夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

庭から

2018-11-29 09:51:08 | 子供のこと身辺雑記
花が咲いたり実がなったりすると ちょっと庭いじりしたくなる いい加減な私の園芸熱(笑)

サザンカの新祖父江という品種






こちらはサザンカのサザンカヒオトメ







これはサザンカのハシモトシボリ
白に斑入りの赤のような花が咲きます






いつも小鳥さんが食べに来ているウメモドキの実




水撒きの時には下ばかり見ていて気が付けなかった南天の実








イチジクの葉の向こう側に柚子





これは仏手柑
伸びてくると細長い指のような形になります






金柑







玄関の下駄箱の上に置いているサボテンのマミラリア
数年前に買った時にはまんまるい形だったのに のびてぶつぶつでこぼこがどんどん増えています
成長し損ねた?!ゴジラって呼んでいます




玄関の外が少し花が咲いてなくて寂しいので寄せ植えを置きたいとは思っているのですが
私が居ない間は水やりが面倒でなくて いっそこのままの方がいいでしょうか
悩んでいるところです





ミニシクラメン そのうち蕾がつくことを期待してー去年の冬もよく咲いてくれたので


門の横の松の足元の小さなスミレ(ビオラ)
行きつけのお店のサービスでいただいたものです




あとは冬のバラがちらほら思い出したように咲く程度で 


ああ!もっと花が欲しいぜー
なんてね思っているのでした














11月も残り少なくなってきました

2018-11-28 22:03:04 | 子供のこと身辺雑記
農協さんのライスセンターで購入の保有米
確か昨年は11月20日過ぎくらいに配達があったのに 今年はまだ連絡が無い
もしも私が入院してからの配達になったら困ると不安がる姑

それでご近所の農協さんに行って 来月に入ってすぐの入院で10日ばかりは病院にいるのでーってことを言いましたら
親切な農協の事務のお姉さん
すぐに配達の方に連絡を取ってくれたらしくって 帰宅したら電話が入りました

それが昨日のこと
今日は雨が降るって天気予報 少し心配してましたが 時間通り午前11時に姑の家の納屋まで運び入れてくれました
配達の方が昨年までの方は定年退職にて 若い方に変わっていて
いろいろ段取りも慣れずにってところもあったようですが
若いから一袋30キロのお米の袋を積み上げていかれるのの早いこと

おお!と目をみはっておるうちに終りました♪

今日は姑の家に行く前に自分の家のお墓参りも済ませたし

姑の家からの帰り道ではホームセンターに寄って犬さん猫さんのエサのストック分と 庭にまきたい鹿沼土なども少し買いました

そそられる綺麗な寄せ植えもあって・・・・でも今買っても留守の間の水やりが~~~
だけど天気予報は雨の日があるからと
逡巡中です
案外 明日には姑の家からの帰り道に寄って買ってしまいそうな
買える値段の欲しいモノには弱い私^^;

山茶花が咲き始めて嬉しくて 水やりと犬達との遊びもかねて 時間がある時には ちょこちょこ庭に出ては あれやこれやと動いております

玄関外に置くプランターをガーデンシクラメンのものと入れ替えたり


玄関の中に置いてるシャコバサボテン 今年も蕾をつけました





夏の間 少し元気がなくて心配していたのですが 大丈夫みたいです

おかずから

2018-11-27 19:54:16 | 子供のこと身辺雑記
厚手のフライパン(私が使っているのはアサヒ軽金属のオールパンLです)に胡麻油を入れて香りが立つと

皮をむき適当な大きさの短冊切りにした大根と人参とさつまいもを入れる
砂糖・味醂・醤油を加え蓋をして煮ます
(火加減は中火で 味付けはきんぴらごぼうを作る時の感じ)





水は一滴も加えておりませんが 野菜の持つ水分で焦げ付きません



よく言う「無水調理」ってヤツです




ミニトマトは庭でとれたもの
まだ なっています

味噌汁の具は豆腐とわかめとえのき茸
鯖の塩焼き
白菜・玉葱・豆腐・牛肉の煮物

昨日 長年お付き合いの理髪店の方が実家のある鳥取に行かれて その実家近くの美味しいお豆腐をたんと下さったので
そのまま食べても美味しいお豆腐ですが
精出して?!使っております

「よたばなし」-4-

2018-11-26 20:17:12 | 自作の小説
ー彼ー

それにしても上品(かみしな)寿(ひさし)に木面(きづら)先輩が僕の事をどう話したのかが分からない
念の為に聞いておくことにした

研究室でおっそろしい速さでキーボードを叩いていた木面さんは言った

「肩」

「はい?」


「情報はただじゃない 欲しかったら肩をもみなさい」

言われるままに揉み始めて半時間後 木面さんが言う

「うん 前にちらっと言っちゃったのよね 冗談ぽく
家の人に言えないトラブルを解決してもらった
ぼ~~っとしているように見えて あれで中々役に立つー
ほら わたしってば後輩思いだから悪く言われると我慢できないの
深空野はできるコなんだって褒めてあげたのよ
それだけよ

そしたら上品ってば 親友の自分も聞いたことがあるーって言い出したらしいわ
話が誰を巡り回ったものか知らないけどね

親友なの?」

「名前しか知りません」

「でも良かったじゃない 親友ができて

うん肩凝り治ったわ

じゃまた親友の話 聞いてあげるから」


話は終わった 出て行けーと言わんばかりに木面先輩が手を振った


僕はお化け屋敷もダメなくらいの怖がりだったんだ・・・
全く何の因果でー


或る事情から僕は祖父母の物だった家に一人暮らしをしている
一人暮らしなんだけど 賑やかな家なんだ

ーというのもね

「おっかえり~~~」弥生はいつも明るい
「ふん・・・またトラブルに寄ってこられたか」タマキはいつもさめている

「まもり甲斐があるというか 手がかるというか」大正時代のモダンガール「モガ」のような断髪のアキ

祖父母の家に棲むモノ達
彼女達は人と異なる出生の僕の護り手だ
どういう力を持つのか まだイマイチ僕にも分かってない

ただ木面先輩の家について 家に出ようとしたモノ達については動かしてくれた
三人の中の一人と関わりあるモノ達であったそうだ


ごくごく普通の人間でいる為に 僕の父と母と夢鬼と呼ばれるモノまでが 本来僕が持つ何かの力を封じたのだと言う

それぞれの理由で弥生もアキもタマキも僕に期待をかけているらしいんだが
この僕にはなんにも分かってない

僕は霊媒でもなんでもない
ただ・・・・

夢を視(み)る



さて僕を無視してお三方は会話を進めていた

「普段はおとなしく家でお留守番している 良いコのあたし達だけど
相手は怨霊だし これは緊急事態
付き添ってあげても掟破りじゃないわよね」
などと弥生さん


「速攻で一口で喰われそうだしねえ やれやれ手のかかること」
タマキとアキはうなずき合っている

まあ確かに一緒に居てくれたほうが有り難いが
彼女達は彼女達が他の人間にも姿を見せてやってもいいーそう思わない時には 僕と僕の母親以外には姿は見えない
彼女達の判断も実に気紛れだが




「よたばなし」-3-

2018-11-25 14:25:12 | 自作の小説
ー彼ー

賑やかな声に呼び止められた
「おお~~いい お~い 待ってくれ親友 待てと言うのに!深空野(みそらの)」

冗談じゃない アイツと親友になった覚えはないぞ
同じ学校にいるから名前くらいは知ってはいるが
何を勘違いしての親友扱いだ


僕は某研究室に属する 一応 身分は研究者


「ハァ ハァ やっと追いついた すぐ止まってくれてもええやんか ホンマ親友に対して薄情やなあ」と
その男・・・
上品(かみしな)寿(ひさし)は言った
理学部の研究室に残るくらいだから頭はいいのだろう 頭は
人間性は伴っていないようだが

「僕に何か用でも」と尋ねると

「用があるから捜してたんやないかいな ボクはそれほど暇やないで」
と随分な答えが返ってきた

「いやボクなあ 妙な親戚から遺産もうたねん それが格安物件でなあ 売りに出しても とうとう売れんかったいう曰く付き物件で
まあ不動産なんやけど
家賃無しで住めるんは有難いなあ 思たわけ

そしたらなあ なんとホンマに出たんや
どう思う?

まあ出るもんはしゃあない
何しろ タダやったし
そやけどタダより高いものはないーてホンマやなあ

ボク反省してん

寝てたら首しめにこられるんや

たまらんわあ
ボク ほら繊細やし


それで これはどないかせないかんと思てなあ

あちこち声かけて捜したねん

でも相手は怨霊

怨霊と話せるもんがなかなか見つからんて
困ってたんや


そしたら そしたら

あの 真夜(しんや)君の先輩はん
ほら眼鏡がぞくっとくるような えらい別嬪はんの
そうそう木面(きづら)衣都子(いとこ)はんからちらっと聞いたんやけど
あんた親友のボクに何隠してたんや
そんな偉い力を

真夜君 キミ ちょっと変わったことができるそうやないかいな

人に視(み)えんもんと話す力を持っているんやて


そこでや お願いや
ボクの家の同居人の怨霊はんの恨みを晴らしてやって成仏できるようにしてやってくれへんか
気持ち良うに出ていってほしいねん

ボク 自分の部屋でぐっすり眠りたいねん」



上品の話を聞くうちに段々頭痛がしてきた
どうして僕がそんなやばそうな怨霊さんとお話しないといけない
まかり間違えばとっ憑かれるかも とり殺されるかもしれないのにー

木面先輩も口は固いほうだと思っていたのに

以前 木面先輩が暮らす家のことでちょっと手伝った厄介ごとがあった
それはだけど いきがかり上のことだったし

「君が受け取った遺産には その怨霊さんも含まれているんだと思うけどね
なんとか仲良くやっていけばいいじゃないか」


「ンな薄情な 親友やないかいな
どうか助けておくれやす」


「そのいい加減な関西弁 止めたら?」


「これはなボクの個性や 捨てられるかいな」


振り切っても振り切っても 断っても断ってもー上品はしつこい 諦めない

とうとう根負けしてしまった


「家に行くくらいならー」
なんて言っちまったのが僕の運の尽き

使い回し^^;

2018-11-25 14:00:49 | 子供のこと身辺雑記
子供が一日家に居る日
三食のうちお昼はご飯で無いものにしようとしています

で 昨日 土曜日のお昼は



ミートスパゲティ


そして日曜日のお昼ご飯は 理髪店へ行くから・・・・終わればお昼タイム
帰り道に外食でもいいかなと思っていたのですが
朝ご飯が少し遅い時間だったので 子供もお腹が空いてなくて「帰ってでいい」

で昨日のミートソースの残りにチーズをかけてのグラタンもどき








林檎・胡瓜・レタスのサラダ

ぶ厚いホットケーキ

などで 誤魔化したのでした


さて夕飯おかずは どうしよう
何を作りましょうか

「よたばなし」-2-

2018-11-24 21:22:04 | 自作の小説
ー私ー

家に帰ってもどうせ一人 それならばと空いた時間を人の話相手をするなんて暇つぶしを始めると
ひとり暮らしの人間は それぞれに多少は不思議な話を持っているもので いつか私はそうした話を書きとめるようになっていた

もとは一人暮らしの高齢者(この言い方は好きじゃないんだけど)の方の身のまわりのお世話
ほら 茶碗洗いとか頼まれて買い物に行く ボタンつけなどの縫物をするとか 簡単な仕事のお手伝いーとかしていた

ある事で家族を喪った私は 何かすることで正気を保っていられたのかもしれない
そう むしろ自分自身の為だった

そして私が知ったのは 人は案外 誰かに話しを聞いてもらいたいーそう思っているのだということ

昔話
ずうっと昔のことなのに 悔しくて忘れられないこと
死んでしまって会えない人間の想い出話
ちょっと不気味な 説明のつかない話とか

そうした私の 人の話を聞く趣味を知ったある先生が紹介してくれたのが学校から車で半時間ばかしの所にある先生の自宅近くのお店の経営者だった
その経営者の女性からちょいと変わった夢の話を聞いたからーと


それから私はそのお店の雰囲気もすっかりお気に入りになり 時々食事に行くようになった

そのお店の経営者 女主人は  ああ面倒 いっそマダムと仮に呼ぶことにします

マダムはとても上品な雰囲気の女性なのに 時にわざと伝法だったり蓮っ葉な物言いをしたりして それでも品を落とさず似合うのです
私が初めて会った頃には還暦近くの年頃で でももっとずっと若く見えて
首がすっと細くて長いから優雅な鶴のような・・・・・

大学を卒業してからも 理由をつけては寄ったものだった

初めてお店に行ってから いつか十年近い時が流れ ある日ご主人から報せがあった

ー長い間 有難うございました
妻が亡くなり 店を閉めることとなりましたー

後でマダムの葬儀に行った先生から聞いた
マダムの死に顔は その表情は何故かしら夢見るようで甘やかな笑みを浮かべていたと


二度あることは三度ある

かつてマダムはそう言った
もしやマダムはその黒い影が誰か知っていたのではないかしら

人は全てを話すとは限らない
大切なことは胸の奥に秘めているもの
沈黙して語らないことにこそ真実が

だから これは 私が 人がマダムについて話していたことからの勝手な妄想


そう 膨らませてしまった想像のつくりごと話



死神はその人間が誰より好きだった 愛していた相手の顔で現れるという

魂を奪う相手への思いやり 気遣いなのか
それでも死にゆく人は随分と楽になるだろう
死んでいくのが

叶わなかった恋
届かなかった想い

胸の奥底に沈めて諦めるしかなかった恋

そうした相手が娘時代のマダムにもいたのではないかしらと


三度(みたび)死神はその相手の顔で現れ
とうとうマダムを連れていったのかしらと

朝ご飯から

2018-11-24 10:19:47 | 子供のこと身辺雑記




炊き込みご飯
具は鶏肉・牛蒡・人参・筍・しめじ・舞茸・小貝柱・薄揚げ




後は超手抜き・笑
味噌汁の具は麩と葱だし

おかずは揚げ出し豆腐も豆腐とヒジキのコロッケも近くのお豆腐屋さんで昨夜 割引価格になってきたのを買ってきただけ

「よたばなし」-1-

2018-11-23 20:04:19 | 自作の小説
-1-

あら いらっしゃいませ

ああ 先生ご紹介の 他人(ひと)の見た夢の話など聞いて集めている変わったーいえ奇特なご趣味の方でござんすね

ようこそ いらっしゃいませ

まあ でもこんな小さなお店でも お茶くらいは出せますからちょいとお待ち下さいませね

急に冷えてきて あったかいものが ようございましょ

ああ 薫りが良いですか

それは嬉しい

豆をね ひく前にちょっと煎っているんです
特別なお客さんには ネルの生地でね漉しますの


ふふふ 少し前に ちょっと気味悪い夢を見ちまったものだから 世間話のついでに先生に言ってしまってね

人に話すと験落としになるような気がしましてさ


あたし最近 寝る時には雨戸をきっちり閉めて寝ておりましてね
寝る部屋には二か所 窓があるんですけれど
雨戸を閉めていた方がぐっすり眠れる気がしましてさ

そのクセ 部屋の入り口の戸は開けたまま寝ているんです

廊下に明り取りの窓があるものだから
それで部屋は真っ暗でなくて 動くのにもそう困らないんです

目が覚めて トイレに行きましてね
トイレにも時計を置いているんですが まだ4時台で
もう少し寝ていようと布団に潜り込んだんでございます

ちょっと身体も冷えましてね

すると音もなく何かがお布団横に来てまして
黒い人の形して そう影が立体化したみたいなモノがね 
頭にかぶった布団をぱあっとめくりあげて ひどく冷たい風が吹き込んできました

あたし咄嗟に目を開けちゃ駄目だ そのモノを見ちゃ駄目だー
そう思ってただ目をつむったまま
布団に埋もれておりました

そのうち本当に眠ってしまったか

そのモノはいなくなりました
 

ええ 夢です
目を閉じているのに そのモノの形が見えるのがおかしいんですから


それで思い出したんです


あたし結婚する少し前にも それを見ているんですよ
やっぱし夢の中で

眠っているのに そのモノが階段を上がってくるのがわかって
その時のあたしは 真正面にそのモノを見ておりました

そのモノは部屋の入り口に立って あたしを見ておりました

ただ それだけでございます

覚えておりますのは

二度あることは三度ある

今度 そのモノに会ったら
あたしは どうなるんでしょうね


-2-

この町のことも知りたいんですか

ああ それも先生から

そうですねえ
あたしが子供の頃からしたら 随分と変わってしまいましたが

はい 生まれたのはこの町ではありません
昔の言葉でなら あたしは「よそ者」でございます

小学生くらいから暫く 大学に入るくらいまでは この町に住んでおりました

バス停が家の真ん前で とっても便利でしたよ
バスも終点まで20分でしたしね

家の前庭が道路を広くする時に取られたりしましてね
それで少し離れた場所に親が土地を買って家を建てました
それから結婚してー

両親が亡くなって 子供達も遠くの土地で暮らすようになってー

知り合いの不動産屋さんが あたしが暮らす家を売ってくれないか
このあたりの土地が欲しい人がいるーって持ちこんできましてね


でも あたしだって住むところが無くなると 売ったお金が入ったって困るじゃありませんか

それを言ったら
あたしが子供時分に暮らした近くにいい出物がありましてね

居抜きの いわゆる店舗付き住宅 それの丁度良いのが

で まあ損をしない程度でぼつぼつみいりがあればいいかなーなんて
おっかなびっくり始めた仕事でございます


すっかり町の景色も住む人も変わってしまいましたが 逆にそれがすっぱり気持ちいいのでございます

このあたりはごちゃごちゃしたところでありましたからね


ええ そうです 
遊郭だったー女郎を置いたその建物がまだ幾つか残っておりましたよ

こちらはまだ子供だし
そうしたことはね 随分あとになって知ったことでございます

女郎上がりの 今は使えなくなった言葉で言うなら売女だった人間がかなりね 暮らしておりました

あたしを可愛がってくれたおばあさんがおりましてね
そのまま遊郭だった建物に住んでおりました

あたしが知っているのは 殆どがそのおばあさんに聞いたことです


誰それのおかあさんが そのおばあさんの持つ遊郭で働いたんだと

人の奥さんにおさまっても 今でも客だった男と見境なく寝ているとかー

何処までが本当のことであったのか


角のうどん屋さんの あたしと同じ年の娘のおばあちゃんが やっぱり昔は女郎をしていて
うどん屋の息子をうまくたらしこんで後妻におさまった
そりゃあ やりての女郎であったとか

何の因果か その息子の嫁がまた女郎

女郎あがりが偉そうにしてからに
あれはとんでもない女やったんやとか

客をめぐって座敷が壊れるほどの大喧嘩をしたのだとかー

うどん屋のおばあちゃんは 子供には怖い人でした

今でも思い出せるのは


店にネズミが出るので ネズミ捕りを仕掛けているらしくって
ネズミが入ったネズミ捕りをね 店の前にある海に幾度も漬けるんです
大きなネズミが死ぬまで 幾度も幾度も

ええ あの辺りはねえ 
昔は小さな湾だったんです

今は埋め立てられておりますが

その小さな湾を囲むように遊郭が何軒かあって

湾には漁に出るさして大きくない舟がぎっしりありました

猥雑な漁師町であったそうな

道沿いには格子があって その隙間から女郎たちが並んで舟をおりる男達を手招きし誘う
酒の匂い
嬌声

抜けない磯と そう潮の香り
魚臭さ

野卑で下品で荒っぽく 好色で
そういう人間達が暮らしておりましたとか


それがお国の法が変わり 女たちは表向き おおっぴらに身を売れなくなった
肉体を売れる場所を失った

それで遊郭の主人たちは その女郎共が まあマトモに暮らしていけるように
そんな女でもいいと言う男達に世話したそうです


元女郎の女達は普通の身を売ったことがない家庭の女達にヒガミ心があってね
悪口とか嫌がらせなどするそうな

「性悪どもが!」などと遊郭の女主人だった人は言いました


別な遊廓跡は 間借り人を置いてました
多少家賃は安かったのでしょう

あたしは見たことがありませんが
心中があった部屋なんぞもあったとか

衝立か屏風とかに血のシミみたいなのが残っているそうです


もう住む人どころか廃墟のようになっている遊廓だった建物などは 夜になると鬼火が見られる

誰も居ないはずなのに 動く影があるとか

子供達は「お化け屋敷」などと呼んでおりました
入ったら祟られるとも

本当に何かが出る場所だったのでしょうか

全部 無くなってしまいました

そうしてみんな忘れられていくのでしょう
その方が良いような気がいたします

明るいごく普通の町になり


そうした遊廓跡にたむろしていたモノ達は何処へいったのでしょうねえ

全部 消えてしまったのかしらーなどとも思うのでありますが

作ったおかずから

2018-11-23 16:21:42 | 子供のこと身辺雑記




鯛を煮ただけ






水切りした豆腐を四等分に切り片栗粉をまぶして フライパンに油を少し入れて両面を焼く
鰹節でとったダシに醤油・酒・味醂で味付けし むき海老と豆腐を入れて少しだけ煮て 彩に葱を散らす





卵4個 小さく切ったはんぺん一枚 酒・味醂・砂糖をミキサーにかけて それを弱火でフライパンで焼く

焼き上がればラップを上に敷いたまきすで巻いて しばらく置いてから切る










皮をむいて切ったリンゴを電子レンジで5~8分加熱しただけ





柿をむいただけ

日替わりで姑に果物かお菓子など おやつとして届けています


ほかには茄子の白味噌煮と焼き餃子など




自己満足の為に出費中

2018-11-22 21:10:54 | 子供のこと身辺雑記
少しは家を綺麗にしたいと思いながらー
(住めば住むほど古くなり修理が必要な箇所もたんと出てまいります^^;)


どおお~~んと出費する度胸が無くて マットなどの買い替えでお茶を濁しています
根本的な解決にはなりゃあしないのに・笑



台所の足元のマット(45センチ×180センチの)

姑の台所には色違いでダークブラウンのを届けました
台所に立っても気付かない主人
せいが無いったらーー;

私 先月末の一度目の入院前にかぁなり髪を短くしたのですが 主人 全然気が付きませんでした
今月に入ってから更に短くして 襟足ぎりぎりくらいにまでカットしてパーマもくるんくるんにかけたのだけど
それでも何も言いません

(目の手術で頭にキャップかぶるので 髪が出ないようにと思ってー あと手がかからないのがラクだしね)

丸坊主にするとか 緑色に染めるとかしたら さすがに何か言うでしょうか♪




掃き出し窓の前用の

早速 猫の麦丸が潜って遊んでいました
日当たりの良い南向きの窓の前は猫のお気に入りの場所です




玄関に置いている椅子の座布団も変えました



クリスマス柄だから クリスマスが過ぎたらカバーをかけよう♪




トイレ用のスリッパも色違いで買ってきました



玄関側のトイレ用




こちらは奥の 洗面所横にあるトイレの



トイレの照明カバーがオレンジ色なので 色が違って写っていますが トイレマットは淡いピンク色


さあて明日は ドッグフードと猫さん犬さん用のおやつ
それから人間の食糧品も買わなくては!

ああ 明日のおかずは何にしよう
まだ何も思いついておりません
いささか焦っております




絶賛 出費中~~~~~

2018-11-22 10:18:43 | 子供のこと身辺雑記
先日 姑の家の庭の落葉が凄まじいので さすがに掃除しようとしたらー
落葉を寄せる道具もホウキすら無い!

前はあったのに
どうやら主人が壊して買うのをさぼっているらしい・・・・・

仕方なく買ってきました
ついでに自分の家のも

家の庭で使っている使い勝手がいいのがあってね

ぐわぐわっとゴミでも何でも掻き寄せられるのがあるんです
バカでかい熊手みたいなの
正式名は忘れました・笑

今日は 自宅用の庭で履くつっかけ
時々犬さんが壊してくれるので 予備も

一緒に庭にまく大きな袋の肥料も二つーと

一度で買えばいいのに「重いよな」と 分けて買いに行くものだから ここんとこ連日 朝のうちにホームセンターに行っています
やっぱり一度に買っておくんだったーと思ったりするんですが
ホームセンターは庭回りの植木とか肥料などは8時から開店ですが 他のコーナーは9時からなんです
そしてお昼を回るとお店に近い場所の駐車場はいっぱいで
重たいモノを買う時には カートを道路隔てた駐車場まで押していくのが面倒に感じられ

帰ってから 
ああドッグフードも買っておくんだった
トイレや洗面所のマットもー
どうせ買わないといけないのにーなんてね

お買い物ポイント5倍の間に せこく「どうせ買わないといけない物」買っておこうかな

食糧品も買い物は明日にして


ホームセンターの園芸コーナーには もうお正月の寄せ植え用の葉牡丹や 
クリスマスやお正月向けの寄せ植えも売られておりました

花の苗には心そそられるものの
入院している間に枯れたらイヤだし これは退院するまで我慢・・・です

退院してきたら 庭にお花の苗を植えて 新年向けの寄せ植えをつくるのだわ


でも まずは入院前の自宅と姑の家のあれこれ準備お買い物です





姑のお昼おかず
大根・じゃがいも・ゆで卵・厚揚げ・魚のすり身揚げ・こんにゃくーなどを煮た おでんもどき

宝くじを買ったら

2018-11-21 22:34:11 | 子供のこと身辺雑記


「12月21日発売の第770回全国自治宝くじ(年末ジャンボ)
第771回全国自治宝くじ(年末ジャンボミニ)
第772回全国自治宝くじ(年末ジャンボプチ1000万)
これらの宝くじの収益金の一部は、大阪府北部地震・平成30年7月豪雨(西日本豪雨)・北海道肝振東部地震の被災地支援に役立てられます」

売り場で「有難うございます」と言われて 
「こちらこそ有難うございます」と言葉を返してしまった^^;


夢を買う宝くじ

その夢の代金がいくらか誰かの役にもしたてるのなら



朝井まかて著「ぬけまいる」 (講談社文庫)

2018-11-21 22:14:47 | 本と雑誌
ぬけまいる (講談社文庫)
朝井 まかて
講談社



一膳飯屋「こいこい」の娘お以乃
小間物屋の娘お蝶
武家に嫁いだお志花

猪鹿蝶の三人娘だった・・・・・今や現代風に呼ぶならアラサーの28歳の幼馴染みはそれぞれの事情から 伊勢神宮へのぬけ詣りを実行することに!

さしたる金も用意することなくほぼ身一つの旅の始まり

これまでの来し方を振り返りー今後の人生へ思い至っていくこととなるのだが

その道中 人助けをしたり おしゃま連なる娘達に苦い目に遭わせられ しっかりお返しをしたり


昔の恋への決着をつけようとする者
想う男を見つける者

少し人に対しての優しさとゆとりを取りもどす者

まっすぐで根はやさしい女性達
足りないところは互いに補い合える関係

燻ってしまっていた人生を見つめ直し 自分の輝きを取りもどす

NHKのドラマでは
お以乃をともさかりえさん
お蝶を田中麗奈さん
お志花を佐藤江梨子さんが演じております

小説「昭和元禄落語心中」 (講談社文庫)

2018-11-20 22:43:34 | 本と雑誌
小説 昭和元禄落語心中 (講談社文庫)
東 芙美子,羽原 大介
講談社










原作 雲田はるこ

脚本 羽原大介

ノベライズ化 東芙美子

ドラマを原案として執筆された小説です


足を怪我し日舞が続けられなくなり 落語家の七代目・有楽亭八雲に預けられた少年
それは昭和11年夏のことだった
同じ日 もう一人の少年も七代目への弟子入りを願った
助六の名前が書かれた扇子を持つ少年

陰と陽まったく正反対の性格の・・・・ 二人は兄弟のように育つのだ


何事も落語の為に そんな思いで生きる菊比古
豪放磊落 自由人な助六

助六は八代目・八雲になることを願い

だが七代目は菊比古をこそ八代目にと思い

七代目にはかつて助六と名乗っていた人物に対する拘りがありー

ねじれていくものは くるりくるり ねじきれて

菊比古が何より大切に思う存在の助六の死を招く


助六の娘の小夏を育てる菊比古


両親の死の真相を教えられない小夏は思いをこじらせ 八代目・八雲となった菊比古を恨み


八雲が熱意にほだされとった弟子の青年により 八雲の魂の孤独も小夏のねじれも解消されていく


そうして落語も続いていくのだ