えるのかな?」という気持ちで耳を傾ける。そういう好奇心を失うと、あなたの世界はどんどん縮こまってしまいます。

  違う意見の人と言葉を交わして話すのも私は好きです。「そうか、そういう風に考えているのか」と理解できることもあるし、ではどっちがどこで誤解しているのか、間違っているのか。そういうすり合せができてこそ、社会は正しい道へ進めるのです。 

  だって、意見が違う人がいるのは当たり前じゃないですか。そんないろいろな考えや立場の人にあふれた社会で、「他の人の意見を聞かない」「聞いた顔をしてみせて、無視する」「説明する時に嘘をついたり、ごまかしたりする」あげくに「証拠を隠す。書き直させる。黒塗りして消す。捨てる!」 さあ、そんなことをする人たちが、いい社会を作れるでしょうか? 

  あなたも、心を開いて異論に耳を傾けて、広い視野でものを考え一緒に素敵な社会を作っていきませんか。今夜は雨でお月様はみられませんが、雲の上で今日もお月様が、異論に耳を傾けることができる「正直で、誠実で、謙虚な日本人」を応援してくれてるはずです。  

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パックンの「逆境力」を読んだ

2021-06-28 23:09:24 | 日記

   パックンマックンのパックンことパトリック・ハーランさんの書いた「逆境力」を読んだ。

   昔、テニスのシャラポワ選手が、ロシアの天才を育てる教育プログラムに乗って颯爽と出てきた人なのだろうと思い込んでいたが、実はチェルノブイリ事故をきっかけに移住した父親が、彼女のテニスの才能に掛けて父娘2人だけで渡米した凄い人生を経験していた話を知り「シャラポワの秘話に驚かされて」を書いた。そして、最近、パックンも、ハーバード大卒とか聞いていたので、恵まれた育ち方をした人なのだろうと思っていたが、実は貧乏な子ども時代を乗り越えてきたと知って、本を読んで見た。

   親が7歳の時に別居。8歳で離婚。母と姉・自分の3人の暮らし。母が失業して、失業手当と父からの養育費だけでの暮らしになったことも。生活が安定しだしたのは、母親が大学院で教育の修士号を取り小学校の先生になった時。パックンが7歳から17歳まで、特に11歳になった時、事情で姉が父親の元に引き取られて養育費がストップした時からという。 

     *母が大学院というのも不思議だが、パックンも非常に頭がよかったようで、高IQ集団メンサの会員だったそう。私はメンサを知らなかったが、興味のある方はリンクしたので、詳細はそちらへ。

   本では、貧しかった体験とその中で母親を助けたいと新聞配達したこと。逆境で普通の家庭の子どものようにはできなかったこともあったが、助けてくれる友人の家族や、先生や社会的支援もあり、逆境をバネに生きてこれたことがまず書かれていた。

   その中で、特に私に響いたのは、次のことだった。

  ・日本の子どもも7人に1人が貧困 「一億総中流社会」と思われていた日本が、いつの間にか格差が拡大。「相対的貧困」という考え方で、(可処分所得の中央値に半分に満たない世帯=貧困層)でみると、2018年で中央値が年収が245万円に対して122万円未満の家庭が貧困層となり、そこから日本の相対的貧困率は15.8%。さらに、子どもの貧困率が14%。これが、7人に1人と言われる所以とわかった。

     学習支援をしているNPO法人キッズドアの渡辺由美子さんと、日本財団 子どもサポートチームの本山勝寛さんの話が多いのだが、勉強の援助と思って始めたが、食事も十分とれていなかったりしている現状に気づきそこも援助している所もある(渡辺)日本財団でも、親が仕事で忙しすぎて家庭の代わりのように子どものよりどころになる場所の必要性から始めた「第三の居場所」という活動がある(本山)

  ・「平等・等しく分担」の考えがあって、今は、自分の生活で手いっぱいなこともあって、部活でも親の当番ができないと居心地がわるい。同じものを同じだけ負担する平等でなく、それぞれが実感する負担で、事情があって大変そうな人には想像力を働かせて「私はできるよ!」と支え合う。パックンが自分はPTAにあまり忙しくて参加できないから、謝恩会でスライドを流そうとアイデアを出し、レンタル費用は僕が出すと言ったけど、不平等になるから~と結局没になったと語る。

  ・子どもの教育に対する公的資金は惜しむべきではない。 P86

     これが、一番私の心に響いたところ! 非常に明快に、子どもへの教育投資が長い目でみると社会に役立つことを立証している。日本財団とコンサルが試算して、貧困家庭に支援するお金を惜しまずにいれば、貧困の再生産を食い止め、将来の支援に費やされる費用が、かえって子どもたちが幸せに能力を発揮して税金を納めるという、「教育『投資』」になること。貧困家庭の支援を「福祉」と考えずに、社会の財産である子どもたちへの「投資」と発想を変えないといけない。日本はOECD国の中で、GDP比で教育にかける公的資金はほぼ最下位! (本山)

  ・パックンにいい成績をつけなかったC先生の話  自分より劣っていると思う人に成績がよいと不平に思って先生に抗議にいったら、「これは周りと比べた結果のCではなく、あなたの中でのCです。あなたが難しい状況にあることは知っています。新聞配達をしていることも。でも、あなたはもっとできるはず。手を抜いたものを提出したからCをつけたのです」と言われて、まさに図星。ベストを尽くす重要性を学んだ話。P134

  ・メンター パックンには、アメリカで先生、近所の人、いろいろな人からサポートがあった話が多数書かれていて、日本にも昔はよくあった人のつながり、近所の付き合いが日本では今失われてきたことを感じずにはいられなかったが・・・その中に、「メンター」というキリスト教の聖書の指導をする先輩としてメンターがお兄さんのような存在がパックンにはいたと書かれていて、いろいろ考えさせられた。以前 「代父母」(godfather、godmother)という存在を知って、日本人には実感できないと思ったことを思い出した。   周囲を見回して、創価学会の人は結びつきが今も深いようだが、日本では都市部では総じて人間関係が希薄になっていると思う。地域の古い「しがらみ」から解放されたのはいいが、自治会にも入らず、近所づきあいを拒否する人が多いのが現状。やはり、これは大きな問題だと感じた。日本ではコミュニティーが喪失、崩壊しかかっている?

  ・奨学金を肩代わりしてくれる会社・・・エスティローダ(化粧品会社)・フィデリティ(証券会社)、日本ではノバレーゼ(株)

    ノバレーゼ株式会社にパックンがインタビューをしているが、奨学金を20年とかで月1~4万円返している人は結構多いと気づいた人事部の佐藤慎平の提案から始まり、効果的な支給の仕方(入社5年目で100万円返済資金、10年目で100万円、計200万円支給)で、若い社員の定着率アップによい効果が出ているという。詳細は、ココを読むと理解できそう。結構、いろいろな会社が動き始めているようだ。

  ・再度 C先生が登場  

    このクロンキー先生は、リベラル派で貧困支援をしていた。ある時、生意気にもパックンが「先生は支援活動をしているけど、いい車に乗ってる。それを手放し自転車にすれば、ガソリン代や車を売ったお金でもっと支援ができるのじゃないの?」と少し先生のことを偽善者のように感じて聞いた。すると、「その気持ちはわかるけれど、まず自分を守らなければ、人を助けることもできない。まず、自分と自分の家族の生活の安心と安定を確保して初めて、人のために行動することができるんだよ。人助けのために自分や家族を不幸にするのは本末転倒だな」と答えてくれたのだという。 自分に「できること」を「できる範囲」でやっていく。当然ながら、それだと完全じゃないけど、自分の手が届かないところは別の人が支援するだろう。ちりもつもれば山となる。一つひとつの支援は小さくてもいいのだ。大事なのは、できることをする。そして、「もう少し他にもできるかな」と、自分に問うていくこと。

  ・最後に、結局自分は貧乏を多くの人々に助けられながらバネにしてやってこられた。貧乏に負けずに(自分の手に持っているもので、できることにベストを尽くす)ことは大切だろうけれど、貧乏はない社会であることに負けずに生きることと貧乏をなくすことは別。この世から貧乏はなくさないといけない。と結んでいる。

    *正直なところ、日本財団については、偏見を持っていた(いる?)ので、「第三の居場所」という活動を続けている話には驚いた。これまでのイメージとどう評価していいかはわからなくなったが、いろいろな会社が奨学金返済を人事制度に取り入れることも併せて、よいことは評価していくべきだろうとも思えた。人事の人が、社員をその人生をより幸せに働き生きられるように心を砕くのは大切なことだし、企業が利益でなく(社会全体の向上)を目指して広い視野にたった経営をすることも大切なことだ。示唆に富む話が多い本を書いてくれたパックンに感謝。

 

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土星と月が接近、次は木星へ

2021-06-28 10:13:31 | 惑星・天体ニュース

   昨夜は日付が変わるあたりまでは月さえ見つけられない状態でした。仕方なくお風呂に入って寝ようと思い、その前に外にでてみると・・・

   <2021年6月28日0:49>

   「あっ!お月様、出てきてくれていたんだぁ」

   雲に取り囲まれているようですが、出たり入ったりしながら、やがてこんな風にしっかり姿を見せてくれました。

       

    その上、実は月を写していて、月の上にいる惑星に気づきました。

    実は先日、月は見えなかったのですが、木星だけ夜中に見えた時があって、木星と土星がけっこう夜中の早い時間に姿を見せることに気づいていました。

    いつものアプリ「星座表」で確かめると、「土星」だと分かりました。ということは、左の方をみると木星がいるのでは?

       

     月の左に明るく見える星が木星です。土星は、肉眼では気づかなかったので、木星より暗いです。ただ、カメラでズームしていくと、土星がはっきり見えたおかげで、その時には雲が隠していた木星が姿を現すのを待って「木星と土星、月」の3ショットを撮ることができました。下の写真の方が、土星は見やすいかもしれませんね。

                   

       月の右上の土星も、明るい木星もしっかり分かりますね。月が逆に雲に入っていますが・・・

       今夜は、月の出が遅くなるので木星に月がぐっと近づいて見えることでしょう。今は快晴ですが、夜まで天気がもってくれるといいのですが。

       今夜の月の出は22:10。早寝の方や子どもたちには、お月様が出るのは待てなくなり、私のような夜更かしの人間がひとり寝る前に外を見上げるとお月様が「こんばんは、今夜も遅くまで起きていたんだね」と言いながら静かに顔をみせてくれる時期に入ってきました。

       でも、がっかりしないでくださいね。夜遅く上ってくる月は、逆に早起きさんたちには朝会えるお月様にもなります。

       たとえば、私は起きていませんでしたが、早起きした人は今朝は晴れていたようなので、西の青空の中に月が丸い姿で浮かんでいるのを見られたかもしれません。7:47に西の地平に沈むお月様でした。明朝なら8:54まで沈まないので、今夜見られなくても、沈む前に私ですら明日晴れていれば、ゴミ捨てに外に出ながら西空低くが見える場所に行ったら、お月様と出会えるかもです。ただし、朝の月は、西空にいるのを知っていて探す人にしか気づかれません。白い雲に紛れているかもしれませんし・・・。「探した求めている人の前には、お月様は結構 見えているのだなぁ」とこのブログで気づいてくれた方。是非、これからは朝のお月様の時期に入るので、朝晴れていたら、しっかりを探してみてくださいね。「コンパス」というアプリを使うと、今 月がどの位置にいるのか、今は出ていないのかが分かって便利ですよ。

       では、今日もいい1日になりますように。

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信じるものには、月が力をくれる

2021-06-27 10:03:08 | 惑星・天体ニュース

   昨日紹介した「令和を生きる」(半藤一利X池上彰)の2人の日本の賢人による渾身の対談本の表紙に、

   「政治の劣化 経済大国か転落転落 溢れかえるヘイトとデマ この過ちを繰り返してはならない」とあった。

           

     半藤一利さんが最後に残された遺言について、ココでも書かれていましたが、

東京大空襲のとき14歳だった半藤さんは火の海の中を逃げ惑う中、死体を見ながら火にあたった自分を、「信用できない」と語った。その言葉に強烈な重みを感じる。 多感な少年の時期に見た地獄と、その中での自分の行為を責める感情は、その後の76年間の人生を決定づけたのではないか。事実から目を背けてはならない、という信念となって。

半藤さんには、戦争の悲惨さを忘れてどんどんきな臭くなっていく日本の将来が危うく見えていたのだ。半藤さんの仕事に感じるのは「事実を伝える」言論の仕事への誇りと気概だ。事実に対して謙虚であり、取材の姿勢で真摯であり、圧力に対しては気骨で対抗した。

   半藤さんの書き残してくれた声に、是非謙虚に耳を傾けたいものだ。半藤さんを「反日」という言葉でイメージしている方にも、異論に耳を傾ける大切さを知り、批判するなら批判するのでもいい。その言葉に謙虚に耳を傾けてから、批判してほしい。それこそが日本の将来にとって大切なことと私は思う。美しい日本の心、「謙虚、正直、誠実」。それを否定する日本人はいないと思う。その心をすべての日本人が貫く日本なら、まだ大丈夫だろう。

   そう思って、諦めかけながらも昨夜見上げた空に、月が「大丈夫だよ~」と奇跡のように姿を見せてくれた。

  

<2021年6月27日0:56>

     自由を求めて人々が道に溢れていた香港。今は、大きな力がのしかかり、様子が一変してしまった。ミャンマーも、戦いが押さえ込まれサッカー選手が来日後生命の危険から難民申請したりしてニュースになった*。これからどうなっていくのか・・・

  「お月様、一部の人でなく(すべての人が、自由で平和に生きられる道)を模索して頑張る人々に力を与えてください!」

     そうお願いしたら、それを聞き届けてくれるように1回姿を現して、静かに月は雲の中に消えていきました。

 *サッカー選手の話はココから。ミャンマーの人権活動家の女性のミャンマーの現状を伝えるオンライントークイベント7月12日(アムネスティ主催)はココから。

       画像をミャンマーニュースにリンクしました

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令和を生きる 半藤一利 x 池上彰

2021-06-26 19:59:44 | 日記

    「令和を生きる」(平成の失敗を越えて)という半藤一利さんと池上彰さんの対談本を読んだ。とても素晴らしかったので、多くの方に読んでほしいが、忙しい人に要点をお伝えするのと、自分の備忘録のために、簡単に要点をまとめておく。

    何しろ、図書館で借りて読み始めたら、1.そうか、確かにそうだった。 2.その事実は知らなかった。 3.それは大事だよね。

    の3種類の反応で思わず付箋をつけていったら、本が付箋だらけになってしまった。

    本は、結局すでに購入し、友人に貸している。一人でも多くの人に読んでもらいたいと思っている。下には、この本の私が付箋をつけた箇所を中心に、メモしてみた。

 1.そうか、確かにそうだった(歴史的な事実)

   ・1989年6月天安門事件 11月ベルリンの壁崩壊  

   日本はバブルで1989年は株が最高値。戦後日本の輝いている時で、半藤さんは文藝春秋にいて、自分もややバブルに踊っていた。でも、「世界の枠組みが軋んできた」と思った。(1994年に文藝春秋をやめる)だが、半藤さんですら、リクルート事件、天皇崩御(1989年1月)バブル崩壊、消費税導入、参院選で社会党に自民党敗北、など日本は内向きの国内の動きに目を奪われ、その歴史の転換を十分にみてなかった。P24

   ・1993年に日本に政権交代が起きた。宮沢首相が内閣不信任案を可決されて解散。自民党から武村が「新党さきがけ」を作るなどして飛び出しバラバラになると、小沢一郎も44人をつれて出て新生党誕生。反自民の党が集まって細川を首相にした。日本も英米のように2大政党でやっていった方がいいという考えから、中選挙区制から小選挙比例代表制がいいと選挙改革がなされたが、実はナチスは小選挙区制だからこそ選挙を通して生まれたとの反省からドイツは「小選挙比例併用制」。比例に比べて小選挙区は死に票が多くなって、国民の総意が反映されず暴走の危険性がある。だから、半藤さんは当時からその懸念から選挙法のこの改正に反対していたが、「世界に遅れるな」という声が高かった。実際は、イギリスなど2大政党の問題点が出てきて第3党もでてきていたのに・・・。「併用制」では、比例代表の方が優先されて、死に票が少ない方式だった。自民党が自分たちに有利な、小選挙区・比例を300,200とする案が可決された(!)「最初の社会党案のように、これが250,250だったら野党の衰退はなかったかも。でも、自民党はさらに比例についても共産党や当時は反自民だった公明党など組織票が有利にならないように、『ブロックごとの比例』にした。比例区を小さくすると小政党に不利で死に票が多くなる」(池上P42)「自民党には、その道のプロ、知恵ものがいたんですね」(半藤)「戸別訪問も認めようという案も出されたが、それは共産党、公明党に有利だからと(自民党が)認めなかった。宣伝カーで名前の連呼をしているスタイルは戸別訪問ができないから。開発途上国並みのことをやっている」(池上)「250,250にしたら・・・」(半藤)「自民党が認めないでしょう」「選挙への関心が低く、投票率が下がってしまって、もう政権交代はありえない。選挙制度は選挙で選ばれた人が決めるので、変えるのは非常に難しい」(池上)P46

   ・原発は日本ですらコントロールできないと他国は学んだが、日本は反省してない。原発を売ろうとまでして失敗した。P76

   ・1998年参議院選で自民党が惨敗して、自民党が景気をよくしようと躍起になる。連立与党の公明党が地域振興券の配布を宮沢喜一蔵相に強行に主張。意味がないといっていた宮沢も折れて、個人消費の刺激のために実施した。でも、結局効果はゼロ。本来使うお金はそのまま貯めただけで借金が残った。あれが、分岐点ではないか。国の借金が一挙に増えた(池上) P168

   ・小泉純一郎首相の時の労働者派遣法。あれで、雇用が不安定化した。リーマンショックの派遣切りが起こり、多くの人が仕事や住まいを失った。辞めた竹中平蔵はパソナという人材で大もうけした会社の取締役会長になった。モラルに反する。どう考えたってだめ。

 2.その事実は知らなかった!!!

   ・ベルリンが東西に分かれている時、西ベルリンのブランデンブルグ門の前に、第2次大戦のベルリン解放のために闘って死んだソ連兵の慰霊塔があり、そこを何と「ソ連兵」が小銃を抱えて警護していた。東ドイツの中に西ベルリンがあって物資を西から空輸していた事実も摩訶不思議だが、その中でも、ソ連兵が警護していた場所があるのも不思議な話。P21 

    <ドイツは、戦争に負けた相手の戦勝記念碑を自国内に「戦争に負けたこと、間違った戦争をしたこと」の教訓として残していたということ>

   ・最初に原子力委員会が設立した1956年。ノーベル賞の湯川さんがメンバーにいた。しかし、湯川さんは「原子力を導入するのは日本の自分たちが技術を獲得してからでいいじゃないか」と言った。それを委員長の正力松太郎が、「とにかく急いで始めよう。自力がたりないなら買えばいい」と時節を押し通し、湯川さんは頭にきて飛び出してしまう。P72 地震津波がなくハリケーンや竜巻のアメリカのを買ったから、非常電源が高台でなく地下に設置されていた。(池上)

   ・テレビで田原総一朗が司会で、オウム真理教と幸福の科学のどちらの教義が正しいか論争させたらオウム真理教が圧勝した。それで若者がドッとオウム真理教に流れこみ地下鉄サリン事件時は11,400人いたという。人間の心はもろい。特に日本人は善悪二元論になりやすく、そういう人はマインドコントロールされやすい。オウムは、教団に人が集まり、全財産を教団に寄付させ金持ちになった。オウム真理教を国教にしようと選挙にでたようです。そのあたりから被害妄想がはじまった。阪神淡路大震災を「地震兵器が使われた」と言っていた。ポアという殺人を、(間違ったことをしている人を、高いステージにあげてあげるために、この世から消し去る)と教えていたようです。

 3.れは大事だよね。

   ・いま、新聞やテレビなどだれでもが同じ情報を見るのでなくネットなどで情報をえることも多い。そうすると自分の関心や好みに沿った情報が送られてきて、嫌いな情報や違う情報が入らなくなって気づかない。半藤さんと池上さんは「反日」とレッテルを貼られて炎上された経験がある。たとえば、韓国や中国の悪口のサイトを見ていると、日本は必ずしも悪くなかったとか、そういうサイトがどんどん出てきて、みんながそう考えていると勘違いされる危険性もある。だから、僕たち2人も「日本もかって間違ったことがある」というと「反日」とされてしまう。

    「知りたい情報しか知らない人たちが増えると、デマもほんとうだと思ってしまう人たちが増えることになる。戦争中も国民の多くは日本が勝ち続けていたと思っていた」P95

    「南京大虐殺」と教科書に使えなくなった。戦前の状況と似てきている。実際何があったのか、みんなで繰り返し考えることが大切。「731部隊の真実」として、日本のしてきた人体実験のドキュメントをNHKがやったら右翼から激しい抗議があった。 ネトウヨと言われるのは同じ人が繰り返し書いているとも言われている。激しい言葉に惑わされず、思考停止や服従をしない。それが、全体主義を防ぐ唯一の方法なのです。(半藤)

    「歴史認識から事実が置き去りにされていく」P89

    「言論状況のターニングポインは、産経新聞のネット全文無料公開。これが、保守化・右傾化のきっかけになった」P91

     産経新聞は2014年から「歴史戦」という特集記事を出した。一大キャンペーンを張ったのです(池上)社会の意図的な記憶喪失は、やがて全体主義の再来を呼び込むことになりますよ(半藤)

    

     戦争中、日本は「撤退」を「転進」、「全滅」を「玉砕」と言った。安倍さんも「戦闘」を「武力衝突」、「共謀罪」を「テロ等準備罪」、「武器輸出」を「防衛装備移転」、「カジノ法」は「統合的リゾート実施法」(IR法)と言った。日本国民は池上さんに詳しく教えを請うて、核兵器はいかにもてないか、なぜ戦争のできる国にはできないのかということを、もう少し理解してほしいと思います(半藤)P145

    1990年代からの30年。政治は2流、経済は1流と言われたり、政治は2流、官僚は1流とも言われた。でも、経済も2流、官僚は2流どころか3流になってしまった。P148

    自民党の憲法改正案の怖さに言及 

     ・憲法21条 2項として、「前項の規定にかかわらず、公益および公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的とした結社をすることは、認められない」これを新設することで21条の「集会、結社および言論。出版その他一切の表現の自由は、これを保証する」というのをあってないことにしようとして、戦前の治安維持法よりひどいかもしれない。日本会議の主張とぴったりあっている。中国の憲法にも「公益と秩序」として「国家を優先して、個人はそのために働くだけ」ということを言っているが、自民党は我が国を一党独裁国家と同じにする気です。

      ・憲法13条も書き換えた。個人としての基本的人権を「すべて国民は、個人として尊重される。・・・国民の権利については、公共の福祉に反しない限り・・・最大の尊重を必要とする」とあるのを「全て国民は、として尊重される。・・・・国民の権利については、公益およびこうの秩序に反しない限り・・・最大限に尊重されなければならない」と、「個人」を「人」に直して一般化することで、こじんより国家を優先して、巧妙に逆の意味合いにつくりかえている。人としては尊重されるが、個人としては尊重されない。よく考えるととんでもない話

    他にも、平成天皇への言及など天皇制についてのことなど、さらに多くの示唆に富んだ話がありましたが、歴史の認識をしっかりと持ち、2度と愚かな戦争を繰り返さないためには、今の議会制民主主義をどのようにしていくべきか。日本の2人の賢者が語り合っている話は示唆に富んで非常に素晴らしい本でした。

    私は、ともかく異論を無視する人、事実を曲げる人、科学的にものを考えずに自分のしたいことをごり押しする人は信じられません。謙虚に異論にも耳を傾け、事実に誠実に向き合い、科学的にものが考えられる人間こそが、進むべき道を正しい選択できる人だと思っています。

    日本を囲む他国の認識と自国の認識が乖離していては友好関係が保てる訳がありません。韓国や中国の悪口を言う前に、互いの歴史認識をちゃんとすりあわせていこう。軍備強化をして反目し合う前に友好を作り上げる姿勢をもつ必要があると思っています。

    小さい努力ですが、私が評価している絵本作家たちの活動があります。日中韓の絵本作家が集まって、話し合いながら3国で一緒に各国の言葉で子供たちに向けて出版した絵本です(ココからみるとよく説明されていました)。

    

    平和をどうやって作り上げるか。そっぽを向き合ったり、銃を片手に持った人間同士が仲良くなれる訳はないのは、子どもでも分かるのに・・・過去に学び、もうこれ以上 愚かな戦争に人間がいのちを失うことのないようにしたい! それが、私の願いです。

    ご紹介した「令和を生きる」という本や、上記の絵本を読む中で、子どもから大人まで真剣に日本の進む正しい道を選択していきたいものです。今日は残念ながら、月を見ることができませんでしたが、厚い雲の奥から月が応援してくれたのが、あなたがこのブログを最後まで読んでくださったことに、心から感謝いたします。

 

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満月になった月が空を移動中

2021-06-25 23:42:42 | 惑星・天体ニュース

   今日も雲が多いものの、月がしっかり見えてきました。未明にちょうど満月になった月です。

   4

    よ~く見ると、月の右縁が何だかおかしな感じに見えませんか? 雲が邪魔した部分もありますが、満月になってから時間が経っているので、もう右上が欠けてきているのです。

    この後、もっとはっきり姿を見せてくれるかな?と期待していたのですが、かえって今の方がおぼろ月になっています。上の写真の時の雲はどんなだったかというと、下のようにかなり雲に囲まれていましたよ。

       

    今日もいろいろなことがありましたが、楽しいことの方が今日は多かったですね。ありがたいことです。無事に一日を終えられることに感謝して。明日もいい1日でありますように!

    赤木ファイルが赤木さんの奥様が起こした民事裁判によって、とうとう提出され奥様の手に渡り公表されたようです(ココから)。真実がこれをきっかけにしっかり見えてくることを願っています。赤木さんの奥様の素晴らしい活動と勇気に拍手を送ります。

    中国の香港への締め付けはさらに激しくなり、リンゴ日報が幹部逮捕や資産凍結といった当局の度重なる圧力を受け、とうとう廃刊に追い込まれてしまいました(ココから)。政権が異論を排除したり弾圧する社会、それは中国だけに限りません。私が、こう書くことがまだ許されているから日本は大丈夫? よく注視していかないと、社会の変動は香港でみていても分かるように弾圧が始まると本当に加速度がついて、道に抗議のデモであふれていた人たちも、今はすっかり集まれなくなっているようです。リンゴ日報は香港の国民の7分の1に当たる100万部が刷られ、多くの人たちが町に出て別れを惜しみながら買ったようです。その人たちが、今後も団結して民主主義の旗をしっかり立てる日が来ることを、祈ります。私たちも自分たちの足下のことも考えながら、香港の民主化を応援していきたいと思います。

    お月様、どうぞ勇気をもって自由と平和のために闘う人々に力を与えてください。

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夜中に満月になる月が昇った

2021-06-25 00:04:19 | 惑星・天体ニュース

  今日は、地域によって天気が違うようだった。幸いにも我が家の空は月が昇って来る時間にはまずまず晴れてきていて、そろそろ~と思われた時に東に開けた公園に見に行くと、月がしっかり屋根の上から姿を出してくれていた。

        

     こうやってみると、月の上に雲があったようだが、月を邪魔しないでいてくれたようだ。

        

      日付が明日の25日に変わって朝が近づいた3:40にちょうど満月を迎えるこの月。もうほとんど、どこが欠けているか分からない。月をひとしきり愛でてから、ふと金星がまだ沈んでいないかもしれないと思い出して、月とは反対に西の太陽が沈んだ背中の方の空をみると・・・晴れてる! いそいで、西に開けた駐車場に自転車を走らせると、目の前に明るく光る金星が見えた。

      「間に合った!」気づくのが遅れると、金星はそそくさと地平線に沈んでします。これからどんどん見えやすく高度が上がってくるので、あわてて見なくてもかならずこれから「あの西空の明るい一番星誰っ!?」と金星に気づくようになりますよ。

       私の見た時は、こんな高さでした。

        

      この後、家族に「月と金星が見えるよ~」と連絡したりしている内に、金星はどんどん沈んで行きました。

      そういえば、今まだ修理をしたパソコンが調整中でなかなかyoutubeにアップできていなかったのですが、久しぶりに更新しました。今日アップしたのはココから見られますが、「オオシオカラが産卵中」の動画です。最初、うっかり「出産中」でアップしていまい、(トンボは「出産じゃな~い!」)と気づき、慌てて今 修正しました。

      このオオシオカラトンボで驚いたのは、産卵中に雌の横で雄がしっかり周囲を見張って妻の産卵を見守っているところです。

      そして、youtubeで、大好きなooopppqqq164さんの動画をチェックしてコメントを残しておいたら、こんな面白いサイトを紹介してもらっちゃいました。お裾分けします。”Windy com”というようですが、「風マップと天気予報」が出てきました。でも、実は同時に気になることがありました。

      まあクリックして覗いて見てください。とても役立ちそうなのですが、気持ちが悪いことがありました。クリックしたら何も選んでいないのに、見ている私の場所をどこかで認識して、私の地元の画像になって出てきたのです。

      (AIとかITが進んで行くと、やがて人間が機械やロボットに逆に支配されるようになる!)という近未来の映画や本がありますが、最近それが現実味を帯びてきました。便利さと危険は常に裏腹。便利に使っていると、個人情報も、なにもかもダダ漏れになる可能性があるのですね。

      昨日紹介した「令和を生きる」(半藤一利X池上彰)の対談本にも、無料のネット新聞が、新聞にお金を払って定期購読しない若者に読まれている。これで知らないうちに一方的な情報に支配されてしまう危険性があると警告が発せられていました。また、ネットだと趣味にあう商品、情報を勝手にAIが判断して流してきているのは気づいているでしょうか? 異論や自分の領域を超えた情報が入らなくなる危険がある!と、これについても指摘されていました。

     「便利なこと」に飛びつくのには、用心が肝心です。油断しないで!!!日本には、「ただより高いものはない」という言葉があるのを、忘れないでください。       

 

   

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もう丸い月が昇りました

2021-06-23 22:07:43 | 惑星・天体ニュース

  おととい21日は早い時間から青空の中に月を見つけられたのですが、昨夜は曇っていてみつけられず・・・。 でも、厚い雲の奥から、月が「ここに、いるよ~」と声をかけてくれて、挨拶だけはできました。

   

  もう一息がんばってくれたら、輪郭も見えたのですが・・・。

  そして、今日はというと、夕方は雲がいっぱいだったのですが、その後一瞬雲をぬけ出して姿をきれいに見せてくれたのですが、もうこんな丸い姿になっていて、ちょっと驚きました。

       <2021年6月23日19:10>

     左下が欠けているのがわかりますね。25日(金)3:40、つまり明後日の未明に満月になるお月様です。雲の存在を感じないお月見が楽しめました。残念ながら、こちらはまた雲の中ですが、あなたのお住まいの地域ではいかがですか?

     さて、この1つ前のブログで書いたことが現実になったのはご存じでしょうか?

     ウガンダの来日した選手のコロナ陽性が発覚した1人を除いた残り8人の選手が、濃厚接触者の判定も受けぬまま、バスで移動して問題視されていたのですが、思った通り8人がその時点で陰性でも、さっそくその中に陽性となり感染が分かった選手がいました(ココから)

     アストラゼネカのワクチンは2回摂取してきての来日だったようですが、インド株への有効性が100%ではないとも言われ、ワクチンだけで「安心・安全」が保証できない証明が、2国目でもろくも露呈した格好です。しかも、同じフライトできた80人についての濃厚接触者の確認はしてない模様。こちらも検疫が「ザル」であることを立証してしまった。

     これで、数万人がオリパラで大量に短期間で来日して感染を広める危険性が高いことがますます明らかになりました。

     今の状況は、戦争に反対する人の声に耳をかさずに弾圧し、勇ましい声をあげて戦争に突入した第2次大戦ととても似ていると言われています。

     私はちょうど「令和を生きる」という半藤一利と池上彰の対談を読み終えたとろなのですが、(歴史から学ばず、過去の過ちを繰り返す愚を犯すな)という2人の賢人の声に、是非耳を傾けてほしい。

     (嘘をついても大丈夫。いい加減な理由でごまかせば、国民はその内忘れる)そんな国民を馬鹿にした政治にNOをつきつけられずにズルズルと長期政権を許してきた日本。もうこれ以上、今の与党のやり方を許せば、日本に明日はない!

     少しでも、「やはりちょっとこの長期政権はおかしい」と気づいたあなたなら、この本を読めば、長期政権の下でいったい何がどう変わってきたのかが、パズルのピースがはまっていって全体の絵が目の前に浮き上がったように、はっきり見えてくるはずです。

     

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