夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

修理は修理を呼ぶ・・・のだろうか・・;

2019-08-31 15:23:33 | 子供のこと身辺雑記
ある朝・・・洗面所でシャワーのような水音がする
洗面台の引き出し 引っこ抜いたらー
中がびしょびしょ
洗面台についている水栓を閉めて この洗面台をいれてもらった電気店に電話

調べにきてくれて 部品交換にー

8年前の商品なので 今ついている部品と同じものはない
洗面台に合う部品を入れていただくこととなり

その時に家の水道の元栓を閉めたのですがー
業者さんいわく 水道をつかっていないのにメーターのぶれが止まらないから どこかで水道が漏れている

日を改めてチェックと修理に来て下さることになり
それが昨日

でも業者さん その前の工事ーよそのお仕事が時間がかかり
一日延期で今日のお約束に


昨日は車屋さんも修理ができた車を届けて下さるはずだったのですがー
それも延期で 今朝やっと 車が戻ってきました

久々乗って 「うん そうそうこの感じ 」
ってね 古くてもやっぱり自分の車がいいです♪

代車で新しい車を貸していただいて有難かったのですが



話は戻って 水道の業者さん 
異常個所ないかとチェックして下さったのですが 見つからず

また もっとややこしい検査をして下さるそうです
簡単に分かる場所ならよかったのですが

地面を掘るとか床を剥ぐとかになったら・・・・

そんなことになりませんように


鯖の味噌煮
鯖を焼いてから 作っておいた味噌ダレに入れて少し煮るだけ




冬瓜と豚つくねの煮たの だしには片栗粉で少しとろみをつけてあります
すりおろした生姜入り




鰹節のだしに味醂・酒・うすくち醤油・砂糖で味付けし煮た厚揚げ 枝豆とむき海老を加えた出汁あんをかけます


本谷有希子(もとや ゆきこ)著「異類婚姻譚」(講談社文庫)

2019-08-29 19:41:01 | 本と雑誌
異類婚姻譚 (講談社文庫)
本谷 有希子
講談社



「異類婚姻譚」夫婦の顔が似て来る 見分けがつかなくなる  夫の顔の配置が崩れる  そんな夫に自分が似てきている?!
家中で阻喪をするようになった猫を山に離す(捨てる)という友人

妻は思いつく 夫も山へ捨ててみたらどうだろう
山で夫は植物になり毎年 花を咲かせる




「トモ子のバウムウーヘン」この日常は自分が思い込んでいるのとは違うのではー
子供達の為にバウムクーヘンを焼いている途中で・・・だんだん不安にかられる


「(犬たち)」犬に注意するようにー犬好きの女にかけられた言葉
その街ではかつて多くの人がいなくなり それに犬がからんでいたようだという漠然といた話

犬達に埋もれるように眠るのが好きな女はーいつか同じ犬になるのだろうか



「藁の夫」
文句を言う夫の藁の体から零れ落ちる楽器たち
妻は 夫の藁に火をつけたらどうなるか夢想する



手抜き感想

2019-08-28 19:34:58 | 映画
録画している映画が溜まってて 録画してすぐに観ないと どんどん観ないままー
で時々 反省して・・・観る

溜まっている映画を見て どういう趣味だ?!自分ーと思うことも

で大雑把に簡単に

「猛獣大脱走」(1983年イタリア映画)
確か 昔観た こういうの流行った時期があったと思って録画かけたもの

ジャーマンシェパードが水を飲んでいる

盲導犬が下水を気にしている

動物園では新型の檻の開閉がスムーズでなかったりする

夜になり盲導犬を連れて散歩する男性 
犬の様子がいつもと違う 落ち着かない

盲目らしい男性が去ったあと気にする車の中にいる女性
恋人らしき男性は 眼が見えない人だから気にしなくていいーと続きに励もうとする

猫の鳴き声も気にせず 閉め切っていた自動車のドアさえ少し開けてしまう

下水から溢れて出てような大きなネズミの群れは猫を襲って食べていた

まだ空腹らしいネズミ達の前には車のドアから出ている足
開いている自動車の窓からもネズミ達は襲い掛かる

ギャアギャア喚くだけの男女 ネズミ達に食い殺される

動物園では檻が壊れて 肉食獣達が園内に溢れ 飼育員達が食い殺される

動物園を囲う柵は象達が破壊
かくして街には凶暴化した動物たちが溢れる

象達は空港の柵も怖し乱入

いましも着陸しようとする旅客機の邪魔も

あれやこれやで街は停電までしてしまう

盲目の男性は部屋で音楽を聴いていたが自分の盲導犬に襲われた

強力な麻薬が水道に入っていて 動物たちはトリップ(凶暴化)

原因がわかり 停電も終わり 真っ暗だった街に灯りがついて

娘を迎えに行った母親が見たのは

汚染された水を飲み狂暴化して先生たちを殺し なおも大人を殺そうとする子供達


もっと詳しいサイトさん↓

https://eiga-watch.com/wild-beasts/

血みどろ悪趣味死体がお好きな方なら ツッコミつつ楽しめるかと
これ どう終わるんだ おい!-くらいの気持ちで開き直ってご覧ください


「溺れるナイフ」(2016年 日本映画)
ジョージ朝倉さんの描かれた少女漫画が原作

地方(和歌山県)に越した少女
写真家にモデルを依頼される

目立つ少年 長谷川 航一朗との恋

少女の美しさに目をつけた変態男
祭りの夜 少女を騙して車に乗せた変態男
異変に気付き駆け付けた少年は変態男に背後から連打され動けなくなる

少女は捜しに来た人々に救われるがー

好きな娘を護れなかった少年

少年と少女は別れてー心無い噂は消えず 高校生となった少女 望月 夏芽は友人を作る気もなく生きている
そんな夏芽の様子を気にして言葉をかけるのは 航一朗の友人でもある大友 勝利

この大友を演じる 重岡大毅さんが良かったです

続けられなかった初恋

それでもお互いはお互いのものー

航一朗役の菅田将暉さんは 火祭りでの動きに惹きつけるものがありました
夏芽役を演じる小松菜奈さんの魅力あってこその映画かなと



「デスリベンジ ラストミッション」
仕事として少女二人を誘拐し閉じこめた男
少女の一人が持っていたのは 男の腕にある刺青と同じ模様のペンダント

男の腕の模様とペンダントが呼応したのか 男は異なる場所へ招かれる

そこでは巨大な翼持ち火を吐くドラゴンが飛んでいた

この世界で男は邪悪な力持つ悪者さんを退治して 追っかけてきたドラゴンと共に自分の世界へ戻る

元々仕事の依頼人だった悪者さんとその手下と戦って 

空には男を追いかけてきたはずのドラゴンが暢気に空を飛んでいる

ドラゴンよ 男を狙っていたんじゃなかったっけ
それとも健忘症のドラゴンなのか

主役を演じているのはドミニク・パーセル
テレビドラマ『プリズン・ブレイク』にて主役のお兄ちゃんのリンカーンを演じた方です


この映画の詳しい情報あるサイトさん↓

https://ameblo.jp/eigasuki/entry-11841432364.html

https://blog.goo.ne.jp/ginmakutaitei/e/0047765d9217b8d055814123766daf37

夏川草介著「新章 神様のカルテ」 (小学館)

2019-08-26 07:29:01 | 本と雑誌
新章 神様のカルテ
夏川草介
小学館



前作から数年経ち 栗原一止と妻の間には娘の小春が生まれている

大学病院の中で様々な壁に突き当たりつつ 時にその壁をはじけ飛ばそうとする栗原

その身分は大学院生
危なっかしいながら医師として頼もしい素質を見せる後輩もできた

治療を頑張っても手を尽くしても助からない・・・亡くなってしまう患者もいる

何処で亡くなるか選びたい患者も

そんな中 同期の外科医の砂川は結婚し 結婚生活の危機を迎えていた進藤が近々妻と暮らせそうになる

大学病院からの異動も案じられた栗原は 逆に大学の中で更に責任負う立場になる

出る杭は打たれるが 心正しくあれば見ていてくれる 認めてくれている 助けてくれる人間もいるということか



2019年2月に刊行されわずか2カ月後の4月に第三刷となっている

夏川草介著「神様のカルテ3」(小学館文庫)

2019-08-25 18:07:55 | 本と雑誌
神様のカルテ3 (小学館文庫)
夏川草介
小学館



「夏祭り」
「秋時雨」
「冬銀河」
「大晦日」
「宴」

信州の街にある本庄病院に勤務して6年目の内科医・栗原一止
30歳を迎えた彼に転機がやってくる

新しく病院の内科医として現れた女医
彼女の言動に再度 医師とは何かと考えるようになる栗原

同期の外科医が大学病院に行くことになる

見つけにくい病気

それぞれの患者達とその家族

栗原の妻と信州の景色 風物

次巻からは大学病院編


ぼつぼつ暑さも少し和らぐ夜

2019-08-24 19:33:17 | 子供のこと身辺雑記
ちょっと用事で九州に出向き ついでに(笑)大好きなソフトバンクの試合も観戦してきた長男
贔屓のチームが勝ってくれて嬉しかったそうです

色々お土産を買ってきてくれました

お弁当 美味しかったです





福岡 大宰府にも足を延ばしたとかで
お約束の梅が枝餅





解凍後 オーブントースターで5分(冷凍トースト スイッチを押すだけ)で ほぼ焼き立ての味に



皮(餅)は薄いのに餡はしっかり入っていて美味しいです



他にはお粥を食べる姑のおかずになりそうなのも




博多みやげ「通りもん」





球場みやげは巨人ファンの私の為に♪



このまま 引き出しにしまっておきます



気分を変えて好きな器(星川窯さんの )でコーヒーなど





インスタントなんですけどね この器で飲むと美味しく感じるという

暑い日が続いて 冷たいもの以外欲しくない時間が続いておりましたが 不思議とお盆を過ぎると そろそろ温かな飲み物が恋しくなってきました


コンビニでも目につくのは 温かなお茶に合いそうなお菓子です










ただ彼女が観たい それだけです

2019-08-24 19:20:18 | 子供のこと身辺雑記
売り切れで買えない時もあるけれど ほぼ毎年 長男が買う24時間テレビのTシャツ



私も今年は久しぶりに最初から観ています

理由は単純





浅田真央さんが出ておられるんです

引き受けるまでは悩んだーと新聞記事にあります

でも引き受けた以上はー「やると決めれば 動じない」

インタビュー記事の最後の言葉は こう結ばれています
「将来 これがしたいという大きな目標はない 目の前のことに全力で取り組むことが一番だと思っています」

これまでも被災地を支援する様々な活動に取り組んできた彼女が 令和初の24時間テレビのヤリティーパーソナリティーを務めるのは必然だったかもしれないーとも記事にあります


この番組の宣伝を兼ねての火曜サプライズ 北海道編では自らお店の情報を集めたり 取材OKですかと交渉に出向いたり
自然な笑顔の美しさ

周囲の人間の口元にも微笑みを浮かべさせるその笑い声

今年の24時間テレビは起きていられる限り 見続けたいと思っています


横関大(よこぜき だい)著「ルパンの娘」 (講談社文庫)

2019-08-24 02:12:03 | 本と雑誌
ルパンの娘 (講談社文庫)
横関 大
講談社



公務員の桜庭和馬と図書館司書の三雲華は出会い恋をし結婚を考えるように・・・なった

互いの家族について知らぬまま

和馬の桜庭家は家族全員警察官 

華の三雲家は泥棒一族

河川敷で見つかった身元不明の死体
この殺人事件を和馬が捜査することに

華はこの死体が祖父かもしれないと思い・・・・・

互いの祖父により出逢いを仕組まれていた和馬と華

仕組むというより もしも互いの孫が結ばれたならーという夢か


刑事と泥棒

一度は別れる二人だが

被害者のものと考えられていたハンカチが 犯人のものではないかと和馬が気付きー
そのハンカチにあったイニシャルから 真犯人にたどり着く

妹の幸福を願う華の兄の渉も動き 

どちらの家族も願うのは 家族の幸せであるのだなと


現在放送中のドラマと原作は多少展開は違いますがー

ドラマ化による変更や設定もそれはそれで楽しめます


高田郁著「あきない世傳 金と銀 七 碧流篇」 (ハルキ文庫)

2019-08-22 23:31:58 | 本と雑誌
あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇 (時代小説文庫)
高田 郁
角川春樹事務所


夫と死別
女は店の主人となれぬ定めがあり 期限付きの特例を認めてもらいー大坂から江戸にも店を出すことにした幸

店の名前は五鈴屋

売っての幸せ 買うての幸せ
これまで出会ってきた人からの様々の大切な教えを胸に江戸での商いを切り開いていく幸

大坂に置いてきた妹の結も江戸に呼び寄せ

亡き夫が置いていってくれた縁が また新しい道を示してくれる


総じてこの巻は ほぼ順調で それで次巻は苦労と波乱の連続になるのではーと読んでいて不安になりました

出る釘は打たれます
何か悪い展開が待っているのでなければ良いのですが

夏川草介著「神様のカルテ 2」 (小学館文庫)

2019-08-21 22:54:37 | 本と雑誌
神様のカルテ2 (小学館文庫)
夏川 草介
小学館



型破りな解説は 作家の田中芳樹氏が書かれています

言動は時に風変わりですが 常識は大きく外さない 
そして核はゆるぎない栗原一止が主人公

作者を投影したかのように夏目漱石が好きで少し古風で持って回ったような物言いをします

同じ病院で東京で暮らしていた医大時代の友人がで働くことになった
けれどその友人の働きぶりがおかしい
栗原が知る友人らしくないのだ

そしてその友人のらしくない言動の理由が判れば

今度は病院のベテラン医師が倒れる


ベテラン医師は思いのほか 重い病気だった

妻の言葉から 敬愛するこのベテラン医師に人としてできることを思いついた栗原は周囲の人間の協力を得て
あることをする

作品の中で静かに時は流れていきます

それぞれの登場人物が持つ真心 誠実に向き合う気持ち

読みながら実に多くの事を考えさせられます


「よたばなし」-22-

2019-08-20 23:59:13 | 自作の小説
闇に消える・1


「いいから飲め! 遠慮はするな  幾らお前でも身がもたんぞ  足りなければ幾らでもやる 飲め!飲み干せ!
頼む・・・飲んでくれ・・・」



ー追想ー

彼の通う大学からは海を見渡せた
季節ごとに色を変える海
様々な船

実に平和な景色
交通量は多いのに道路が広い為か静かに感じる街並み

表通りから隠れるようにある喫茶店

建物と建物の間もゆったりしていてせせこましさがない

駅から大学までの道路は緩やかな上り坂

自身も学生である彼は同じ大学に向かう人間達の群れに紛れ込んでいるのが その集団の中にぬくぬくと埋没しているのが好きだった

駅を出てバスへ乗り換える者 思い思いの方向へ散らばる人々

繰り返される日々の中で 変化は見過ごされがちだ

三日もあれば一軒の家など取り壊されてただの平地となる
次に新しい建物が建てば もう以前に何があったかも忘れ去られていく

暢気な彼が流石におかしいと思い始めたのは 街のあちこちの建物が壊れたり 燃えたり 立ち入り禁止の文字が目に付くようになってからだ

街の中で入ってはいけない場所が日毎に増えて行った


高い塀で覆われ危険の文字が禍々しい


今日も新たな立ち入り禁止区域ができて工事中 人々は反対側の道路しか通行できなくなっている

車の片側通行よろしく人々は行儀よく並び警官の指示に従っている

一人の娘が人々の群れを離れ 道路脇に佇み徐に読書を始めた

彼は少し先を歩く娘が気になっていたので どういうつもりなのか不思議に思った

衿が高いゆったりしたワンピース
裾は長めでいかにもお嬢様のような

てっきり同じ大学の学生だろうと思い込んでいた彼は 声をかけてしまった
「おいで 遅れるよ 本なら学校に着いてから読める」


怪訝そうに彼を見た娘は 微かに口許に笑みを浮かべた
すっと彼の横に並ぶと「招いて下さって有難う 人ごみは少し苦手なんです」

少し後ろに並んで居た同じ学部の男達が「鳴海 いつ間にそんな美人とー」「狡いぞ」なんて冷やかしの声をかける

生真面目に「同じ大学ってだけだよ」と答える彼ー鳴海隆一(なるみ りゅういち)

「ごめん・・・遅刻したらーと思ったものだから 声かけてごめん」
彼は横に並んだ女性に謝った

澄んだ声で娘は答えた「いいえ・・・・有難かったです」

ほっとしたように彼は言葉を続けた
「最近 この街はおかしいね 幾ら再開発でも立ち入り禁止や通行できない場所が多すぎる」

「尋ね人の貼り紙も多いですね 集団の神隠しでもあってるのかしら」

「ああ・・・江戸時代なんかに天狗にさらわれたとかあったっていう」
日頃聞かない神隠しという言葉に彼は少し戸惑った

「気持ち悪いですね」と不安そうに娘は言ったのだった

それから校門で娘と別れた彼は 娘の名前も学部も聞かなかったことに気付く
ーこれだから 女の友人すら作れないんだー

鳴海の溜息のうちに昼となり学生食堂では 拡がる立ち入り禁止区域の話をする人間も少なくない
朝 一緒に歩いた綺麗な娘の姿は見られず ここでも鳴海は溜息をつくのだ

「溜息は 恋のうちなり いつの世も」
声に鳴海が振り向けば 同じ高校だった新聞部の桂 一郎(かつら いちろう)が立っていた

「誰の名言だよ」と鳴海が言えば 桂は人差し指で眼鏡を つんと上につつき「もちろん俺のだよ」と笑い ペットボトルのコーヒーを二本テーブルの上に置きながら 鳴海の前に座る

「おごりだ」と桂は言った

鳴海はすぐには手を伸ばさない
桂の奢りは大抵高いものにつくのだ

「この平和ボケボケしているこの国にあってだ この街は異常すぎないか 至る所 危険な立ち入り禁止区域だらけだ」

高校時代から新聞部だった桂は少ない部員の水増しに「幽霊部員でいいから 何もしなくていいから」と断り切れなかった鳴海を強制入部させた
一定人数いないと部費が出ないからだ 勿論「部」としても認めてもらえない

学園祭前には目立つ企画をと
害獣退治実体験
業者に無料のお手伝いに付き合わされて・・・危なくアライグマに噛みつかれそうになったことも鳴海はあるのだった

春の子持ちアライグマはかなり凶暴なのだ

「貴重な体験できただろ これからアライグマに遭遇しても自分で生け捕りできるぞ」

桂の奢りは身の危険を伴う
それが鳴海の実体験だ

「自由を愛する一新聞部員としては無力ながら 自由を守る為に真実を追求したい」

鳴海が桂からのこれまでの被害を思い起こすうち 桂の話は終わりに近づきつつあった

「だから共に行こう! 取材に基づいた記事こそ 真実こそ力」

「高校ン時とは違ってな 僕は新聞部員じゃない」

「これからの若者がこの国の未来を案じずにどうする もしかしたら明日はこの大学が立ち入り禁止になるかもしれないんだぞ」

「だからってどうしたいんだ」
とうとう鳴海は訊いてしまう 

「危険地域の一つに入ってみるのさ どう危険なのか知りたいじゃないか」

「好奇心は猫を殺すーって言うぞ」

「虎穴に入らざれば虎子を得ずーとも言うし」

いつもながら ああ言えばこう言う男の桂なのだった


後悔は必ず後からやってくる 後で悔やむーと書いて後悔

絶対に後悔すると思いつつー鳴海隆一(なるみ りゅういち)は桂一郎(かつら 一郎)の取材に同行する羽目になった

何が起きているのかー多少の好奇心はあった
ただの再開発か それとも何かが起きているのか

勝手に桂が部室として使っている部屋で壁に貼られた地図にはー立ち入り禁止の場所がマジックで囲われていた

「分かるだろ もう大学の近くまで拡がってきている じきに大学も呑みこまれそうだというのは ハッタリじゃない」

桂が調べてわかっただけで百名以上の人間が行方不明になっている

「弱音を吐いてもいいか」と桂は言う
「俺は恐いんだ しかし知らないでいることもまた恐ろしい」

続けて「鳴海は頼りになる だから巻き込むんだ」

ー頼りになるーらしくない桂の言葉に鳴海は負けたのだった

お昼ご飯

2019-08-20 13:31:20 | 子供のこと身辺雑記
長崎土産に頂いた乾麺









茹でた麺には 
炒め煮した具をどっさりのっけて



長崎というとー勝手なイメージで具沢山の麺(笑)と

麺ね こしがしっかりしていておいしかったです
腹持ちもよさそうです


なんてね 長男が家に居るから 一応真面目に作ったお昼ご飯

ところでね 「おいるごはん」とミス打ちしてたらしくって 気付かず変換したら「老いるご飯」

食べたら「老いる」
老化が進むご飯
もしもあったら・・・・
な~~~んて恐ろしいんだ・爆

心落ち着かず料理する^^;

2019-08-18 09:26:40 | 子供のこと身辺雑記
夏の頂き物の豚丼セット



いっぱい入っていたので♪
そのまま豚丼だけで食べるのも芸がない気がして^^;

肉で巻ける大きさのお団子おにぎり作っておいて

肉で巻いて爪楊枝で止めて焼く



途中で付いているタレかけてー



簡単肉巻きおにぎりに




とうもろこし まずは蒸し器で蒸して フライパンにバター入れて焼いて 醤油・味醂・酒・砂糖のタレをかけてからめる


甲子園 高校野球もベストエイト

TV観戦でも身を入れて応援してると結構疲れます

この暑い中で試合している選手たち
球場で応援の方々

凄いな~と

体調を崩す方が出ませんように

田中啓文著「ジョン万次郎の失くしもの  浮世奉行と三悪人」 (集英社文庫)

2019-08-17 22:37:16 | 本と雑誌
ジョン万次郎の失くしもの 浮世奉行と三悪人 (集英社文庫)
田中 啓文
集英社



幕末の大坂
まだ若い男が横町奉行に選ばれてしまう
竹光作りの名人雀丸

町人同士のもめごとなどの解決に智恵を使う
儲けなどない

雀丸にはグルメでお酒も大好きな祖母が居て 

欲もなく静かに生きていたいだけの雀丸に 今日も厄介ごとが持ち込まれる

「海老尻家路の巻」
「ジョン万次郎の失くしものの巻」
「長崎ぶらぶら武士の巻」

英語を教える稽古屋ができて 雀丸が想うお園も通っている
ところがその稽古屋に通う人間がお園をかどわかし

その一味は物騒なことを考えているらしくって

お園を守る為にも動く雀丸に お園の父も態度を和らげて


雀丸がある問題解決に遠出をするとなった時には
お園の父も雀丸に同行する

ジョン万次郎が盗まれたとする品を雀丸は見つけることができるのか



ジョン万次郎からみの謎をめでたく解いた雀丸
その竹光作りの腕は薩摩の島津斉彬にも知られて

知らない間に竹光作りの腕を悪用されそうになっていた雀丸

祖母の病気を治せる医師を捜して長崎へ向かう雀丸


何処か暢気でユーモラスな常連登場人物たち

絶体絶命の場でも 緊迫感なき人間達
その余裕・・・おおらかさ

大笑いまではいかないけれど 読みながらくすりと笑える本です



色々頑張る本屋さん

2019-08-17 09:07:05 | 子供のこと身辺雑記
時々寄る個人の本屋さんへ入ると 何やらばたばたしている
店内で本の置き場のお引越しをしているよう

その本屋さんは半分で本を 半分で文房具や雑貨を売っている

その雑貨を置いている場所で公文の教室をあらたに始めることにしたらしく
三日間ばかしお休みになるとか

そのお休みの間にいつも買っている2種類の雑誌の発売日が来るのだけれど
雑誌は発売日に買いたい方だけれど

お店の方が申し訳なさそうに仰る
「いつも買われている雑誌の発売日にかかってすみません ご迷惑をおかけします」と

自宅から姑の家の行き帰りの中間あたりにあって便利な本屋さん
仕方ない
お店の改装済んで開店してから 買いにいきましょう


個人の本屋さんは 色々と経営が大変らしくって
閉めずにいてくれるだけで有難いです

本屋さん 大型書店とは違うあったかな有難みもあるもので
気軽に取り寄せてもいただけるし


本が好きだから 経営を続けている本屋さん 頑張れーなどと 子供の頃からの本好きは思うのです










関係ないけれど お盆の間に仏壇にお供えしたの

ぶっかけ素麺
西瓜
炊き込みご飯