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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

イチローが移籍の衝撃

2012-07-27 20:26:15 | 日記

 7月24日の朝、イチロー移籍のニュースは衝撃でした。
 何故?マリナーズに骨を埋めるような話を確かしていたのに。
 今シーズンで契約切れだったイチロー。成績が去年から振るわず、2割6分から這い出せないで苦しんでいる。契約更新もできず、もっと不利な立場になる前にと考えたのだろうか。

 会見の模様が、youtubeココに見られるが、その表情は憂いを帯びている。

 でも、この移籍は強いられたものではなく、イチロー自らが数週間前に会長にトレードで球団を出る提案を申し入れたという。

 「ヤンキースに決まった今の心境は」の質問に、「結果的には一番勝ってないチームから一番勝っているチームに行くことになるので、テンションの上げ方をどうしようかなと思っています」と答えているイチロー。

 低迷するマリナーズを去り、リーグ優勝、ワールドシリーズへの可能性を持つハイレベルな選手の多い球団に移籍して、自分の花道にしようという38歳イチローの意図と読み取る。

 ところで、オリンピックの開幕を前にサッカーの日本代表が男女共に初戦勝利はめでたく、敬意を表するが、心配なことがある。

 大飯原発の再稼動への反対活動が各地で広がっているのに、その報道がもともと弱いのにオリンピックで更に隠されてしまうこと。消費税の問題、オスプレイの問題など、重要な政策課題も、オリンピックのお祭り騒ぎの下でうやむやに進められてしまうこと。

 あの恐怖の震災時の福島原発事故。安全と言われてきたのに、実は広範囲に放射能汚染が巻き散らかされていたことも明らかになってきている。
 電力の供給→景気経済問題ではなく、原発再稼動は日本の存続の問題に繋がる重大事。オリンピックに浮かれていてはならないと思う。これ以上の放射能汚染が起これば、生活の基本の食・住がままならない日本になってしまう。
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ウサイン・ボルトを誤解してました!見直しました!

2012-07-14 23:15:57 | 日記
 今日(7月14日)7時半のNHKのスペシャル番組「人類最速の秘密」で、ウサイン・ボルトが実は背骨が曲がっているという身体的欠点を抱えていたことを知りました。

 あの2008年の北京オリンピックで、余裕をもてあますかのように横を向いてゴールした姿から「恵まれすぎるほどの身体能力を持った不遜な若者」という私の印象を大きく揺るがす衝撃でした。

 彼の背中の湾曲は、ランナーには大きなハンディーで、故障を生みやすく、実際かれは国の期待を背負って出た世界選手権の試合中に肉離れを起こすというアクシデントに見舞われ、人々の失望と非難を浴び、選手生命も絶たれるかという挫折の季節を迎えたそうです。

 そして、あの世界新記録樹立は、その挫折を乗越えた後の姿だったのです!
 意外でした。彗星のように、ぐんぐん伸びて出てきた青年とばかり思っていました。

 確かに彼の走りを分解してみると、スタートした後の足が背中の歪みのためにひねれ、最速スピードの姿もスローでみると肩が揺れる偏った走りで、素人目にも理想的なフォームではありません。

 なぜ、そんな欠点をもつ身体で世界記録をつくれたのでしょう。
 肉体トレーニングで身体を改造し、自分の身体の弱みを強みにするまでに鍛え上げた、彼の強い精神力と、彼のコーチの的確な指導によったようです。
 コーチは、彼の才能と欠点を見抜いていたから、肉体に負担をかける100mはやらせずに200mの選手として育てようとしたと言ってました。でも、自信をつけたボルトが、どうしても100mも走りたいと懇願して出場が決まったというのです。

 番組最後の彼のコメントが、とても印象的でした。
「僕の背骨は、僕に困難を与えた。
 でも、その背骨が僕を育て速く走れるようにしてくれたのかもしれない。
 自分の肉体に感謝し、僕はこれからも受け入れていく。
 生きていれば思うように行かないこともある。
 でも、立ち止まってしまったら、チャンピョンでい続けることはできない。
 もがいて、前に進み続けていくんだ」
 
 今、日本ではいじめで自殺をする子供達が増えているといいます。朝日新聞では「いじめられている君へ」というコーナーが復活しました。今朝も元ボクシング世界王者・内藤さんの体験メッセージが掲載されていましたが、その最後も「あきらめちゃいけない」で締めくくられていました。

 もともと足が速かったり、強かったりする人なんていないのだと思います。
 みんな苦しみや挫折やいろいろなことがあって、そして喜びもある。番組で大写しになったボルトの汗が、それを証明していました。

 これからロンドン・オリンピック。
 選手達の姿を見ながら、子供も大人も「あきらめちゃいけない。Yes,I can.」と自分を信じて生きていく道を選んでほしいと心から願います。

 *番組公式ホームページは、ココから

 
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2012年7月の惑星

2012-07-01 09:24:44 | 日記

  5月の金環日食、6月の太陽面金星通過と多くの人々を天体観察に惹きつける天体ショーが続きましたが、惑星に興味を持つ人が増えてくれたでしょうか?

  水星:今日7月1日が最大の高さとなって、夕方の日が沈んだあとの西空に見えるはずですが、光が弱いのでよく晴れていないと肉眼で見つけるのは難しいです。でも、チャレンジするなら今のうち! 日を追って低くなるので、どんどん見づらくなります。

  金星:先月の6日に太陽の前を通過したあとは、朝にお引越しの金星。今は、明け方の空で存在感を増しています。7月13日には最大の明るさで、夜明け前の東空で木星と競演。7月15日16日には細い三日月が更に加わり、ロマンティックな朝の風景を作り出します。
     でも、今の日の出時刻は4時半。ということは、この風景を見るには3時半から4時くらいに起きていないといけない?爆睡時間で、とても無理そうですね(泣)

  火星:夕方の南西の空に見えるはずですが、季節は完璧に夏に向かっているので、春の星座の先導をしている火星はよい子と一緒にベットへ。早めに西空へと消えてしまいます。
  
  木星:夜中には東空から姿をみせ、明け方には金星の上に明るく見えているはず。金星のところで書いたように、7月15日・16日は細い三日月がこの木星・金星のランデブーに彩を添えて、かなりよい雰囲気となるでしょう。うっかり夜中3時頃に目が覚めたら、東空を見てみましょう。

  土星:火星を追うような形で、春の大曲線のスピカと並んで、夕方の南空に見えていま
すが、夏の星座に追われて10時以降は低い西空に。西空を見たら、左スピカ、右土星、下火星のような配置です。

  という訳で、3時過ぎの木星・金星のいる賑やかな東空に比べ、夜は春の星座のそばの火星・土星を西空に送ってしまうと、夏の大三角のご登場!となるけれども惑星はいません。
  7月15日(日)の昼1時過ぎに、ほぼ全国的に昼の三日月に木星が隠されてしまう「木星食」が見られるそうですが、月は見つけられても残念ながら昼の木星は目では確認できません。興味のある方は望遠鏡で観察するか、日曜日なのでプラネタリウムのイベント参加するのがオススメです。
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