夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

小川糸(おがわ いと)著「ライオンのおやつ」 (ポプラ文庫)

2023-02-25 18:50:54 | 本と雑誌

 

余命を宣告された雫が選んだホスピスは瀬戸内の島にある「ライオンの家」

ここでは自分が好きな名前を名乗り 自由にしていいのだと ライオンの家の代表のマドンナは言った

 

父親代わりに育ててくれたおじが結婚してからは 独りで生きてきた雫

どうして自分は治らない病気になってしまったのか

苦しい治療も治ると信じて 病気に勝てると思って続けてきたのにー

怒り 悲しみ 悲鳴をあげる心

どうして私がー

 

マドンナ始め ホスピスに関わる人々 そして亡くなった女性の犬の六花の存在が 雫の心を癒し

訪れる死を迎えさせていく

ライオンの家では食べたいおやつをリクエストできる

 

雫はリクエストするおやつを 長く決められずにいた

ホスピスで死を迎えていく人

それぞれの食べたいおやつへの思い入れ 思い出

 

生まれてきた以上 死は必ず訪れる

余命宣告されて期限が分かってしまった人生と どう向き合えばいいのか

 

静かに優しく物語は終ります

 

 

 

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やっと入ったお店

2023-02-24 18:41:22 | 子供のこと身辺雑記

親というモノは馬鹿なもので

子供が「あのお店入ってみたい」と言ってタイミング合わず 臨時休業だったり 開店時間と仲良く(笑)できなかったりして

入れないことが重なると・・・・・

何か やらないといけない宿題をしていないようで こう心の負担(爆)になる

 

それで子供へのサプライズみたいに 子供が期待していない時に連れて行こうと お店の開店時間を考えて

あとはその時間に合うタイミングの外出用事待ち

子供が行きたがっていたお店は 京見橋東側にある「唐々亭」さん

開店は午後5時から

(私の用事はたいてい夕方までに終わるので いつもは看板だけ横目に見て お店の前を車で通過するばかりでした)

20番まである辛さがリクエストできるお鍋がありまして

初めてなので用心して3番でお願いして しめには雑炊で

 

 

焼き肉も色々あってね

テーブル席と座敷席あり

 

初めてなのでーと注文の仕方をお店の方に相談すると 人当たりよく柔らかに教えて下さいます

ーよし!今度 娘が戻ってきたら 一緒に行きたいと思うお店が一軒増えました♪

 

取り敢えず子供が行きたがっていたお店に連れていけて 溜まっていた宿題を片付けたみたく ほっとしております

子供も喜んでくれたし

 

 

 

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中山七里著「騒がしい楽園」 (朝日文庫)

2023-02-24 14:04:42 | 本と雑誌

 

 

若葉幼稚園に赴任した舞子

以前の職場で一緒だった池波と共に遭遇する厄介事の数々はー

母親同士の不和 いさかい

入園待機児童の母親からの無理な申し入れ

 

面倒ごとは職員に振る園長

幼稚園の池に入れられた毒物で生き物が死ぬ

投げ入れられた蛇の死骸

殺された黒猫

飼われていたアヒルが惨殺される

 

やがて園児までが殺された

 

動機は何なのか

犯人の目的は

ただ園への嫌がらせなのか

それともー

 

迂闊にも犯人が漏らした言葉から 人殺しの正体に気付いた池波と舞子

彼らは犯人へ罠を仕掛けた・・・・・

 

解説は書評家の藤田香織さん

 

 

 

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萩尾望都(はぎお もと)作「ポーの一族 青のパンドラ」 (小学館)

2023-02-22 16:26:28 | 本と雑誌

 

最初の「ポーの一族」が雑誌に掲載された頃 私はまだ少女だった

永遠の時を生きるバンパネラの物語は普段少女漫画を読まない男子生徒にも人気だった

 

それから随分長い年月が過ぎて

宝塚歌劇団によって舞台化されて花組にて上演された

かつての作品は再愛の妹のメリーベルを喪い 両親代わりとして暮らしていたポーツネル男爵夫妻も消えて

たった一人になったエドガーが 「君もおいでよ 一人ではさみしすぎる」とアランを仲間に加えて

共に旅を続けていたのにーそのアランが火事で・・・・・というところで終わっていた

だからアランも消えて エドガーはたった独りになってしまったかと 当時は思っていた

とびとびの作品掲載はあったけれど

実に最初の作品から半世紀ばかし経って またあらたな物語が紡がれていることになる

当然 絵柄も変わっている タッチも

たとえ同じ作者の手による作品でも

もうエドガーの顔はシリーズ最初の頃のエドガーの貌ではない

それは仕方のないことだけれど

かっての「ポーの一族」を繰り返し読んだ人間としては寂しい

だから もう ほぼ別物と思って読んでいる

 

まあ 私の思い入れはここまでにして

 

これは エドガーがアランを取り戻そうとする物語

あるモノの力を使って

そこに様々な存在が絡む

バンパネラ

彼らは何処から来たのか

 

 

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塔山郁著「薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理」 (宝島社文庫)

2023-02-22 16:10:40 | 本と雑誌

 

 

「毒消し山荘の奇妙な事件」

「うつ双つの顔」

「カンナビス・クライシス」

 

どうめき薬局の薬剤師の毒島と刑部と一緒に旅行に出かけた水尾爽太

デジタル・デトックスとリラクゼーション体験のできる宿

けれど この山荘はどうも何かおかしくてー

 

破談になった馬場の様子がおかしい

案じる水尾

ホテルには長期滞在予定の手のかかる客がいて 

夫と喧嘩して飛び出してきた女性ー

 

 

水尾たちが宿泊した山荘では違法なことが行われており 経営者夫婦は逮捕されたが

逃亡中の従業員がいて・・・・・

毒島にも水尾にも嫌なことが起きている

原因を探るべく行動を起こす水尾

 

どうめき薬局の社長の奥さんも登場

 

 

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塔山郁著「病は気から、死は薬から 薬剤師・毒島花織の名推理」 (宝島社文庫)

2023-02-22 15:53:48 | 本と雑誌

 

 

「私は誰、ここはどこ?」

「サプリメントと漢方薬」

「秘密の花園」

 

水尾の勤務するホテルに大金を持った老女が宿泊

ところが彼女は自分の帰る家がわからないー

しかも所持品の中には薬もー

観察したところ 彼女が持っているものは自身の所持品とも思えず

まずは何処の誰かから捜すことに

 

水尾が想いを寄せる薬剤師の毒島さん

彼女と同じ職場だった宇月さんが上京 就活を始める

どうもマルチ商法に取り込まれているらしい落合の母親をどうしたら その輪から抜け出させることができるのか

 

そして水尾の職場の先輩でもある馬場が婚約したという

馬場の若くて美人で資産家の婚約者の家の庭には 毒を持つ植物が多く植えられていた

果たして 彼女は!?

 

 

本の帯にも作中にもありますが 病は気からの「気」とは 気持ちではなく漢方医学の「気」のことだそうです

 

 

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西川清史著「にゃんこ四字熟語辞典」 (飛鳥新社)

2023-02-21 10:23:34 | 本と雑誌

 

 

 

 

 

 

 

四字熟語が大きな文字で記されているので 漢字が分かりやすいです

中には結構ややこしい漢字もあるので

 

四字熟語の意味と なんとなくその意味に合うかなーと思える猫さん写真がずらずらと♪

様々な仕草 表情の猫達に癒されたり笑ったり

 

気分転換にいかがですか

 

 

 

「2」も出ております

 

 

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塔山郁著「毒をもって毒を制す 薬剤師・毒島花織の名推理」 (宝島社文庫)

2023-02-21 10:06:57 | 本と雑誌

 

「ノッポちゃんとアルコール依存症」

「毒親と呼ばないで」

「見えない毒を制する」

 

神楽坂にあるホテル・ミネルヴァのフロント担当の水尾爽太は薬剤師の毒島と親しくなったことから職場の人間から相談を持ち掛けられることもあるし そこから見つかる謎についてかんがえることもある

酒乱の気味あった父親に子供が使った魔法とはー

やたらと処方箋持って薬局へ訪れる母親

彼女の抱える苦悩に毒島は気付いてて・・・・・

ホテルに勤務する一部の人たちの感染 発病

共通点を考える水尾

 

中国武漢発謎病の為にホテルの客も周辺の店の客を減って 閉店せざるを得なかったところもある

感染への不安

そうした中で感染したかもしれないーとなり 隔離生活中の水尾は 発病した人間の接点を考えてー

毒島の洞察により おおよその原因が分かり 病名も分かった

 

知識は力だなーなどと読みながら感じるシリーズでもあります

薬は正しく大切に服用せねばーとも

 

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塔山郁著「薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理」 (宝島社文庫)

2023-02-20 10:14:37 | 本と雑誌

 

ホテルのフロント係の水尾爽太は処方された水虫の薬に効果が無く 更に悪化したように感じることを相談すると誤診で在る可能性も示唆され 教えられた病院にて検査結果 最初の病院の診察がいい加減なものだったと分かる

同じ薬剤師が居合わせた店での言動も印象的で 水尾はこの薬事脚の毒島に興味をひかれる

その深い知識 薬剤師としての仕事への熱意とプライド

 

「笑わない薬剤師の健康診断」

「お節介な薬剤師の受診勧奨」

「不安な薬剤師の処方解析」

「怒れる薬剤師の疑義照会」

 

水尾の親戚が後妻業のような女からの被害にあうところであったことが分かる

水尾の妹がインチキな痩せ薬に手を出そうとしているらしくって

 

不誠実な営業をしている院長をどうやって懲らしめるべきか

 

そして水尾が毒島について気付いた彼女の事情・・・・・

家族の問題は難しいけれど

 

 

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塔山郁著「甲の薬は乙の毒 薬剤師・毒島花織の名推理」 (宝島社文庫)

2023-02-20 09:52:41 | 本と雑誌

 

ホテルのフロント係の水尾爽太は ひょんなことから知り合った薬剤師の毒島に想いを寄せている

 

 

しかしまあ 恋愛はドラマのようには進まない

「薬も過ぎれば毒となる」ーで少し近づいた水尾と毒島の距離

恋以前のやや親しい関係は 信頼できる人ーには進んでいるけれど

 

「知識と薬は使いよう」

「薬は嘘をつかない」

「薬剤師は末病を治す」

「毒をもって毒を制す」

どうめき薬局の毒島の職場仲間の女性たちもそれぞれ魅力的

水尾と同じ職場の先輩の馬場も練れたお人柄

今回も毒島が薬に関する深い知識と洞察力で 明かす謎

防ぐ事件

水尾の職場の女性が 許しがたい犯罪被害に遭うことも 自ら差出す形でー

 

無鉄砲ともいえる毒島の行動が 相手への信頼 傍に居るからの安心感からだと 

しかし きっと毒島も水尾も気付いてはいない

 

何故なら 二人とも 自分のことには果てしなく鈍いから

 

そして シリーズは続いていく

 

 

 

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日々はただただ過ぎていく

2023-02-18 19:24:36 | 子供のこと身辺雑記

金曜日 午前6時から8時まで粗大ごみ当番

幸い快晴 震え上がるほどの寒さでもなく無事終了

 

当番モノって無事に終ればほっとします

責任は果たせたぜーって

 

四月からは隣保の班長さんーまた一年間 ミスないように努めなくては

2月も残りわずかになってきました

日々過ぎるのが本当に早いです

 

子供が家に居る時のお昼ご飯

 

 

炊き込みご飯

時々 鍋で炊いて遊びます

具は牛蒡・人参・蒲鉾・舞茸・インゲン・鶏肉

 

月が変れば 今度は雛祭り

行事を追ううちに日々過ぎていくような気もします

 

 

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平野啓一郎著「ある男」 (文春文庫)

2023-02-15 20:31:39 | 本と雑誌

 

難病の子供が亡くなり夫との離婚を選び上の息子を連れて故郷へ戻り 実家の文房具店で働く里枝

彼女は店に来るようになった男と結婚 娘も生まれる

しかし林業に従事していた夫は事故で呆気なく死んでしまった

夫の実家に連絡取ると 訪れた夫の兄は これは弟ではない 別人だ―と言った

 

離婚の時に力になってくれた弁護士の城戸に相談する

死んだ夫は本当は何者であったのか

そして夫が名前を使っていた人間は何処にいるのか

 

城戸は本当の名前が分からない男を捜すうちに・・・別人として生きた男の物語をたぐるうちに

妻との不和 そして在日三世である自身についての様々にも思い至るようになる

 

軽く読める物語ではない

重い・・・

嫌な人間も随分と登場する

 

不穏な問題をのこしたまま・・・物語は終わってしまったようにも感じる

映画化もされております

 

 

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横関大(よこぜき だい)著「帰ってきたK2 池袋署刑事課 神崎・黒木」 (講談社文庫)

2023-02-14 21:27:02 | 本と雑誌

 

 

ストーカー被害にあっているかもしれないーと警察に相談した矢部結衣(やべ ゆい)は隣室から聞こえる子供の泣き声が気になり 面識のできた刑事に連絡する

子供の母親は殺されていた・・・・・

 

黒木に思うところのある若田部により この捜査から外されてしまう神崎と黒木

だが池袋署には次から次へと片付けなければいけない事件が起きていてー

生真面目な神崎

いっぷう変わったー型破りといってもいいけれどー事件との取り組み方をする黒木

二人は起きる事件を一つ一つ片づけつつも 殺された母親の過去へと視点を動かし ついに真相にたどり着く

 

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天野頌子著「四十九夜のキセキ」 (光文社文庫)

2023-02-08 09:21:54 | 本と雑誌

 

まずは本の裏表紙にある内容紹介文から

ー「同じ本だ」

吉祥寺の図書館で働く里帆(りほ)は ブックカフェで素敵な声の男性からささやかれる

偶然 二人は同じ翻訳小説を手にしてたのだ

だが親しくなり始めてすぐ 彼がとんでもないことを言いだした

ー僕 もう死んでいるんです

自分は幽霊で 一緒に漫画を描いていた親友に憑依しているというのだが・・・・・

不思議で切なくて温かい 期限つきの恋の物語ー

 

 

 

雨宿りの為に入った店で相席した男性は甘やかな声の持ち主

けれど彼は既に交通事故で死んだ身の上だった

何故か一緒に仕事をしていた友人が眠っている間は その身体を借りて 事故による急な「死」だったので

終活中ーあれこれ片付けているらしい

彼の気懸かりは 一緒に仕事(漫画家さん)していた親友が 人気連載作品の続きを描けずにいること

里帆は死んだ男を想うようになり・・・・・

 

生きている間は 想うだけでただ見ていた

そんな男

生きている間にはできなかった

 

 

昔ね こんなドラマがありました

主演は藤田まことさんだったかな

死んだ奥さん役が若尾文子さんだったかしら

うろ覚えで申し訳ないですがー

死んでから四十九日は住んでいた家の屋根に魂が居られる

そんな設定のドラマだったように記憶しております

両親が観ておりました

 

本のタイトルの四十九ー法事の四十九日がすぐに連想されます

そして「キセキ」

片仮名にしたところが 普通ならまず「奇跡」の字を当てて考えますが

この場合は むしろ「軌跡」なのかなーと思ったり

幽霊さんと里帆との・・・・・

 

意地悪な 心の汚れた人は出てまいりません

登場人物 それぞれの人生 物語を知りたくなるような

 

 

著者自身のあとがきでの作品への触れ方も愉しくて

 

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おかずから

2023-02-08 09:06:08 | 子供のこと身辺雑記

近場にワンタンメンのある店があんまし無くて 食べたさが募ると時々自分で雲呑から作る

子供時代に食べたデパートの家族食堂のワンタンメン

あの懐かしい味を思い出しながら

 

胡瓜・リンゴ・生ハムのサラダ

 

料理本を真似て作ったおかず「とんぺい焼き」とありました

キャベツとハムを炒めて塩胡椒で味付け

それを焼いた卵に乗せて包む

玉子には水溶き片栗粉を混ぜてから焼きます

ソースとマヨネーズに青のりなどかけて

(いわば卵のお好み焼風)

 

小鉢は牛蒡・人参・さつまいもを炒め煮したもの

味付けはきんぴらごぼうふうで

(砂糖・酒・味醂・醤油・パックの鰹節・すり胡麻など入れて甘辛く)

在り合わせ野菜の炒め煮 時々作ります

在り合わせなので入る野菜は その都度変わります

これにひき肉やばら肉など加えることも

 

 

いりこと鰹節の出汁で大根と葱のお味噌汁

 

 

こちらはモツ鍋

我流なので 入れる野菜も適当(キャベツ・玉葱・ニラ)

ホルモンは焼肉のタレに漬けておいて使用

鰹節のだしで醤油・酒・味醂・いりごま・すりおろしたニンニク・赤トウガラシ(市販品の輪切りしてあるのが便利)

ーと かなり適当な味付け

 

 

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