夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

長岡弘樹著「にらみ」 (光文社文庫)

2021-01-22 20:26:16 | 本と雑誌

 

 

「餞別」

上の者の身代わりで出頭する若い男

その組では身代わりを務める人間に「餞別」を渡すならわしがあった

だが徳永は約束した品を渋江に渡してやらなかった

だが 徳永はちゃんと渋江に「餞別」は違う形で与えていたのだ

出所してきた渋江は 餞別に徳永が自分にしてくれたことを話す

自分が身代わり自首をする日の 徳永の謎の言動

それには全て意味があったと 渋江は気付けたのだ

 

 

「遺品の迷い」

捨て子だった月也を引き取り養子にしてくれた父親

その父は月也に新人の教育を任せる

その新人は月也より自分と年上

しかも父は会社が潰れるかもしれないーと言ったが

経営は順調だった

何故 父はそんな嘘をついたのか

 

自分を捨てた親を捜してはいた月也

月也を養子にして育てた男は 自分の死期を悟り 月也の為にとー

そういうふうに生きられるものだろうかー見事な生きざま

 

 

「実況中継」

小学6年生の恭平は目が不自由な小学5年生の司と知り合う

司の為に草野球の試合を実況してみせようかと約束

そうしたことで恭平は気付いてしまった

 

本当の実況中継をしている司の父が「しなかった描写」に

 

「白秋の道標」

離婚を決めた夫婦

医師である夫は 義理の母と三人で出かけた山歩きで道に迷って・・・

妻を置いて姑を背負って先に行く

妻の言動を思い返し 彼はあることに気付いた

 

 

「雑草」

陸上部の矢口が草むしりをしていると 優等生の級友が自分も草むしりをしていいかーと手伝ってくれた

級友はマンションの住人の嫌がらせで怪我をする

 

矢口も部活帰りに襲われる

 

やがて嫌がらせをしていたマンションの住人は逮捕され 別な罪状から矢口は自分を襲った人間の動機が思い当たる

 

 

「にらみ」

にらみとは 警察用語で刑事が公判を傍聴することを意味する 

被疑者がいきなり供述を翻したりしないよう「取調べで自供したとおりに話せよ」と傍聴席の最前列から無言で睨みを効かせるわけだ(作中より)

 

片平は「にらみ」をきかせた経験を持つ保原の取り調べを受け持つ

彼は すっきりしない要素を考えて 遂に真相に至る

誰が真犯人なのか

読み終わって「やられたな」 語りの妙にそんな感想を抱きます

 

 

 

「百万に一つの崖」

珍しい血液型を持つ男が旅先で怪我をする

手術を手伝った看護師は医師の謎の行動を怪我した男に教えた

 

医師は何故 そんなことをしたのか

 

 

 

解説は書評ライターの小池啓介さん

 

 

 

コメント欄は閉じております

ごめんなさい


台所から

2021-01-22 08:33:41 | 子供のこと身辺雑記

昔 ガスからIHに変えた時 土鍋も使えなくなり IH用土鍋(径30cm)を買ったけれど 使い勝手はイマイチで

(結構 焦げやすく 使ったあと洗うのに手間がかかりました)

結局 ストウブの深さが浅い鍋を使うようになった

 

でもIH用(なんちゃって)土鍋もある以上 どうにか使いたい

買った以上無駄にはしたくないせこい性格(笑)

 

少し大きな魚一匹まるごと煮る時に・・・ルクルーゼのパエリア用の鍋(径30cm)もいいけれど いかんせん多少重い

 

で 手持ち鍋を見比べて そうだ これをお魚さん用にしようと思ったのが 出番が無かった径30cmのIH用土鍋

 

 

 

 

勿論 火加減は調節するけれど 吹きこぼれもなく 煮汁も少なくて使えています

 

 

コメント欄は閉じております

ごめんなさい